hanaさんの映画レビュー・感想・評価

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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.3

大塚明夫ナレーション版にて鑑賞。

傑作と呼ばれるものは、どんどん観ていくべきであるなと改めて思う気持ち。写真の連なり、映像、声。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

エヴァであり、マリアであり、母であり、娘であり。
この作品の根底には、フェミニズムというテーマが紛うことなく存在しているけれど、女も男も動物も結局すべては等しくpoor thingsなのだと見る神の視
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.1

ジムで運動しながら観た。
キャスティングが結構うまくハマってた印象。

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.2

ロマコメあるあるに関する記事を読み、ロマコメが観たくなったので鑑賞。(あるあるの代表例「主人公の親友ポジションのゲイ」もかなりサラッとながら登場していたのを観測。)
ジェイクギレンホールを若干贔屓にし
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.4

内容忘れかけレビュー。
集団の輪を乱すキャラが出てくると大抵イラッとしてしまう笑
Call me by your name のオリヴァー役の俳優が出てた。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

新しいような、やり尽くされているような、でもやっぱり新感覚な感じがする、演出たち。なんだこの感じ。かなり自由な感性で演出しているのを感じる。
おかげで久しぶりに飽きずに邦画一本観れた。

見ててこっち
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

おもしろいと思って観てる映画でも、鑑賞中についフワ〜と意識が飛んでいってどうでもいい考えごとをしちゃうクセがあるのだけど、タランティーノ映画はほんとにそれがない。ずっと画面に惹きつけられる。こんな早く>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

アニャがひたすらかわいくチャーミングだった記憶。
映像の見せ方やスクリプトの随所にブラックスワンを感じた。公式にオマージュと言及されていたりするのだろうか?
本作を観たあとブラックスワンを観直したくな
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.3

浮遊感、ゆらぎ、愛すべき歪さ。色彩、湿度、都市のざわめき。全部がぜんぶ好きすぎる映画。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

白黒だけどなんだか画面の質感が明るくてよかったなあ。光の使い方かな。

震えるような“…Because it’s biological…”がかわいすぎておもしろすぎてツボってしまい直後のシリアスなシー
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.4

ジョン・ウィックが強いことが最初から確定しているので何かと話が早い。
出てくる敵をどんどん頭狙ってぶっ潰していくため、個人的には限りなくゾンビゲームに近い楽しみ方ができてよかった。

アメリカ映画を観
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.4

男女逆転の作中で「男って〜」「女だから〜」等と語られるセリフのニュアンスが毎度すぐに理解できなくて、でも男女入れ替えて想像しなおしてみると「ああそういう趣旨ね」とすんなり理解できて…というのを繰り返し>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.3

ルディがマルコに特別な繋がりを感じるまでの描写が、個人的には少し急な展開に感じた。(実話原作というのもあるし、直感的に他者に強い思いを抱くというルディらしさでもあるし、そこまで違和感があったわけではな>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.1

小中学生のころ、一部のカルチャー/ファッション界隈でなんだかとても象徴的な扱われ方をされていた記憶のある映画。
(少女たちの自殺というセンセーショナルなテーマ、ヴァージンという言葉の響き、レトロで少女
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.3

シルヴァン・ショメ初の実写映画ということで観てみたかった映画。
わざと平面的に画づくりをしたようなカットや、独特のブラックさを感じるユーモアセンス、地味にいつまでも耳に残る劇中音楽など、シルヴァン・シ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

伝えたいメッセージを伝えるために必要なものだけが丁寧に紡がれており、非常によかった。

大学生のころ、ディスアビリティに関する授業でろう者の方から講義を受けた際、ろう者の人たちは自分たちの「ろう文化」
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.3

この映画の中では「寝起きする場所としての家」の描写がひとつのフレームとして機能していて、
主人公があれやこれやと人生の色んな波に飲まれてもがいていく中で、
新しい波に出くわすたび、色んな「家」に拠点を
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.5

当事者性を持った役者が演じることで生まれてくる熱量を、しっかり感じる作品だった

渡辺真起子、性に明るくあっけらかんとしたアネゴ的女性を演じるのが本当によくハマるなあ(愛のむきだしを思い出しながら)

ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

観客に認知症を疑似体験させつつ、「本当はこういうことなんだな」と現実の世界線を理解させるヒントも適度に散りばめた脚本・演出が巧い。そこにアンソニーホプキンスの演技力。最後のシーンの演技を思い出すだけで>>続きを読む

ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

3.3

“Love people and use things, because the opposite never works.”
自分の中の気づきに繋がる言葉、作中にいくつかあったけど、これがいちばんシ
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.3

社会の変化に合わせて法律もアップデートが必要。当然のことだけど改めて思わされたこと。

ただ、最終的にドナーを使った人工授精が州法で禁じられたというのは、果たして皆が望んだゴールだったのかな。対症療法
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.3

人はみな、自分自身を正当化するために生きてるようなところがあるよね。
それ自体が悪いこととは思わないけど、それが理由で他人の生き方まで決めてしまうような振る舞いは許されないね。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

ストーリー展開自体は読めるのに、それが全く嫌じゃなくて、全てのカットが最高の画で、ずっと釘付け。ワクワクさせられっぱなし。

最後、ゼンデイヤに導かれる砂漠のシーン、これから主人公を待ち受けているであ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

晴れてタランティーノファンになったので当然ながら観た。

タランティーノのせいでクリストフ・ヴァルツのファンにもなってしまった。狂ったシリアスネス、みたいな役がめちゃハマる。堪能な語学を生かした役が多
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

タランティーノ映画めちゃすきって気づいちゃったね!

ストーリーラインとかっていうより、「タランティーノこれやりたかったんやな〜」って感じるシーンやら演出やらの「やりたさ」そのものがすごく好きだな〜。
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ザクロが遠吠えする頃(2021年製作の映画)

3.6

東京国際映画祭2021

一番最後、実際のニュース映像が流れたとき、しんと心臓が冷たくなる思いがして、
逆説的だけど「どこか他人事のまま観ちゃってたんだな」と気付かされた。自分たちの世界で起きてること
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.3

教育は大事だけど
家だけでも、学校だけでも、本の中の世界だけでも、すべては学べないね

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

終始、奇妙で鮮やかな映像に興味をそそられつつ、呆気にも取られつつ、2時間超。
フォークホラーというジャンルがあることを今回はじめて知った。
世界観のボタニカルな感じと性的な要素とで、なんとなくヴォイニ
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.1

実は初タランティーノ映画!
酪農一家のシーンやら地下酒場のシーンやらの緊張感があってこその、後半のユーモア炸裂だなあ。大笑いしながら観た映画久しぶりかも。
Jew hunterがキャラクターも演技も全
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

スカーレット・ヨハンソンの役よかったなあ
意志のあるひとの役がよく似合う俳優だなあと最近おもう

作品と関係ないけど、観賞後、例の如く「外国語という設定の英語」問題が気になりすぎた

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.4

じぶんが男が好きとか、女が好きとか、どっちも好きとか、そもそもいま誰が好きかすら、よく分かんなくたって普通だよね。曖昧なことだってあるよね。って感じの描き方がよかったな

コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

3.2

ファウンドフッテージモノ、観るの初めてかも
ふつうに怖くて、高い声で「ヤァネェ〜」と繰り返し言うことで鑑賞後の怖さを紛らわした