はひにしさんの映画レビュー・感想・評価

はひにし

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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

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ホラー表現で物語の不穏さをずっと醸し出した先の着地点
鑑賞後様々な思いが張り巡らされる
自分自身がその行動に達したのか、はたまた誰かがそう仕向けたのか、それともこれは幻想だったのか。
見方によっては悲
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ほつれる(2023年製作の映画)

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今年公開作品の中でベスト

ファーストシーンで引き込まれる巧みな演出
画に映らない男性からハッキリと表情まで伝わる男性へと説明もなく映るカットでただならぬ関係性だなと伝わってくる

この序盤でロマンス
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ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

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どこまで行っても先に見えるものは暗闇なごとく重い、凄まじく重たい。

色々な風呂敷が広がっていってもそこがおざなりになる事なく綺麗に畳まれていた

人の命を金で計るあの男性達。
何も反省をしない男性達
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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自分の中で人生ベストに入る大切で大好きな作品

5時間超えの作品だけどもこの物語を永遠に見ていたい、この4人をずっと見続けていたい、終わらないで欲しいと思ってしまうぐらい体感としてはあっという間に終わ
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PASSION(2008年製作の映画)

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暴力についての講義シーンで心が奪われて、そこから駆け抜けるように男女6人が空回りしていくのが堪らなく心地が良い
冒頭の食事シーン、あの役者ごとに表情捉えているだけで心が引き込まれていったしこの作品何か
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まなみ100%(2023年製作の映画)

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先行上映にて
監督、キャストトークショーを聞いて良かった
そして何より監督のお言葉聞いて戦慄を覚えるぐらい深く心に刻まれる作品になってしまった
この次に撮る作品が今から凄く楽しみでもあり、怖い

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

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この短い時間に綺麗にまとめた演出と脚本がお見事!!
舞台をやっているからこそのあの上手い空間の使い方、ややこしいはずなのにわかりやすい描写。
やっぱりヨーロッパ企画は素晴らしい!

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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苦しい
痛みを吐き出すことも出来ず抱え込む主人公
そんな主人公のたどり着く末のあの表情は素晴らしく心に響いた

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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3時間、怒涛の展開
全く飽きない、そしてあっという間の3時間
哀しい愛の物語でもありあれが幸せでもあるのかなと。
役者さん自身に重ねてしまう素晴らしい力作

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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素晴らしい群像劇、素晴らしい脚本
会話劇が全く退屈にならずに凄く心地が良い
男性キャラクターのクズっぷりと女性の力強さが凄く良かったな

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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"それ"のゲシュタルト崩壊…
何のためにこうして、何でそこで何もしないの!?と思う場面が多数あって尻窄み感が否めない
けども2を見ないことには何も結論付けれない

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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小さい時にこんな映画があればな
そしてこんな映画にいち早く触れてればなと思ってしまうぐらいストレートに素晴らしい作品でした
人と人とが尊重し合う社会は素晴らしい

バービー(2023年製作の映画)

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文系マッチョイズムへの批判
そして無意識なマウントには自分も気をつけないと…
美術が素晴らしい

オオカミの家(2018年製作の映画)

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骨から人を作り、豚から人を作る
そして術を学ばず行き着く先は元に戻る
搾取は恐怖そのもの

ジュリア(s)(2022年製作の映画)

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あの時こうだったら…
を見事にそして違和感なく描ききり、そして演じ切った見事な秀作
どうしてたら幸せだったのか
どうすれば納得してたのか

人生において選択は大事だと思うけどもその選択を信じで生き抜く
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

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80年代のヒリヒリした時代感にあの家族、あのマンションだけに感じられる優しさ
夜の虚しさと寂しさに光を灯す主人公の存在感
感情の揺れ動きが素晴らしくそこを彩る音楽も良き
エリック・ロメール「満月の夜」

ママボーイ(2022年製作の映画)

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初恋の甘酸っぱさ
甘酸っぱさの中の危険さ
お互いを必要とした時の心地良さが堪らない

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

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画は動かずともブレンダン・フレイザーの力量で作品自体にダイナミックさと動きをもたらしている力作
信仰とエゴ…結局人間は自分自身にすがる

TAR/ター(2022年製作の映画)

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何を語るべきか、どこを取ってどう観るか。
圧倒的な男性社会の中で生き抜き勝ち取ったTarも権力を持つ事によって自分自身も社会構造の渦に巻き込まれて身近な人々をコントロールする姿
そして権力を誇示する事
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

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もう何を取ってもクズ、最高なクズ!
鑑賞後にポスター見る度に「なんでこのシーンを…」って思ってしまう
ただ構図から演出何から何までキレッキレで最初から最後まで全く飽きさせない

小説家の映画(2022年製作の映画)

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いつも通りのホン・サンス節かと思った終盤のある展開。
映画館を出た後に最も余韻に浸り、監督の脳内と信条を感じられるかなり私的な作品であり「これは何を見せつけられてるのか…」という気持ちにもなってしまう
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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バカンスの風景と親子の距離感が素晴らしい色合いを出していた
絨毯に包まれているあの表情が本当に心にグッと刺さって思い出すだけで痛くもなり目頭が熱くなる
ここまで余白があり、観る側に委ねられながら心地も
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

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岡田将生さんのラストの表情を観れただけでもう100点満点
清原伽耶さんの演技を堪能出来ただけで映画館に足を運んだだけある
オリジナルから男女設定逆にしたのは自分的にはありでした
ラジオの使い方とrad
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マルサの女(1987年製作の映画)

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あの病みつきになる変拍子音楽と山崎努のダンス
ねちっこさと軽さの絶妙なバランス加減が今回も際立っていて最高

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

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鑑賞後のパンフ購読必須
主人公の成長が素晴らしい。
不思議な交流によって自分を見つけていく過程、心の中で響き続ける芸術性の演出に脱帽。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

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ワイルドスピード観に行ったと思ったら、「これはアベンジャーズか?」と思ったり、「007?」って思ったりはちゃめちゃなスケール感に度肝抜かされるけど、お決まりの展開もバカみたいな展開も全て含めて愛おしい>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

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ハムとうなぎとアボカド
お葬式の3日間だけでこんな面白い人間模様が観れるなんて!
伊丹十三の他の作品も観たくなった

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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誰かに話を聴いてもらう。
誰にも聴いてもらえない時、聴いて欲しくない時はぬいぐるみに聴いてもらう。
話をすることで何かが昇華される。
声に特徴がある映画でした…。
優しいからこそ全てを受け止めてしまい
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死体の人(2022年製作の映画)

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奥野さんと唐田さんの演技が本当に本当に素晴らしい
スポットライトが当たらない人にも光ある人生があって、大切な家族がいて…
あの家族愛はずるいよ、ボロボロ泣いたりクスッとなったり素晴らしい作品だったよ

Single8(2023年製作の映画)

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好きが溢れて熱中して熱中して、仲間と作品を創る楽しさ
その全てがスクリーンから伝わる熱量が凄まじい映画
そしてその青くて淡い青春物語に胸も目も更に熱くなってしまったよ

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