だいふくだるまさんの映画レビュー・感想・評価

だいふくだるま

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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

日本のアニメーション技術は確かなものがある。空の感じとかも実際のものと遜色はなく、光の入り方も美しかった。街は所々中世ヨーロッパがモチーフとなっている。

肝心のストーリーはというと、歳を取らない
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

心に残る映画でした。社会的に精神的ハンデを負っている家庭の中でもがいている人たち。本人はまともに生きたいのに、それができない。もどかしさを感じた。

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

2.5

正直けっこう消化不良に終わった。エピソードが唐突すぎる。登場人物同士の物語がうまくつながっていない。『月影現象』なるものもそこまで深く絡んでこなかったし。

”人生は偶然の一致が重なってできている。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

時代背景や設定が難しすぎて、これは正直1回見た限りだと全て理解できないなと思った。この監督の頭の中、一体どうなってるんだろう。インターステラーよりも複雑な感じだった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

以前ポスターを見て気になっていた映画。 見終わった後思ったのは、全くイメージと違う!笑 めちゃくちゃ怖い映画じゃないですか。。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

久しぶりに観た気がする。その当時はこの作品の良さを完全に理解できていなかった。

人間の欲深さが招いた「罪」。自分の私利私欲のために、人は永遠の命を求める。一方で奪う側にもそれなりの覚悟があった。
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白い馬(1952年製作の映画)

2.8

赤い風船、なんか懐かしい感じでよかった。白い馬はちょっと後半眠くなっちゃったかな。

赤い風船(1956年製作の映画)

3.2

赤い風船、なんか懐かしい感じでよかった。白い馬はちょっと後半眠くなっちゃったかな。

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.2

さて本映画は白黒映画で、基本人が直接言葉を喋ることがない。時々、紙芝居のような形でセリフが入る。劇中ではクラシック音楽が流れて、不思議と想像力が掻き立てられるのよね。

確か1時間半とかそんなもんで、
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本作品では思春期真っ盛りの七人の高校生の葛藤が描かれている。それぞれになかなか人に伝えることのできない事情を抱えていて、ある時高校の同級生が父親を殺害した出来事によって、彼らの心が揺れ動いていく。>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.3

"『羊たちの沈黙』の続編ではあるものの、前作とはちょっと志向が変わっている。 どちらかというとバイオレンスに舵を切っているし、おまけにレクター博士と主人公の関係性もよくわからなくなっている。うーん、こ>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.9

何ともドアップの女の子の顔がとても印象に残る作品。まず自分自身の生い立ち(これまた強烈)から始まり、そして次第に計算尽くされた世界観にだんだん自分自身が入り込んでいっているのがわかった。

良い映画の
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.1

記念すべき50作品。キリいいし、多分もうこれ以降寅さん作品は作られないような気がする。満男には娘がいて、でも相手は泉ではない。ごく普通の女性と結婚して子供を産んだ。これが寅さんとは違うところ。満男はわ>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(1997年製作の映画)

3.9

元々も原作との違いがいまいちよくわからなかったけれど、やっぱりこの回好きだなと思う。全てを見終わってから改めて見るとなぜか泣きたくなってしまう。

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

4.3

なんとなく山田監督はこれが最後の寅さん映画になることを覚悟していたような気がする。久しぶりにリリーが出てきて、結局いろんなヒロインがこれまで出てきたけれどやっぱり彼女だけは特別だったんだなと感じ入って>>続きを読む

男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

3.4

この回もどちらかというと、満男のエピソードが中心だった。寅さん、よくまあ出演できたなというくらい体調がこの頃すでに思わしくなかった。それを思うと、渥美清はこの映画に文字通り命を削って臨んでいたのだなと>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993年製作の映画)

3.5

この映画を見る限り、確実に満男は寅さんと同じ道を歩んでいると思わざるを得ない。小豆島というなかなかに特殊な環境で東京から来た男の子に恋する女の子。なんだかな、と思ってしまう。

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.8

なんか良かった。見終わった後に前向きになれる映画だった。

空に住む(2020年製作の映画)

2.0

正直、すこぶる退屈な映画だった。 なんだろう、時々出てくるモチーフたちも全く意味をなしていない それぞれの登場人物に対しても全く感情移入できん。多部未華子ってなかなか良い役者だと思うんだけどな。時戸森>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

殺人罪で長いこと服役し、ようやく出所した三上。 一度レールを踏み外した人間に対してこの世界はとても生きづらい。

出てきた当初はなんとかこの世界に馴染もうとする三上だったが、真っ直ぐすぎる彼は気がつけ
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

最後はハッピーエントというわけではなく、至極現実的な終わり方でそこが良かった。

三十九夜(1935年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

"突然ハネイの前に現れたアナベら。彼女はイギリスのスパイ。彼女は機密組織「39階段」に暗殺される。 黒幕は地元の名士「ジョーダン教授」。通称「指のない男」。モノクロだからこそ、さまざまな演出が生きてく>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

"正直、あまり好きになれない類の映画だった。 なんでだろう。主人公のトラビスは大都会ニューヨークに住んでいて、その中で誰も自分のことを気にかけてくれないことに対して孤独を感じている。ベッツィという女性>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の青春(1992年製作の映画)

3.7

”思っているだけで何もしないんじゃあなあ。愛してないのと同じなんだよ。お前の気持ちを相手に通じさせなきゃ。愛してるんだったら態度で示せよ” ああ、泉ちゃんが寅さんのことを「おじちゃま」と呼ぶ瞬間が好き>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

3.6

前回よりも寅さんの存在感が増している作品。相変わらず満男は泉にとてもぞっこん。 今回は泉の母親が男の人を連れてきて、その状況に耐えきれなくなった和泉は家を飛び出し、鳥取へと向かう。そこで寅さんと再会す>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

3.8

だんだん寅さんの登場シーンが減っていくのが悲しい。 今回も前回に引き続き満男と泉のエピソードが中心だった。 何か二人とも初々しくて良い。泉のお父さん、本当に優しそうな感じの人なのに、妻と娘放って自分だ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

終電を逃して出会った麦と絹。 正直見るまでは下手な恋愛映画だと思っていた。 実際前半はもうできすぎているくらい境遇や価値観が似ていてすぐに意気投合する二人。「今日で会うためのチケット」というのがまた。>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

わたし自身が一番好きな場面は、ミアとヴィンセントがアメリカンダイナーで一緒に踊る場面。当時流行りのポップ・ミュージックに合わせて踊る二人の姿が、アメリカの古き良き時代を思い起こさせるような形になってい>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

映画を見るまではもっとホラーに偏っていると思ってた。

実際はそんなことなくて濃密なサスペンスという感じ。どちらかというとレクター博士が主軸のような気がする。最後クラリスがバッファローを追い詰めるシー
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男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

3.5

多分この辺りから寅さんの登場シーンが減っていく。 どちらかというと満男と泉の恋愛が中心。それにしても昔は今と違って未成年に酒を飲ませるシーンとかあってもセーフだったんだなあ(今じゃコンプラ厳しくてNG>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年製作の映画)

3.3

"寅の人生が夢みたいなもんですからなあ" なんと今回の作品では寅さんが初めて海外に行く。 竹下景子が違う役で三度目の出演である。それにしても、オーストラリアのウィーンに行くまでの流れが些か強引な気がす>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.7

元はおそらく少女漫画か何かが原作で正直あまり期待していなかったのだが、最後まで見終わってみるとさほど悪くなかった気がする。そうかチーズというのは今ヶ瀬が残して行ったタバコと灰皿だったのかな。これが仮に>>続きを読む