えんどぅーさんの映画レビュー・感想・評価

えんどぅー

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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

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( ´_ゝ`).......
↑終始こんな顔してみてた。Z級映画の代名詞。皮肉が効いてらっしゃる

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

主人公の教師が初動ミスったせいでこうなったのかなって考えてたけど違うかもしれない。雪崩のように起こる負の連鎖。
不寛容方式って初めて聞いた。校長はそれを免罪符のように使ってたけど、それが正しく機能する
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.9

怒りのデスロードに繋がる女戦士フュリオサの物語。
もっと爆発して欲しかった感は否めないけど、あれだけ濃すぎるキャラに囲まれても全く見劣りせず存在感を発揮できるアニャテイラージョイ、ほんと稀有な存在だと
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.8

コナンの劇場版は「そうはならんやろ」的展開が続いてもクライマックスにかけて「やっぱりなるかもしれない」と思わせる脳筋ムーブが毎回炸裂するから楽しい。ヘリ内乱闘はギャグとみました。
そしてお馴染みのBG
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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弟の菩薩のような優しさを無下にする兄に最後までちょっとモヤモヤした...
息子と道路を挟んで歩く描写はすごくよかった

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.7

前章の伏線を回収しつつ、地球のくそやばい終末と2人の青春(純度マシマシ)を描く後章、思ったより会話劇要素強めだった。
スケール大き過ぎて回収できるんか...?と思ったけど、うまいことそれっぽく収束した
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関心領域(2023年製作の映画)

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途中泊まりにくる妻の母親が一番印象的だった。
家を案内されてる時は「豊かね」「楽園のよう」と褒めそやし、倫理観と人間性を疑うようなヤバい会話をさらっと交わしつつも、夜、カーテン越しにも分かる業火の赤を
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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旧ソ連のカルトSF。シンプルに冗長としか感じなかった、、、でも意外と評価いいな...ハマる人にはハマるんでしょう。自分にこの世界観は合わんかった

走れない人の走り方(2023年製作の映画)

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タイトルとポスターが凄く秀逸だなと観終わってから思う。
焼きそば食べるシーンがすごく良かった

ミッシング(2024年製作の映画)

4.3

この監督はこっちの感情を掻き回して心を波立たせるのが本当に上手いな...世の中のクソな部分をずっと見せつけられるしんどさと憔悴しきった石原さとみの慟哭のダブルパンチでゴリゴリに精神削られる。
港区キラ
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瞼の転校生(2023年製作の映画)

3.8

デジタルに染まりきってない若者の友情は美しいな。中学生ってところがまたいい。
人生に爪痕を残す1ヶ月の素晴らしき営み。ラストシーンはポストカードで欲しいくらいだった

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

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天上界の天使が憧れの地上界に降りて来る。モノクロから開放された鮮やかな世界で天使ダミエルは色を覚え、コーヒーを味わう。手を擦って自身の体温を感じる。意中の人に会いに行く。

詩的で哲学的な言葉が多くて
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永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

3.7

これから傷つける/傷つけられることが分かっていながらそれでも「永遠に君を愛す」と誓うことが、2人の関係性を強めると信じて生きていくしかないのか。
永子にとって茨の道過ぎる。お互い大事なこと話してるのに
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狂った野獣(1976年製作の映画)

4.0

IQが100くらい下がった気がするわ(褒めてる

バスジャック犯はじめ、乗客もアホしかおらんせいでカオスを極めていくのオモロ過ぎるぞ。
ヒステリックオバハン、不倫教師、チンドン屋一行、説教婆、この状況
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.8

アミの「出会ってくれてありがとう」の言葉を胸にジミーは生きていく。それだけで大丈夫とも思えるしそれだけでは寂しいとも思ってしまうな。
それにしても清原果耶、これでまだ22歳なの末恐ろしい...大女優に
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.1

久しぶりに見たけどやっぱおもしろ〜
時速80キロ以下に減速すると爆発する新幹線、終点の博多までに犯人の逮捕と爆弾の解除を試みる攻防がハラハラもの。
高倉健が珍しく悪役、それも憎めない悪役で最後まで渋い
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辰巳(2023年製作の映画)

3.8

日本版『レオン』であり『息もできない』とも言える骨太ノアールだった。
キャラが皆魅力的で、特に雄二はほんまにこいつヤバいと思わせる恐怖を感じたな...例えるなら孤狼の血LEVEL2で鈴木亮平が演じた上
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.8

個性豊かな怪獣たちのドンパチを頭空っぽにして楽しむ脳筋映画だった。
やってることはヤンキープロレスそのものだけど、いちいち「お前らこういうの好きやろ」カットをぶつけてくるから嫌いになれん...そうです
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

観終わった後のこの戸惑いを一体どう消化すればいいのか分からない。
タイトルとあらすじから、善と悪の二項対立や分断への批判が込められた映画かな...と思ってたけどそんなに簡単なものじゃなかった。全く予想
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異人たち(2023年製作の映画)

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この映画のために作られた曲ですと言われても納得するくらい"Always on My Mind"が物語と一体化してて、ずっと心に残る名シーンになってた。リズミカルで明るいポップミュージックだけどどこか切>>続きを読む

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.9

圧倒的な強さと高潔な精神を持ち合わせたイップマンかっちょええ。弟子にしてくれ〜

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

鑑賞機会がほとんどないクリストファーノーランのデビュー作を劇場で観れるのありがた過ぎる。
もう初期から時系列入れ替えまくってたんですね。70分でこの密度と面白さ。やっぱり天才〜

アイアンクロー(2023年製作の映画)

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なんで4男のマイクまでプロレスの世界に引きずり込んだんかな、、、明らかに体型が細いから彼はずっと音楽をやるのかと思ってたら急に身体鍛えて試合出てて目を疑った。その辺端折ってるからマイクの悲劇が一番観て>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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自分が理解できない韓国語で寝言を言う妻が何を言ってるのか理解したくて言葉を学ぶアーサーの器の大きさと寛容さといったら

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

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サックラー家と被害者遺族がリモートで対面する場面は見応えがあった。
ナン・ゴールディンが闘い続ける理由に姉の影響が大きいのがすごくよく分かった。ただ、母親には最後どんな気持ちでカメラを向けていたんやろ

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.8

やっぱりピクサーの鮮やかな映像は劇場の大画面で観るに限る〜展開はベタだけど癒された

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

3時間ほぼ会話劇なのに観客を釘付けにさせる物語の推進力がとんでもないな。思ったことは色々あれど、まずこの題材で映画を撮ったのがノーランでよかったと思った。
彼ほどのヒットメーカーが、オスカー作品賞を獲
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

最後まで面白かった〜!全く情報入れずに観て大正解
岡田将生はこういう影があったり一筋縄ではいかないキャラが板についてきたような。めちゃくちゃよかった。評判いいのも納得です

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

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マイケル・ナイマンの主題曲に一聞き惚れした。観終わった後だと、あの旋律には自ら沈黙を選んだエイダの内なる激情や業火が宿っているように感じる。切なさと力強さが共存するメロディーをホリーハンター自身が奏で>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

ディストピアな世界とゆるゆるJKの日常と青春が交差する塩梅がすごくよかった。後半は一気にシリアスさが増してめちゃくちゃ引き込まれた。
原作未読なので後章も楽しみ〜。おいたんのデブ兄貴がスカした顔とイケ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

何で風呂で寝とんねん!と心のツッコミが止まらなかったけど、終盤のシーンを回収するためか。にしてももう少しいい場所あったやろ、とか考えるのは野暮ですね。

90年代に描かれる高校生はどれもこんな感じなの
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.9

タバコをくゆらせたくなった。吸わんけど。
映画を作る人の映画はいくつかあるけど、コレは時代の影響もあってかパワーが凄いですね。若松監督の追悼映画でもあった。
面白かったです

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

前作はあまりノれず途中寝落ちしたくらいだったので期待値低めで観に行ったら今回は物凄かった。パート1はお膳立てに過ぎなかったことを思い知らされたし、IMAXで観てこそ真価を発揮する映画だった。

全てを
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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懐かしさや郷愁といった、何かしらの愛おしい記憶を呼び覚ます装置として、団地は物凄い効力を発揮するんだなと思った。発揮する時代になったっていう方が正しいかもしれない。
こういう"不在"を丁寧に描く映画は
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