ご飯さんの映画レビュー・感想・評価

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ローマ、愛の部屋(2010年製作の映画)

2.8

GYAOで視聴。大好きな「アナとオットー」のフリオ・メデム監督だ!
パケ写のせいでめちゃくちゃセクシーな映画なのかと先入観がありましたが、二人の間で繰り広げられる会話劇。芸術に囲まれたローマのあるホテ
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.5

走って走って走って、あっという間の80分。主人公だけでなく、すれ違う人たちの人生も一瞬だけ書いてるのが面白い。
99~2000年代はこういうユニークな想像あふれる映画が豊作だったような気がする。元気を
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

JRとアニエス、年齢もおばあちゃんと孫くらい違うのに同年代の友達みたいな素敵な関係。遊び心を感じる作品たちは街の人々を笑顔にする。とても好きな映像だった。最後は「ゴダール…オメ~~~」と思わず声に出し>>続きを読む

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

3.1

ロマンス、ミュージカル、コメディ、輪廻転生、復讐劇、何でもござれ!ケレン味たっぷり、ハンバーグにステーキにオムライス、食べたいもの全部入れた脂っこい料理を一つの丼に載せて食べてるみたい。スタッフに演者>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.5

始終美しい悪夢を観てるみたいだった。何と言っても映像が良いですね。いつもながら時代背景を考えていて、ロケーション、人物の格好や小物など細部まで拘ってるのが嬉しい。
あとキャスティングが良い意味で驚いた
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.9

前2作も恐らくそうだったと思うけど、この監督は事実をしっかり調べてからメガホンを撮るので、実際の出来事をリアルタイムに追っている感覚になる。始終ドキドキする。デュポンはひたすら病的でおぞましいけど、お>>続きを読む

カムバック!(2014年製作の映画)

3.7

ジャケットの安っぽさから全然期待してなかったんですが(ごめんなさい)すごく面白かったです!セリフなど凝っていて、あらゆる場面で笑いを盛り込んでくれています。
ニック・フロストが大きな体をゆらしてひたむ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

主役の皆の年齢は子どもだけど、それぞれ一人の人間として寄り添って撮っているみたいな感じが好き。ロブ・ライナーらしい、計算しすぎず、その場の空気とか、役者の表現を大事にする姿勢が作品にぴったり合わさって>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

4.2

どうにもならない事だらけの場所から、殺処分が決まってしまった競走馬リーン・オン・ピートを連れ出し遠くへ旅立つチャーリー。大人には頼ることが出来ず、頼ることが出来るのはピートだけ。ひとときばかりの自由。>>続きを読む

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.0

名作!どこまでも丁寧に作られてて安心して笑える。人を選ぶ内容かもしれないけど、”ほぼ”万人向けと言って周りにおすすめしたい。笑
レスリー・ニールセンは紳士に…いや真摯にこんなふざけた(失礼)役を演じて
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

"私"が死んでしまった。でも、君を思っていつまでも泣きながらパイを食べていられない。ついこないだまで一緒だった恋人も、"私"を置いて前に進んでいく。…思い出とともに家に残された主人公。突然ひとり宇宙に>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

昨年初鑑賞。あれから何度繰り返して観たことでしょう…。
ゾンビ映画は普段見ない私が入門編のつもりで手に取ったけど、そういうやつではなかったかもしれない。笑
大好きなモンティ・パイソン的なくだらなさや、
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

表紙のゴージャスな雰囲気から想像していた物語とは違って驚きました。
ノーマ演じるグロリア・スワンソンの鬼気迫る演技に圧倒される。Wikiによると彼女自身もこの映画でカムバックしたとありご本人を投影した
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レボリューション6(2002年製作の映画)

3.1

人物の言動やら何やらコミカルにテンポ良く進む。MV出身監督らしくスタイリッシュで飽きさせない。
ただスッキリとまとめすぎてしまった印象があるので、個人的にはもう少しだけ皆の深い部分を描いてくれたらもっ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

異種間恋愛のお話なので、ここ最近の人種やマイノリティへの意識などの問題が…と深読みする評も見かけるので、そういう読み方をするのも良いけど、シンプルに好きなものを沢山入れて作っていて、素直に良いと思える>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

主人公二人のキャラクターが良い。男に騙されやすくてまさに女性らしいか弱いテルマ、気の強いしっかり者で現実的なルイーズ。お互いの持っていないところ、だめなところを補い合っている描写がとても良かった。
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

3.5

マイケル・ナイマンの劇伴に乗せて堅実に語られた印象の良質ドキュメンタリーでした。
世間が天才ともてはやす人は孤独がつきまとう、なんてストーリーとして見てもいいと思う。私も昔は「才能とともに死んだとして
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.4

ヴィクトリア女王の置かれた立場がどうと史実を細かく書くよりも、出来るだけそういったものは削いで、人間の本質的な孤独とかを表現したかったのだと思った。ちょっと綺麗すぎるかもしれないけど、シンプルに素敵な>>続きを読む

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.6

全ての望みを叶えられる力を持ったら…?という普遍的な題材ですが、願い事は客観的に細かく注文しないといけないなんて、妙に現実的で面白い。
能力をうまく使えず物事がおかしな方向に転がっていってしまうのは、
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映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ(2017年製作の映画)

4.0

ま、ママ~~~~~~~!!(T_T)
これは最高の最終回なのか…!?と思えるほど素晴らしかった…。最終回なんて考えたくないけど!BTTFパロディ(ゾロリ庵のネーミング最高)にクスッと笑いながら、最後は
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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.8

俳優陣の演技の掛け合いのテンポの良さとか、登場人物の気持ちをしっかり描いていて好印象。こういうしっかり練られてる作品は大好きになっちゃう。
正直下ネタや女性特有のきついギャグは苦手だし、主人公の痛まし
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.0

私はオタクなので、オタクが作った愛のある映画は大好きなんですね…。原作のダグラス・アダムスも作品作りに大いに関わっていたようで、ファンの方が観たら細かすぎる小ネタがたっぷりでたまらないと思う。キャステ>>続きを読む

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

4.0

監督の幼少期のエピソードが土台になっている(これだけでもう素敵)。夢中になった映画への溢れんばかりの愛、ものづくりの楽しさがラブリーに描かれていてキュンとする。友達とケンカしたあの頃の切ない気持ちを思>>続きを読む

オルランド(1992年製作の映画)

4.0

隅から隅までめちゃくちゃ好みでした。奇抜な設定の作品ですが、根本は愛を求めるオルランドという人間の話で、官能的な話ではありません。私は観る前まで誤解してました…。
ジェンダーについて色々な考えを巡らせ
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バトル・オブ・シリコンバレー(1999年製作の映画)

3.6

反発しているようで助け合っているような、二人の男たちの這い上がる姿がとてもドラマチックで面白い。ジョブズはリア充風でゲイツ冴えないオタクな風貌で、一見正反対だけどお互いに通じ合うものはあっただろうな。>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.0

パッケージ等にはっきり書いてませんが、アイルランドのマグダレン洗濯所にいたおばあちゃんの話。ウッとなりそうな題材ですが、会話にユーモアを交えながら、時にはクスッと笑えたり観ていて重くなりすぎません。物>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

4.0

ラーメン作って食べたくなる。伊丹さんバタイユとかお好きなのかな。文学っぽさを感じる。性と食、人間の欲求を芸術的に描きながらエンタメ性を保ってるのはすごいです。

マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

会話を中心に進んでいくのですが、いちいちカットがかっこよすぎる。80年代のじっとりした日本の臭いがしてきそうで好き。

ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

3.0

ギリアムと助監督をただひたすら応援したくなる映画。みんなで応援上映しよう(笑えない)ドンキホーテを殺した男、いよいよです(;_;)

ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

3.6

ローズの生まれた環境とか立ち位置のせいか、足場がふらふらするような、ずっと不安定な感覚だった。そこがこのお話の肝だと思うけど…。原作本を読んでから鑑賞するとまた印象が変わるのかな~。
ざあっと音を立て
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