のもちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

のもちゃん

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海辺の家族たち(2017年製作の映画)

3.7

数少ない登場人物それぞれが、人に甘えて頼る事を嫌い、肉親にも心を開かず、自分で自分を守る事に拘っている。フランス映画だから淡々としている?と感じ、やっと3分の2を見た。
ところが、難民の姉弟3人が登場
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

女子中高一貫校に入学し、初めての映画鑑賞日に講堂でこの原作を観た、いや見せられた。当時、この作品を選んだ学校側の意図を12歳には全く分からなかった。「寂しそうなおじさんがブランコをこいでいる」シーンだ>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.3

この映画の感想を表す多くの言葉が浮かばないし、要らない。
突き詰めれば色々な問題が今そこにあると分かってはいるが、終始"ほっこり"とさせられ、心地良い涙が、ずっと頬を伝わった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

アフリカ系アメリカ人が常に抱える心の声を理解できていない自分には、ブラック・ジョークをジョークとして受け止め、軽く受け流せない。コメディとしても分類されているこの映画のコメディ描写を楽しめなかった。>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.6

昨年、夫と2人でスペイン巡礼の道歩き前に、巡礼路の情報欲しさに視聴。心理描写に重きを置いている作品なので、その意味ではあまり参考にならなかった。
主人公は巡礼路をひたすら歩くことで、亡き息子との心の絆
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

7年間もジョイを監禁していた犯人が警察に捕まり、監禁中に産まれた子が人生でその空間しか知らなかったroomを母と共に出られた前半終了時、「解決した!でもこの映画はこんなに早く終わるの?」と、迂闊にも思>>続きを読む

ある子供(2005年製作の映画)

3.5

映画好きの息子がわざわざ購入したDVDだったので、視聴。
う~む、なぜレンタルでなく購入したの? これが私の正直な感想。
大人の年齢に達し、大人の包容力で新生児の我が子に対峙しなければならないのに、子
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.9

スノーデンを演じる役者の滑らかで説得力ある言葉の数々に感銘させられた。監督や脚本の良さに役者の演技が加わったからと思う。1国民が巨大な国家権力にあがらうことの難しさを改めて知った。
だからこそ、国のト
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.3

原題のままが良い!の感想を持つことがほとんどだが、この作品では、ラストシーンで邦題の「いまを生きる」の意図を涙ながらに噛みしめました。机の上に立ち上がった半数の生徒たちの顔はどれも輝いていた。

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.7

「もう潮時だよ!弟も一緒に預けなよ!!」見終わって、先ずはその一言が出た。
家族愛・大人になる一歩目・自立心・環境と幸福感・本当の優しさ、…。私には、そういう事柄を考える前に弟の今後がとびきり気になっ
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グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.6

海もイルカも(加えてイケメンも)大好きだから、最後まで視聴した。多分、そういうエンディングだろうと思ってはいたが、ひたすら違う結末を望んでいた。う~ん…

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.8

往年の名優が、過去の栄光にしがみついたままでの言動描写が長すぎる!そんな感想を全体の4/5まで持ち続けた。
でも、たくさんの映画オタク?を前にした、功労賞授賞式での彼のスピーチが始まると、なぜか涙が止
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

(日航機内にて)
リラックスしたい時に観るにふさわしい作品です。楽しめましたよ。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

(日航機内にて)
2ヶ月前、機内で4本を立て続けに観た作品の一つ。「良かった…」とは思ったはずだが、強烈な印象は残っていない。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

(日航機内にて)
「なぜ、そこまでやるの!」と、何度も心の中で叫んだ。私にはこのストーリー展開の意図が分からなかった。自然美の映像は素晴らしかった。

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7

(日航機内で)
池井戸さんの作品は、ある意味わかり易すぎるけど、楽しい!

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

(日航機内で)
韓国で撮影され、韓国人俳優だけの作品だけど、是枝さんの「心の底から湧き出る暖かさ」を充分に感じられた。

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

4.2

これまでの経歴や生き様が全く違う主役2人の、宗教や人生観に関する言葉に耳を傾けながら視聴した。
宗教を持たず、真実を追求し、悪いことは悪いこととして断罪したい元ジャーナリスト。いわば、私もそちら側。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

「今日を生きることが好きになる」映画ポスターに書かれたそのコピーを、鑑賞後直ぐには到底受け入れられない。
しかし、「そうなるように心の持ち方を変えなくちゃ!」「事実に心から向き合って受け入れ、悪い面だ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

すぐそこに危険が迫っている人の命と今後危険に晒される多くの命、どちらを選択して助けるべき?
性的嗜好の善し悪しを法律で定め、反する人を投獄したり薬でコントロールするような非人間的なことを第二次世界大戦
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

ポワロやアガサ・クリスティのミステリー映画大好き夫と一緒に観た。事件現場の屋敷内で、被疑者達が尋問?を受けている背景にある「たくさんのナイフを陳列している大きな丸いオブジェ」を見るやいなや「これは何か>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.1

私にとって、これまでで最も集中して観た映画でした。集中せざるを得ない内容でした。
自然災害ではなく、人がその手で一瞬に約3000人もの尊い命を奪った事件。犯人を極刑に!と願う多くの国民は「疑わしきは罰
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心の旅(1991年製作の映画)

3.5

ハリソン・フォード+かわいい妻と娘+ワンちゃん!、この組み合わせだけで、「こうなるだろう!」が予想でき、その通りにストーリー展開して、ハッピーエンド! 意外性は無く、本物の悪人(銃撃犯は別として)もい>>続きを読む

グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.6

スラッグを含めて、生の米語を理解できる能力を持っていたら、この映画をもっと楽しめたのかぁ?卑猥な言葉らしきが多すぎるけど…と半分冷めた気持ちで前半を視聴。人気DJの弾丸トークを、ベトナムに派兵された米>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.7

作品に対する印象は、最後の30分でガラリと変わった。ハラハラしたり、つい涙も溢れた。人の生きざまを狂わせる戦争の時代に、自分に正直に生きたかった人達の葛藤を感じたし、アカデミー賞の各部門を取った作品で>>続きを読む

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

3.8

先ず、検事の長文となる最終弁論の一文一文が素晴らしかった。独裁軍事政権が行ってきた「残忍・卑劣・卑怯」な行為の数々を「二度と繰り返させない」ために、極力難解な法律用語を避け、過酷な自己の経験を声を振り>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

「支援必要な対象として日本でやっと検討され始めた、いわゆるヤングケアラーの話し」?の認識で鑑賞開始。
知的障害を持つ3男が不憫でたまらず溺愛し、巨体の自分では彼の世話ができないからと、当たり前のように
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.3

名作としてあまりに有名。同年代(60代後半)ならば、誰もが見ている「ひまわり」。恥ずかしながら未視聴だった。昨年、NHKのオンエアを録画したが、題名になったヒマワリ群生の地はウクライナと知り、直ぐには>>続きを読む

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.3

とても重厚な作品!であり、多くを考えさせられた。
登場人物の言葉の全てに深い意味が有り、短いどの場面も何かの訴えが有るので、画面から目を離せ無かった。
「普通(?)の愛に同性者間の愛は含まれない!」と
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

殺された主人公のサムは、自分を殺した犯人は単なる通り魔では無く、愛する恋人モリーも狙われていると知るが、誰も幽霊となった自分の姿や声を認識してくれない。そこで思い付いた解決策は"インチキ霊媒師"の力を>>続きを読む

陪審員(1996年製作の映画)

3.0

[陪審員」の題名に惹かれて見た。法廷物が好きだから。法廷内や陪審員同士の事実や理論の積み重ねを期待していたが、違っていた! ストーリー展開にもかなり無理があり、残念!と感じてしまった。

MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.6

1.幼い頃の夢だったから…と容易く夢を諦める言い訳にしてはいけない。2.自分は何者?本当は何がしたい?と自分を見つめ直す事の大切。それらは伝わりましたが、Mr.がミスコンに出ること自体、大きな嘘から出>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.8

悪態ばかりつく中年男性をあんな簡単に愛せる?不可解な言動は病気治療中だからと割り切ったから?…、と深く追求してはいけない。世の中、色んな人がいる。多様性を意識しながら鑑賞するうちに、「そんなことも有る>>続きを読む

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