GizmoWorksさんの映画レビュー・感想・評価

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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.9

『トロール・ハンター』『ジェーン・ドウの解剖』のアンドレ・ウーヴレダル監督作

逃げ場のない船上で1人また1人の怪物に殺されてくのがエイリアン1を彷彿とさせる。若干もたつきを感じさせる所はあるけど、美
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.9

『蛇の道』の続編的映画。哀川翔が再び新島を演じているけど、話が繋がってるかどうかはわかんない。娘の復讐が終わった後が描かれるんだけど、抜け殻になった哀川翔がひたすら周りに振り回される。それもほぼ全編シ>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

3.6

セルフリメイクするという事で数年ぶりに鑑賞。やっぱり意味は良くわからない。時系列が混乱しそうになるようなイメージ、ほぼコントなやり取り、謎の数式、コメットさん

いやだからと言って面白くないわけじゃな
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AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)

4.5

改めて見直してさ、やっぱり画面に映されてる情報量の多さにビビっちゃう。これを手書きでやってるのかと考えると頭おかしくなりそうになる
大友克洋の絵が動いてるってだけで驚異的。鉄雄が初めて空を飛んだ時は、
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

4.4

やっぱ初代ガンダムはいい。ガンダムの中でこれだけ人間ドラマが描けてるのは初代だけだろうて。Z以降は富野監督を抑える人間がいなかったんだろうなーと勝手に思ってる

残念ながら省かれたテレビエピソードも多
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.6

公開当時、すげぇ楽しみにしてて学校サボって映画館に見に行ったのを思い出した。今見ても大傑作。押井監督のいつもの2本目は自分の好き勝手にやる系の映画
この映画が後の刑事ドラマに与えた影響はかなり大きい気
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.6

ドラマチックだった藤枝梅安に比べると若干見劣りしちゃうけど、それでもキッチリ作られた時代劇

日本統一の本宮泰風や山口祥行が出てたりして、そっち方面のファンも嬉しい映画

最後の大立ち回りはなかなかの
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.6

個人的なモンスターバースの頂点。金をかけた三大怪獣地球最大の決戦or怪獣総進撃

色々言いたい事はあるし母ちゃんキチガイすぎという事もあるけど、怪獣が出てくる画はどれもカッチョ良すぎて震える

今後モ
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No Reason(原題)(2010年製作の映画)

3.9

ジャーマンゴア界の巨匠オラフ・イッテンバッハ作品。日本語字幕や吹替はないけどそんな難しいセリフがある訳じゃないので大体の話は理解できる

まるでクトゥルフみたいなパッケージだけどクトゥルフ神話物ではな
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.2

映像の凄さにビックリした。猿の惑星が違和感なく存在してる。猿たちも人類文明の跡も現実さながらに存在してるのを見て、ここまで映像技術は進歩したのかと思った
ストーリーはシンプルでわかりやすいので、前作ま
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.2

久々に見返したけど、こんなに面白かったのか。地獄の黙示録+モンド映画+怪獣という好きな物てんこ盛りみたいな内容に大満足

キッチリ、グロ要素があったり、コンラッド、マーロウ、イカリグンペイとかオタク的
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バタリアン(1985年製作の映画)

5.0

公開当時から、もう何回見てるかわかんないくらい大好きなロメロゾンビの姉妹作品。Blu-ray購入したので再鑑賞
ゾンビ映画のお約束を逆手に取った設定が秀逸。ビジュアル、音楽、トラッシュ、詰め込まれたギ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.1

いくらなんでも人間パートふざけすぎじゃないのか?とか、ほぼ猿の話やんけ…とか、え?この小物が敵なの?とか色々言いたくなるけど、まあそれなりに楽しんだ事は間違いない
けど俺はゴジラを見にきたんだよとは言
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

2.5

ファンムービーなので門外漢の自分は特段何もいう事は無いけど、後半はまあまあ盛り上がる

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.7

昔の陰陽師って見た事無かったので初見。謎解きバディ物としてもしてもなかなか楽しく傲慢で自分勝手な晴明にちょっと気弱な博雅が振り回されるだけかと思ったらそうでもなく段々と絆が深まってくのが良かった

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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

4.4

公開当時に見た時も思ったけど、これ大好きなんだよなぁ。こんなに直接的に人が死ぬ描写があるゴジラって他にあるかなぁ
巨大怪獣が暴れるってこういう事だよなと思わせてくれた

オープニングもカッコイイし話の
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.8

毎年お供で映画を見てる原作もアニメも未見の自分には今回は若干キツかったかなー

毎年、それなりに楽しんで見てるんだけど今回は結構趣きが違った感じがする。いつもはストーリーに一本筋が通ってる感じがするん
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

EXPO IMAXレーザーGTで鑑賞。政治的にどうとか戦争責任がどうとかいう話はあまり良くわからないので置いておくとして、3時間近くの時間を時間軸を入れ替え、なおかつ大量の人物が出るにも関わらず話を見>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

3.7

ミスミソウの内藤瑛亮監督、ホラーという事だったので血みどろのスプラッターホラーを想像していたら、乙女の祈り的少女の百合ホラーだった

毒娘というが、毒親、毒夫映画で父篤紘が圧倒的気持ち悪さで終始不快。
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砂の惑星(1984年製作の映画)

2.6

ヴィルヌーヴ版を見たので久々に見たくなったので約30年ぶりくらいに鑑賞。失敗作と言われるけど、まあ失敗作だよねという感想

ナビゲイターとかハルコネン、フェイド・ラウサとか見どころはあるけど基本笑っち
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

やっぱエドガー・ライト作品は映像と音楽が素晴らしい。ベイビー・ドライバーから、この辺りは一段良くなった気がするなぁ

出演者もアニャ様の存在感はもちろん、トーマシン・マッケンジーってあんまり知らなかっ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

見終わった後になるほどなーと思わされた。常々こういう映画を見る度に、俺アメリカに住んでるわけじゃないし、現在の非白人に対する白人の空気がどんなものかわかんないからなーという感じになるんだけど、なんとな>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

前作 Part1に続いて今作もエキスポIMAXでの鑑賞

前作が本当に序章だった為、話に盛り上がりがほとんど無く地味ーな感じで終わったけれども今作は話が大きく動き見せ場も多い。特にサンドワームのシーン
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.8

すげーなこれビックリしたわ。キャラ造形といいハイクオリティなストップモーションアニメといい見てるだけで驚きで一杯

舞台をデルトロお得意の独裁政権化にしたりとオリジナル要素も入れて、そこにもちゃんと意
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

マトリックスみたいな映画ではあるんだけど、主人公が生身の人間ではなく自我に目覚めたA.I.って所が現代的

他の映画のパロディなんかも織り交ぜてご機嫌に楽しめる映画でありながらも、だからといって底が浅
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

フィンチャーの映画は基本好き。今回も好き

計画通りにやれ。予測しろ。即興はよせ。誰も信じるな。感情移入はするな。何か自分に酔ってて凄腕のプロだと思ってるけど全然そうでもない主人公に笑っちゃう映画
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

1.0

何だこれ…

三池崇史監督の悪い所を煮詰めたような映画。何もかもが意味がわかんない
ムダに豪華キャスト

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.3

エキスポIMAXで見てたけど、パート2公開前に復習

俺はやっぱりヴィルヌーヴの映画が好きだと再確認させてくれた。スケール感と映像美が物語に引き込んでくれる。2回目という事で前回、色々わかりにくかった
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーの映画としては、物凄く真っ当に作られた戦争映画。タイトルはその名もガイ・リッチーのコヴェナント。そして凄く出来がいい。ガイ・リッチーってこういう映画も撮れるんだという驚きがあった

お話
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.6

終始ツッコミどころまるけではあるんだけど、特にあのスーパー監視システムをハッキングする為に聞き出すパスワードが数字数桁で、それをパートのおばちゃんみたいな人1人で操作できちゃう所。で、そのパスワードを>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

実際自分がアメリカに住んでるわけでもないし、黒人でもないので、アメリカ社会が今どうなってるのかもわからないし、この映画の怖さもなかなか伝わりづらかったりする

それでも脚本や絵作りなんかは凄いと思わせ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

3時間26分の長尺に、終始不穏な空気が流れる中淡々と進んでいく話を最後まで見切れるのかという話になるんだけど、自宅で配信という事になれば区切りながら見られるのでそこは苦にならなかった。劇場で見てたらど>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーク・ラファロとそれぞれ素晴らしい演技の中、特にエマ・ストーンの赤ん坊から成長していく演技はR18に指定されるくらいのエロシーンも含めて見応え抜群。そして魚眼レン>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

綾野剛が好きなので見に行ったんだけど凄く爽やかな映画で良かった。紅だー!連発には思わず吹き出してしまった

青春時代の苛立ちをぶつける主人公が最後、狂児を想って歌う紅は際立ってうまい訳でもない歌だから
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奇談 キダン(2005年製作の映画)

3.4

昔見たけど久々に見たくなってDVD購入。諸星大二郎大先生の妖怪ハンターの一編「生命の木」を実写化。稗田礼二郎役を阿部寛、一見すると全然似てないようにみえるけど、なかなか雰囲気が出てていい
ある程度オリ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.1

全くノーマークだったのを今日見たけど面白いねこれ。最初は心霊系もしくはサイコサスペンスのように思わせといて終盤ガラリと展開変わる所に驚かされた
バスケットケースを思い出す映画