全部知ってるよさんの映画レビュー・感想・評価

全部知ってるよ

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バービー(2023年製作の映画)

4.0

一世風靡した大ヒット人気おもちゃが実はステレオタイプを助長していて、生きづらさを生んでいた。
エンタメ性はしっかりあるけど抜群に面白い、振り切れているわけではない。
でもこの作品はあと100年は色褪せ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

日本人捕まえてサムライ役、ニンジャ役をやらせたらキレよう。
かといってそこに中国人や韓国人を配してもキレよう。
まずハリウッドのメインストリームにアジア人を主演で置いてみよう。


表面的ではなくもっ
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東京画(1985年製作の映画)

3.0

ロビー活動をありがとう。
小津安二郎のヨーロッパ圏での評価に一躍買ったのかもしれない。



昔はよかったなぁ。今はダメ。もうあの頃の良さは死んじまったよ。
といういつの時代にもそしてどこの国にも一定
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.0

終始まとまりのいい映画。
それでも生きていく、また階段を登って。
階段のモチーフもシンプルでわかりやすくきれいな映画。

構成的に主人公に降りかかることが散々すぎてちょっと可哀想。
でもフィクションな
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てんやわんや(1950年製作の映画)

3.0

淡島千景デビュー作。
当時の露出の控えめな水着から始まり、数パターンある衣装も素敵。
カラーでも見たい。



ウィッカーマンのような閉鎖的で因習的な田舎の村で起こるカルトホラーかと思いきやそんなこと
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.0

冒頭20分の工場パートはテンポよくスパイスも効いてて楽しい。

その後は笑いのテンポも物語の勢いも尻すぼみのような。。。






貧困 成り上がり 諦め 
どうしようもない

浮草(1959年製作の映画)

4.0

なんだかんだあるが元に収まる男と女。
海を身近に感じる三重県でのロケ撮影と涼しげな色味のあるカラー映像が夏を彩る、夏にもってこい。

まず、旅役者はたいそう身分が低いらしい。とにかく旅役者は身分が低く
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

-

出来事の切り取り方がオシャレ。
と言っておけばなんちゃらほんちゃら。。


ストリップ劇場を題材にしてるだけあってストリップ従事者役の人たちの胸の形が大きさや体とのバランスがとても美しくて、いかがわし
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街の灯(1931年製作の映画)

3.0

100年経っても面白い。

幕の引き方がいい。これがオープンエンディングの先駆けでしょうか。
胸元にこぼしたシニシズムがシミになって取れない。。。

拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

2.0

三度の飯に風呂にもはいれて、おまけに金ももらえるなんて軍隊は天国じゃ。
わしゃ字も書けんバカじゃからよくわからんのじゃ。



もっとシリアスでもっとシニカルな描写が欲しかったなあ。特に戦争中の。
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さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

1.0

情緒も雰囲気もない。
映像にするとモノローグがダサい。

そもそもストーリーが変わりすぎ。

年齢の感覚もなんか違った。。。

白昼堂々(1968年製作の映画)

2.0

バカおもしろくない。
最初から最後までちゃんとつまらない。
スリコメディ、軽犯罪コメディなのに笑いも少ないし不謹慎さも弱い。

「男はつらいよ」以前の渥美清と倍賞千恵子の共演を眺めるだけの参考資料。
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虹をつかむ男 南国奮斗篇(1997年製作の映画)

2.0

やっつけ?

キョンキョンの顔の力だけ。
輪郭とその内側の各パーツの配置がいい。

虹をつかむ男(1996年製作の映画)

3.0

「男はつらいよ」の代わりとして。
映画愛を語る。名作映画の引用の数が多くて、一つの引用も無駄に長い。
引用にセンスがない。。。
自分の監督作品をそういう中に入れちゃうのもなんかダサい。

西田敏行に車
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阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

3.0

冒頭で丁寧に阿修羅の説明をする割には優しい展開。淡々と。ドラマのためにデフォルメされるわけでもなく、訴求するテーマがあるわけでもなく。
日常。

総じてやさしい。時の流れに溶けていく。

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.0

これのおかげで、『マリッジストーリー』ができました。
あとパートナーのグレタカーウィグのおかげです。

ロールモデルでもある自慢の父は。。。




いつも思う。ローラリーニーは誰かに似ている。なのに
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.0

家庭クラッシャーあみ子。それでいいのか、現代社会。
自分の感情を社会的に正しく相手に伝える能力が低いからといって、周りがあみ子を、そのような子を軽く見ているのも問題なのかも。

ステマザから故意に受け
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

纏まりのよさが素晴らしい。
ファンタジー冒険モノの主要素を詰め込んでだ大満足娯楽作品。

生活習慣病ドラゴンと捕食脳いい。


ノリと笑いの角度がGOGとほぼ同じだけどMCUの土台なしによく頑張ってる
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

2.0

トムクルーズがラストだから、集大成だからというのはわかるけど、二部作にするほどではない。
せめて2の公開日を決めろ。

カギを探すだけの2.5h
こっちです。うそーこっちだよー。やっぱりこっちー。いえ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

フレンチ〜よりはとっつきやすくて笑えた。
新作がサブスクに上がってきたら消費するルーティン。そういう状態。こなすだけ。



マーズアタックの火星人みたいなギョロ目
SF味とアジア人 三体読んだ?

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

実験シーンのあの音、時間差で来るあの音だけでIMAXの価値あり?
伝記映画。監督にしては地味?地味さはお得意の時系列いじくりとダウニーJr.との対立を強調してカバーする。
キャストも豪華。


ヒロシ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

だいぶ直接的だけれどもおもしろい。

ブラックユーモアはある程度の期間内は不変で普遍。
ジョークを言って、それで笑って特に大きな変化が起きることなく塵になっていく。
それが消費か。それでいいのか人類は
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ひまわり デジタルリマスター版(1970年製作の映画)

3.0

切ねえ。
戦争で引き裂かれた夫婦。。。

エキストラも大量に使った、時間とお金をかけた大規模なロケ撮影したいくつかのシーンに見応えがあって、それが話の説得力にもなってとても入り込めた。




反戦。
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

デレる哀ちゃん。
キスを返す哀ちゃん。

イキるジン。失われない高い自己愛。


そしていつも通り。それでいい。それがいい。

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

コングの紹介映像。
コングのプロレス立ち回りアクションは金かかってるだけのことはある。

モンスターバースはお腹いっぱいになるのが早い。腹持ち悪いけれど

Saltburn(2023年製作の映画)

3.0

平和な資本主義社会が長く続くことによってうまれる歪み。
後から何も持たずに生まれるだけ不利。
今からでは到底追いつくことのできない普通に生きていたら見えない壁をどう壊すか?超攻撃的。
優しい「あの子は
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.0

わざわざ劇場に観に行きはしないけどサブスクで配信されていることがわかると見ないではいられないカラダに。。。

『カラダがそうなってしまっていた!!』


あーおもしろかった。


メタ探偵としての成果
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

無計画で無謀な先の戦争行為への反省。
はい、してください。


ドラマは安い、苦悩も安い、葛藤も安い、克服も安い。
製作費も安い。だからゴジラは動かない。
でも続編はありそう。

盟友コングと激しいプ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.0

アセクシャル。それぞれの生き方。
性志向で一本。同時代性。


子供のうちから多様な価値観に触れさせることで偏見を極力小さくすることがいいんじゃないか〜ということを言っているのかと思いきや、この映画の
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

サクッと安定したほんわかのほほん系。
裏を返せば、当たり障りない。ぜんぜん触らない。。
もう少し攻めてみればいいのに。。
少しハズれている方が心が動くよね、カラオケも映画も。


BL要素もあったり。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.0

美談。いい話。
いい話だけど「ナチスドイツによるユダヤ人迫害の歴史」の項目には一緒に置かない。私は置かない。関連資料として、ひとつ隣の棚に置いておく。
さらにその隣にイングロリアスバスターズを置いてお
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.0

河合優実さん目当てに。
サクッと見れてクスクス笑える、寝る前に最適。いい方の意味で。

古本屋店主と女子高生のプラトニックな始まりのその後に『愛してるけどセックスが気持ちよくない』のフェーズが訪れてし
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失楽園(1997年製作の映画)

2.0

展開が少なーい。不倫の末に心中。
死んだらアカン!!
とはいえそんな個人の感情は意味をなさない。なぜなら、死んだ方が映画のオチとしては楽に幕引けるという都合があるから。

終始気になっていた、この2人
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