より感情移入しやすい。様々な点で考え抜かれている。リメイクするおもしろさが少し分かった。2人が出会った時とデートの場面がよかった。
ひとりのある瞬間を描く中でいろんなテーマが感じられる。逆にそれがばらばらでなく、ひとつの等身大の何かだと思える。
インセプションやテネットの多層的な世界観に影響を及ぼしたのはすごい。メタバースを想起させる。
羅臼から国後島を眺めた時はどんな人が住んでいるのかは見えなかった。飾らない人たち。犬ぞりのおじさんが絵になる。
生死が隣り合わせというか、生き延びられると思われた道が死につながったり。シーンの中での展開の裏切り。代わりに全体的には大きな転換はなく直線的。1917に似ている。担架を持って走る場面はTENETの冒頭>>続きを読む
人間としての差異というよりも、国の習慣(あるいはある部分についての文化)の違いがいかに個々人に違いを及ぼすのか。
二大国が隣り合う場で、工場建設から組合設立の賛否を問う投票というタイミングが表の流れ。>>続きを読む
ナレーションはもちろん、インタビューすらない。尺を気にしないから成り立つということか。このスタイルは想像する観客が不可欠。
公共がどういうものかを見られた。帰還兵の話と市長自身の依存症の話がパワフルだ>>続きを読む
権力の網をノンフィクションで描くのはすごい。登場人物の紹介が不十分な気がする。もう少し客観的に位置付けたほうが有利だと思う。
学生たちの奮闘や権力の横暴さを描く作品だと思って観始めた。でも学生たちの心の揺れを描いていた。外から見るともっとうまくやれないのかと安易に思ってしまいがち。実情を描写していて価値がある。
「これは君の>>続きを読む
ライブ収録の映像だが、29歳時点のアレサ・フランクリンの人物像やそこに集って歌う人たちを主題としていると感じる。
キャンピングカーでまわること自体の捉え方はよかった。選択と孤独の両面。1Sの語りがインタビューっぽい。本人たちが関わると単純化されない。だから淡々としているように見える。
銃撃が多くどきどきの展開とスラムから夢を追ういい話を絡ませるユーモア。絵面で惹きつける。
本当の感覚はその立場に立たないと分からないが、逆境で強く生きることに焦点を当てている。モノクロが時間を感じさせる。最後は逆行。
やり取りを聞かせることが主眼。手持ちでの撮影が大半を占めるのは、観客を同じ目線にし、会話が緊張感の中で行われていることと決して俯瞰したようには周囲の状況が見えないことを感じさせる意味がある。
ブラック>>続きを読む
インタビューの言葉の強さ。時の経過とその中でのイベントを実時間をかけて記録している。それが見ている人にとって自然に感情移入させてくれる。基本だけど大事なこと。カマラ・ハリスがかっこいい。
市議会議員選挙でこんなに大変なのか。。他の議員や後援会に世話になると逆らえない。これが連鎖しているのか。
社会通念を変えないと。原理主義者の感じる恐怖。Insecureな人のターゲットになる。偽りの生活はできない。関わらなければ自分たちと違うと考えていた…どの国でも同じことなのか。
インタビューに紹介カッ>>続きを読む
早口で「無駄」でちょっとキザな会話。落ち着かない主人公、同じフロアで次々に人に会う。
外交能力に長けているかどうかというより、誰とでも飾らず身構えずに話せるかどうか。
恋愛面と交渉のやり取りはドキュメンタリーと差別化できるポイント。とはいえ、その比重が少し大きい。彼自身の若い時の内面や国連内部の葛藤など硬派な伝記映画もみたい。
理屈じゃなくて感じるのよっていうのは観客に向けて、とりあえず分からなくても大丈夫なんだと思わせる効果があるのかも。
分からないからこそ圧倒され、面白いと思わせることができるという面もある。大筋を決めて>>続きを読む
不正の調査報道でありながら、ご本人たちにカメラの前で話してもらい続けられたのがすごい。公の立場にある人たちの馴れ合いは見るに耐えない。でも観てよかった。