鰹よろしさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

鰹よろし

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起終点駅 ターミナル(2015年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

 本田翼のトーンが全体的にどうも合わない。

 最初のヘラチックな雰囲気はすばらしかった。おそらくホンモノだと思う。しかしだ、食で打ち解けてから(この演出は◎)、どうもガキ臭いんだ。

 覚せい剤
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 カイロ・レンの試練として1つなんやかんやあるわけなのだが・・・

 彼の父親の死は果たして、

 暗黒面へと完全に染まる上での彼の中に残る唯一の光からの解放を意味するのか

 それとも絶対的なもの(
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.2

 最後ゾンビ蜂へとつながるようだが、そういえばゾンビ熊もいたよなと。

 [ ZOMBEAVERS ]

これを並べ替えると

 [ ZOMBEE(S) ]

 [ ZOMBEAR(S) ]

ってな
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白い沈黙(2014年製作の映画)

2.6

 これは鑑賞者だけが最初に事件のあらましを踏まえさせられ、盲目な登場人物たちが事件にアプローチしていくことで繰り広げる人間模様を追いかける作品である。

 劇中、誘拐事件の情報において神である我々は、
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ディヴァイド(2011年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

 ラストの画を観るためにひたすらにぐちゃぐちゃした人間関係を楽しむ作品。

 最初の攻撃の際にさっさと死んだ方が良かったのか。シェルターの中で理性を、人間性を捨ててまで生き残った方が良かったのか。外の
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カリキュレーター(2014年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

 なんかようわからんがチョコの問題が出題された。

問い 
 チョコを買おうとした少女と少年。少女はコインが10枚足りない。少年は1枚足りない。一人ずつじゃ買えないからと二人で買おうとしたけど1枚足り
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エイリネイト 侵略地区(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

 侵略という点に関して謎解き、真相究明要素を持ち込んだ点は評価したい。何が起こっているのかという事態を敢えて見えなくしている。それも大きくは夫婦(結婚)というテーマを描きたいがためだろう。

 基本的
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 誰もが何かしらどこかしらで経験した事象があるのではなかろうか。それを狙って見事に笑いに換えてくれる。

 フランス映画でユーモア溢れる作品として描かれる舞台を、日本に移してみると見事なまでにコメディ
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犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 ドラマ仕立てにしているところが、作品としてどこかとってつけたようで馴染まない。しかしこれは人間目線からという敢えての撮り方なのだろう、と割り切った。

 飼い主のいない犬や猫は生きていることを許され
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ベル&セバスチャン(2013年製作の映画)

3.5

 犬(ベル)の愛らしいこと。ベルとセバスチャンの絡みがまた堪らんのですたい。羊たちを襲う野獣とされているのだが、んなことあるかいと守るんですわ。まぁ小さな子供がですよ、大の大人たちと対等に渡り合おうと>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 人間ドラマとして「つながり」をテーマに描く作品が多くある。普段は見えないであろう「つながり」という実感がどこか希望を見出してくれる。この作品は心霊現象が人と人とをつなぎとめていく。この時代ならではの>>続きを読む

リクルート(2003年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

 教官と教え子(師弟関係)だということを強調し、主人公ならではの特別扱いを見せ、(彼が主体の)任務遂行者と認識させ、監視対象を提示することで、一方的にしか事象にアプローチ出来ていなかった、させていなか>>続きを読む

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 この作品で描きたかったのはたった2つ。

 一、オスプレイがどんなものかを見せる

   ・・・銃弾の雨を降らせてましたね、はい。

 一、オスプレイを墜っことす

   ・・・いろいろと話題になり
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

 社会の秩序の崩壊前と崩壊後の比較がとある基準が持ち出されひたすらに描かれていた。中でも面白かったのがロレックス。

 「お好きなのどうぞ」と大量のロレックスを差し出されたらどうするだろうか? どう解
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 おもしろくない。おもしろおかしくすることは十分にできたはずだ。エンタメ性を高めると言い換えた方がいいかもしれない。しかしそうは敢えてしなかったんだ。

 事件に対する教会の姿勢と新聞社の姿勢が同じだ
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デッド・シティ2055(2015年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

 レプリカントな彼女のIDだかを消去するってなところがこの作品のテーマと深く関わってくるのかな。レプリカントにも自我があるってなところに落ち着くわけだが。

 ・人型のロボットだから何をしても大丈夫
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母と暮せば(2015年製作の映画)

3.0

 全てを台詞でやり取りしようとする舞台チックな観せ方がどうもまどろっこしく感じてしまう。このトーン、流れ、役者の立ち回りに耐えられない。話しながら為される全ての所作が無駄に見えてしまう。

 しかし日
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 芸術。人間のための、人間による娯楽的要素。この作品では音楽。

 練習の場において、ハーゲンは排除された。犬は邪魔だと。確かに音を扱う繊細なものであろう。少しの物音にも気を遣う。しかしそれよりも、犬
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愛しき人生のつくりかた(2015年製作の映画)

3.5

 兄弟3人そろって後ろから禿げ頭を並べるシーンはさすが。この辺のユーモアは堪らない。そしてその息子よ。ホテルの夜勤の仕事をするわけだが、おばあちゃんに父親譲りねみたいな話が為されている。その父親はとい>>続きを読む

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 フランスに移住してからのとある場面。洗面器に足をつけているディーパン。これは足を洗っていたのだろうか? 彼は元解放軍の戦士であった。解放の虎? 何かしら罪の意識を感じているようにも見えた。

 過
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グランド・ジョー(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 ゲリーはジョーの元で木を殺す仕事をしていた。死んだ木しか材木業者は伐採できないんだとか。だから彼らが雇われている。意図的に木を殺していく。

 これに対し最後ゲリーは木を植える仕事に就く。ここが何と
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人質(1999年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 原題「OXYGEN」

 これは単純に生き埋めにおけるリミットとしてある酸素と、地上にいながら酸素に不自由していないながら生きることに息苦しさを覚える者がいる、というところと掛かっているのだろう。
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