ぽんさんの映画レビュー・感想・評価

ぽん

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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.3

曲が好きで見たけど、なんだろう……面白いわけでもつまらないわけでもなかった。児童作品の体を成してるけど、わりと主人公が気持ち悪かったりしてちょっと序盤で引いてしまった。そういう作品だと割り切って見れた>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.9

気軽に見れて、ほっこりして、感動する作品。テンポが軽快で心地いいし、安定のSTUDIO4℃作画。大作映画を見る体力はないけど、満足感のある映画が見たい人におすすめ。個人的に二宮くんの話をもう少し掘り下>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

超有名な名作を今更ながら視聴。会話のテンポ、構成、ブラックジョーク、全てが心地いい。やはり名作には名作と言われる所以があるんだなとわかった。それと、劇伴が映画の良さを3割増にしてる。良い映画体験だった>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.7

マーニーが謎の少女として物語が進んでいき、それがスパイスとなり一般的なガールミーツガール作品よりも幻想的で不思議な雰囲気が終始漂っている。周りに上手く馴染めない主人公はジブリの中でも珍しいので、そこも>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

シャマラン監督初期の名作で、洋画の中でもトップクラスに知名度のある作品を今さらながら。伏線回収が綺麗すぎて見終わったあとすぐもう一度再生してしまった。あと、コール君役の少年演技上手すぎ。怯えながらも真>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

ハイキューファンなら誰もが手放しで絶賛する作品だと思う。そのくらい出来が良かった。Twitterで「視界いっぱいにスクリーンが広がるように前から4、5列目の中央で見ろ」との情報を得たので、その通りに鑑>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

音響が本当に良かった。母艦が出すクジラの鳴き声のような低音のうなりとか、重兵器を動かすときのずっしりとした機械音とか。あと、原作だと読めない文字で描かれていた擬態した侵略者の言葉も、ゾッとするほど不気>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.5

原作はめっちゃ好き。ただあの内容がぎっしりと詰まった原作を映画1本に収めると、どうしても一つ一つの要素にかける時間が減ってしまい、スカスカになっちゃうのは仕方ないか……。それに加えて、演出面がちょっと>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

うわー! これこそが邦画の得意分野! 東京の下町の雰囲気を表現するの上手すぎ!って思ったら監督さんが海外の方で驚いた。どこまでも日本情緒溢れる映像にお洒落な洋楽の組み合わせがここまで合うとは思わなかっ>>続きを読む

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

3.6

演出と作画に思わず息を飲んだ。ギャグシーンとシリアスの温度差でぶん殴られるし、ほんとに神谷さんたちの演技が最高。キスショットの美しさと圧巻の作画を是非劇場で堪能していただきたい。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.9

国を変えるには大きな変化を恐れない心と、自信が率先して矢面に立つ勇気が必要なんだなと思った。アパルトヘイトがマンデラのおかげで徐々に緩和していく演出が巧みで、特に終盤の、白人警察官とごみ拾いをしている>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

終始思っていたことは「タバコめっちゃ吸うやん」でした。ストーリーの不気味さも大変満足。水木がカッコよすぎた。

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

3.6

良くも悪くも期待通り。流石P.A.WORKSのお仕事シリーズって感じ。SHIROBAKO、いろは越えとはいかなかったかな。でも、1本の映画でここまでウイスキー蒸留所のことを描けてるのはすごいと思った。>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.2

出演している俳優さん全員の演技が本当に上手かった。そのおかげで、あの素晴らしい原作に劣らない魅力が出ていた。原作が膨大なだけあってカットされている箇所が多くあったり、少し早足かな?と感じる点はあったが>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.4

アイナ演技もできるんだなって思った。時系列が飛び飛びになるのはそこまで気にならなかったけど、イッコちゃんのバックグラウンドだけはもうちょい知りたかった。最初はイッコちゃんとキリエの言うなればダブル主人>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.1

映画館で鑑賞してて、今年一番体力を使った映画だった。特に後半、さとくんが計画を実行に移すシーンでは、隣の人に心臓の音が聞こえるんじゃないかってくらい激しい動悸がした。ほんとの邦画界の実力派俳優たちを起>>続きを読む

ブルーサーマル(2022年製作の映画)

3.3

なぜアニメじゃなくてアニメ映画にしたんだろう……。展開が早すぎて登場人物に上手く感情移入できなかった。ストーリーは面白いし、絵も綺麗だから、尚更ワンクールアニメで見たかった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

今までのジブリ作品のオマージュがふんだんに盛り込まれていて、ジブリ好きな人にはたまらない作品なんだろうなと。内容は……宮崎駿が描きたいものを詰め込んだのかなぁと思った。好きなジブリ作品トップ3にくい込>>続きを読む

成れの果て(2021年製作の映画)

3.4

胸糞映画で話題なのかもしれないけど、一番すごいのは役者の演技力だと思う。過去の弱さに蓋をしてヘラヘラと毎日を生きている人の、その蓋が取っ払われた瞬間の演技が凄すぎる。みーんな狂ってる。あと、田舎の蜘蛛>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.0

小説>実写映画>>>>アニメ映画

タイトルが同じなだけのジュブナイル青春映画だと思えば面白い……かもしれない、、

Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.2

うーん、可哀想なんだけど、なんか笑ってしまった。

フラグタイム(2019年製作の映画)

3.6

不思議な作品だよね。短いから気軽に見れるし、なんか綺麗だから見ちゃう。

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終盤の切なくも時が過ぎていく描写がとにかく綺麗だった。茹だるような夏の無人駅が印象に強く残る作品。

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.3

このヒロインの子は浅野いにお作品の世界から飛び出してきたんじゃないのかと思うほど、雰囲気が合っている。すごい。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.6

まるで、全身麻酔を打って微睡みに落ちながら見る刹那的な夢のような、そんな感覚を味わった。映像も綺麗だし、何より中学生の描き方がめちゃくちゃリアル。最近の青春ものだと、役者も台詞も絶対お前中学生(または>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.3

見るのにめちゃくちゃ体力を使った。構成が素晴らしい。嘘を塗りたくって誰かに縋ることでしか生きることのできないヒロインを見事に演じた女優さんがすごい。浅野いにお作品に出てきそうな女優さんだなと思った。>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.1

色々な登場人物の視点を経るにつれて、物事の影の部分をより鮮明に描き出す手法は圧巻。あと何より映像美と劇伴が良い。ラストシーンとか、もう、なんだろう、言葉を失った。

忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.9

原作のフェードアウトの間隔の説明とか、細かい設定を省いて、分かりやすくしていた。映画を先に見て、原作をあとに読めば、より深くまで作品の余韻に浸れると思う。私は先に原作を見ていたので、映画版は随分あっさ>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.9

可愛い!!可愛い!ペンギン可愛い!
切なくてワクワクするストーリーが美麗な映像で描かれてて良かった。森見登美彦作品の映像化はどれも面白い