フィルムログさんの映画レビュー・感想・評価

フィルムログ

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心霊写真(2004年製作の映画)

3.5

日本の民放ドラマのようなしょぼい映像かと思っていたら、ちゃんとプロの、後に大成する監督が撮っているであろうとわかる映像作品でした。

とはいえ、そんなに怖くはなかったです。多分その理由は、男性主人公の
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.8

ラジー賞受賞作やらなにやら低評価のティムバートン版猿の惑星

キングダム公開をきっかけに始めてみたけれど、いやいや普通におもしろい。

そりゃ、最近のリブートデューンのような名作ではない。

けれども
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

4.0

監督自ら体を張った、マクドナルド食を続けたらどうなるかの実験記

20 年も前の映画だから、今もアメリカやマクドナルドがこのままなのかどうかは不明。

ただ、ファストフードやハンバーガー食は控えよう、
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

トップガンマーヴェリック以来、2回目となる5点満点をつけます

「おおよそは事前の予想通りだが、意外性もあり、期待を超えてきた」のが共通点。

「Z記号」を描いた戦車の「つかみ映像」からスタート。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

アマプラにて初見

劇場公開時に激賞されていたけれど、なるほどと思える良作

バトルは呪術廻戦0みたいで個人的にはイマイチというか、ストーリーに合っていないと思う。

その他は良かった

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

すずめが「生きるか死ぬかはただの運」との死生観になった理由を、ちゃんと書いてほしかった。もちろん東日本大震災と、推測はできるんですけどね

悪い意味ではなく、子供向けです
良質な児童映画

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.8

「大人になれ」のところは、なぜあんなにしょうもないネタをぶち込んだのか、わからない

本作の面白いところは、原作のドラクエ5の面白さであって、基本的にはCGのクオリティ以外は原作に上乗せしている部分は
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ワム!(2023年製作の映画)

4.8

4年間でアイドルからアーティストに脱皮し、時代を駆け抜けたポップ・デュオ

私が聞いたのはほぼリアルタイムの三年目からだから、そのときは明らかに日本では「アーティスト」としての扱いだったし、私もそう思
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リターン・トゥ・スペース(2022年製作の映画)

3.8

フリーソロなどの監督ジミー・チンへの信頼度は高い

実際観てみて、安定した良質なドキュメンタリーだった

イーロン・マスクも誠実な運営者として描いている

研究者たちが、打ち上げのときだけ迷信深くなる
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二ノ国(2019年製作の映画)

2.0

令和元年のワースト映画として有名なアニメ

全体的には「君たちはどう生きるか」と似た異世界転生なろう系もの。

主人公トリオの声優は当時の若手俳優。
総合的には残念な吹き替えだが、新田真剣佑の吹き替え
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ディープブレス 呼吸、深く(2023年製作の映画)

5.0

A24が制作というのはオープニングで知った。
オープニングの波のスローモーションの美しさは、さすが24という感じ。

フリーダイビングというスポーツは映像作品を通してなんとなく知っていて、映画グランブ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

すごいシーンがある。
退屈なシーンもある。
音楽と音響は素晴らしい。
映像は遠景で撮った部分は別格に素晴らしい。

総合的に見て、100点満点なら85点、5点満点なら4点の優れた映画だけど、そこからぶ
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.2

NHKの朝ドラ程度には良い映画だと思うが、脚色が強すぎて賞レースに絡めなかったのは仕方がないと思う。

ライフ誌の編集長、チッソの社長含めて、登場人物全員が極悪人には描かれていないのは好感が持てる
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イカロス(2017年製作の映画)

4.4

ランス・アームストロングのドーピング事件を扱った本を読んでいた私は、前半は「あの本で文字で書かれていたことは、こういうことだったのか」と思いながら、楽しく鑑賞した。

しかし後半になると雰囲気は一変。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

圧倒的な映像&音響体験

見た人はみんな言うと思うけれど、imaxで見た方が良い。

横に広がる絵で通常スクリーンサイズで見せて、縦に広がる絵に切り替わったときにimaxの上下が長いサイズに切り替わる
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島守の塔(2022年製作の映画)

3.5

立派な映画だと思う

キャストは熱演だし、挟み込まれる沖縄の風景の構図が、いちいち美しい。名手による撮影だろう。

ただ、展開がもう少しテンポ良ければと思う。
大和ものや特攻もののようなエンターテイメ
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

4.0

映画としての出来や、ストーリーが凄く良いとは思わない。

思わないけれど、脇を固める役者にショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセン、マーク・ダカスコスと、ビッグバジェット映画で主要な助演キャラクターを張る
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メカバース:少年とロボット(2023年製作の映画)

3.8

リッチホー監督のトークショー付きの上映で見ました。
映画そのものの出来は、正直3点足らずでしたが、トークショーは5点。
トークショー分を加算した点数をつけています。(それも映画体験のうちなので)

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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.5

グリッドマンのことはほぼ知らず、オリジナルの主題歌は良い曲だなぁ、くらいの印象で見た。

それでも3.5つけられるくらいには、良くできていて熱量を感じる映画だった。

楽しめたのは、トリガーなるアニメ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

大ヒット作

なんというか、IPムービーなんて、ファンサービスに徹すればそれでいいのだ、と言わんばかりの作風

たしかにこれは、高い点はつけられない。けれどもファンムービーの最大公約数を満たしている

綿の国星(1984年製作の映画)

3.0

アマプラにて鑑賞

当時の声優アイドル、冨永みーなのちびネコがぴったりハマる

前半は、人間界とちびネコのほのぼのコメディ。
専業主婦のお母さん、一軒家、予備校に通わせてもらえる一人っ子、今ではこれは
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.8

アマプラで大晦日に定額内配信されたのをきっかけに元日に鑑賞。

ミュージカル寄りの作風で、リトル・ショップ・オブ・ホラーズと、ノリは似ている。

ただし、あちらはストーリーはここまでひどくないし、楽曲
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スターダスト(2020年製作の映画)

3.3

本格伝記映画のムーンエイジデイドリームの対極にある、「ほぼ事実に基づく映画」。
期待値を上げなければ、普通には楽しめる。

デイビットボウイがジギー・スターダストを見つけるまでのアメリカ徘徊物語。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

期待のハードルを上げずに行ったので、「結構良かったな〜」というのが全体的な印象。

なんだかんだ言って、今年見た映画で点数をつけるなら、一番高い点の映画な気がする。

自分の中では、若い後妻といい感じ
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クナシリ(2019年製作の映画)

3.6

北方領土や国後島は名前や地図ではしっていたが、そこに住む人々の生活を見たことはなかった。

なんとなく、ほぼ無人島のような感じなんだろうなと推測していたけれども、実際はロシア人たちの「清く貧しく美しい
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

ゴジラマイナスの原型の一つということで見てみました。

ゴジラマイナスと同じく、
特撮 good
軍事人間ドラマ 普通
浪花節人間ドラマ 普通〜 bad
説明ゼリフ bad

総合評価は、その人が重視
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.4

同じマルチバースもののアメコミ映画、ザ・フラッシュと似たような展開。

当時期公開なので、「先に見たほうが評価が高くなり、あとに見た方は飽きる」だろうなと、半年くらい遅れてレンタルで見て思いました。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

なかなかの傑作。

ドロドロと驚かすのではなく、結構スカッと見られるアクション映画の要素もあるのが良い

ダンスシーンや、四つん這いで駆けるシーンは、てっきりCGと思っていたら、
身体能力が高い(なに
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.3

作中のピアノを聞いても、上原ひろみだなー、と思うし、テナーサックスを聴いても、コルトレーンっぽくブヒブヒ吹いているなと思う。

本作を楽しむには、私はジャズを聞きすぎているのかもしれない。

そして私
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラが良山崎、メカは良山崎、人間ドラマはいつもの山崎(山崎ファンには良山崎)

山崎監督としては初期の「リターナー」以来の快作

雪風の館長がヒーローポジションだったところは、感動ものでした

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.0

映像はコラージュでバラバラにしながらも、一応はデビッド・ボウイの音楽人生をたどる形の展開になっている。

ビジュアル的には、どの時代のデビッドもかっこいいが、渋くて(地味で?)かっこいいのはベルリン時
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

七つの海の娘たちが、それぞれの人種の美女たちなのは、不快感のないポリコレ。

黒人のアリエルが悪いということはないけど、画面の暗さに黒い肌が埋没している。
岩や砂が多いから、黒い肌が映えない。

歌は
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

タイトルからして、フォードとフェラーリのライバルのしのぎ合いを描く映画と思っていたら、ずっとフォードの話。

最後のルマンだけは、一翁フォード対フェラーリになる。

そこまで良い映画とは思わないけれど
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

相変わらずこのシリーズの、古い音楽のあざとい使い方は好きになれない。

それでもこの三作目は、ロケットの過去の物語中心に筋が通っていて、シリーズで一番良かった

映像の新鮮味も、他の同時期のMCUと比
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.4

SF映画としては紛れもなく傑作。
映画館で見るべき。
ただし、撮影に使ったカメラがしょぼいのでラージフォーマット見る必要はないと思います。

一般的な「映画」としては、主人公チームが弱いので、なんかカ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

せっかくの量子世界なのに、映像が凡庸でもったいない。

おもしろい造形は「おれは究極の武器だー」のダレンくらい。

大ボスのカーンが、能力はチートなものの、物腰が柔らかく、あまり悪いやつには見えない
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