SAKUMATHENERDさんの映画レビュー・感想・評価

SAKUMATHENERD

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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

最新技術による圧巻の映像美、
猿だからこその周りの障害物を使ったアトラクションのような躍動感のあるアクション、
クライマックスのヴィランの倒し方含めた
しっかりとしたプロット

好ましい所も多いですが
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ロボコップ2(1990年製作の映画)

3.7

面白かった。
マーフィーakaロボコップの続編としてさることながら、抜かりない構成と練られた設定に唸らされました。
オムニ社vs麻薬カルテルでデトロイト市を暗躍する覇権を巡り、結局金にモノを言わせる現
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原爆の父オッペンハイマーというセンシティブな題材といこともあってか、米国での公開から遅れての封切りになりました。映画ファンとしてはノーランの新作を見ないわけにはいきませんでの心中複雑ながら意を決して鑑>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・キング原作

主人公である小説家ポールが雪道で車で転倒した際にポールの熱烈なファンであるアニーに幸か不幸か
救出され看病されることに、、、
アニー宅での療養生活の中で徐々にアニーの本性が
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

パーシバル・エベレットの小説「イレイジャー」
原作未読。
黒人のステレオタイプの表象に
白人側が免罪符としてそれをありがたがって消費している構図。そして、当の黒人は
実情と乖離したステレオタイプに常に
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

PART1の話が進まなすぎで「ここで終わるんですか!」ズコーっと腰を折られるラストから2年と少し経ちましたが、
ようやく観たかったものを観れました。

原作からしていわゆる白人英雄譚/貴種流離譚です
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アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

3.8

『ボーはおそれている』冒頭の
都市ブロックでの不安症の不安をギガ化したスラップスティックコメディパートのインスピレーションとして挙げられていたので鑑賞。
スコセッシ監督作品ですが、そういえば観れていま
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.9

ナンナンデスカコレハ

本当にラースには心をすり減らされてばかりだよ😔
まぁ、そんな不快指数マシマシなラースが好きなんですが

夫婦が本来子供を授る行為の快楽に溺れてしまう中、息子を事故的に失う対比を
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.5

言わずとしれたホラーアイコンを産んだクラシック
いまや、正式名称であるフランケンシュタインの怪物が認知されないままipだけが一人歩きしている感は否めませんが、、、

正直期待していたほどのものでは無か
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

完全になーめてーた案件でした。
伏線とその回収が要所に散りばめられ緻密に構成され飽きない展開をみせるプロット
リアリティーを徹底し緊張感・恐怖を観客に掻き立てる高所演出
少ないバジェットながらK.U.
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『ヘレディタリー/継承』で喰らってから
心酔しておりますアリ・アスター監督の新作ということで、張り切って観て参りました。

2回鑑賞し、
正直1回目鑑賞後は
「なんだこれ????」
呆気にとられました
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.7

いつものポール✖️抜け出せないフッドモノ

デフォー、ニコケイ、ディーゼル男3人ののわちゃわちゃ感と三角関係を匂わせるブロマンスは
あまりポール作品では見なかったのもので斬新でした。序盤は少しスコセッ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

フランケンシュタインの怪物
異常な速さの成長を遂げ、この世の理を会得し遂には城にて覇権を握る!!!
といった感じでしょうか、、

スチームパンク×メルヘンな独特なこの世にはないヴィクトリア紀の世界観か
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

DCEU締めとなる最終作、モモアマン2作目!
それ以上にジェームズ・ワンのファンとして今作鑑賞を待ち望んでおりました。

SNSの普及で俳優陣のスキャンダルによるキャンセルは米国では日常茶飯事に目にす
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

パッと見アイアンスパイダーのような既視感のあるビジュアルですが、宇宙生命体が寄生しそれがメタリックではあるが有機的に割とグロテスクに交わっていく様はフレッシュでクローネンバーグ映画を想起させます。外連>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

バリー・コーガン演じるオックスフォード大学生オリバーの1人パラサイト

んーーいまいち乗り切れない。
好きな題材、好きな俳優さんバリー・コーガン主演の映画ではあるのだけど、
どうもエメラルド・フェネル
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

Wannabeや日陰者の話にめっぽう弱い当方は
まんまと喰らっちゃいました!
青春映画としても並外れた出来です!
サイコー!!

序盤の『ある朝フェリス〜』を覗き見し、しょんぼり下水道へ帰る所からして
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

娘(ソフィ)と親父のトルコのリゾート地での一夏の思い出を描く。
監督シャーロット・ウェルズの実体験に基づく、記憶についての物語でもあります。

今作が長編デビュー作というのが信じられないぐらいに美しく
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

テキサスに戻った元人気ポルノスターである主人公マイキーの勘違いも甚だしい都合の良いようにしか物事を解釈出来ない、男らしさの上辺だけを掠めとったようなダメ男のダメっぷりを痛快に描くドラマ。これが最後まで>>続きを読む

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バッド・トリップ・イン・トウキョウ

主人公POV視点により、
ライド感所ではない、尋常じゃないシンクロ率で合法的にバッドトリップ体験出来ます!(←誰もやりたかない)
これを見たらシラフでもガンギマリ
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誰かに見られてる(1987年製作の映画)

3.7

ましましに炊かれるスモーク、ガンギまりなビーム、煌びやかなネオン、、
随所で、『ブレードランナー』で確立した御大のイケイケな絵作りに唸らされました。

当時から、時代に反して描かれる「だっさい男と強い
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アレックス(2002年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

不快指数が高い!!
不快度で言えば今年観た『食人族』に勝るとも劣らないですねぇ

序盤からグワングワンに定まらないカメラアングルに良くも悪くも画面酔いしてしまいました。

ゲイクラブでのマルキュスの復
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キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.3

十字軍国家の没落を描く。

白兵戦は惜しみないゴア描写もあって迫力満点。セット、衣装、小道具の作り込みにより確立された中世の世界に惹き込まれました。
イスラム側が100%ヴィランとして描かれていない割
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

イコライザー、ジョン・ウィック等、昨今様々な殺し屋映画がありますが、今作ほど、スタイリッシュでなおかつ現実味がありシュールな殺し屋映画は他にありますでしょうか?
ルックがキレッキレで終始バカ真面目だか
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(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら北野武映画初体験。
いかんせんサブスクにないもんですから、
こうなったら敢えて予備知識でゼロで臨むのも
一興と思い、鑑賞しやした。

結論、変な映画でしたが面白かったです。
皆人間味丸出
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

悶々とつづられる日記ナレーション。
過去に犯した過ちの罪悪感から、腐った世の中と自分自身に憤慨する男の自罰からの贖罪。
いつものポール・シュレイダー節だが、
バキバキのルックでよりハードボイルド且つア
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マイナスワン鑑賞後、意を決して鑑賞!

やはり史実と結びつける上で、水爆実験を受けたゴジラの被害者性がちゃんと表現されているのが良い。山根博士が悶々と自問自答する所に、
人間の業が浮かび上がる。

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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.5

今年1の衝撃、、、

ドキュメンタリーと称して先住民に近づく白人4人組が拝金主義的且つ現代の炎上商法的に取れ高が為に悪ふざけがドライブして行き取り返しのつかない事に、、末恐ろしい。どっちが野蛮人だよ!
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スコッセッシ御用達2大スター
デニーロ×デカプリオ待望のダブルキャストで望む西部劇サスペンス!

居住区をオクラハマに追いやられたオセージ族は幸か不幸か石油を掘り当て世界一の1人金待ちになるが、白人に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ弱者である当方。完全門外漢ですがまずまず楽しめました。良くも悪くも大衆向けにチューニングされている印象。

山崎監督の得意とする昭和を舞台にすることで、ゴジラを自分のフィールドへ置き、主人公敷島
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.5

こういうのでいいんだよ!と唸らされる町中華の『インセプション』とでも言いましょうか、、
終盤に連れストーリーが複雑化しついていけませんでしたが、外連味あふれるドラッギーな映像表現と2転3転し明らかにな
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ねっとりしがちなエクソシズムジャンルに囚われない爽快で大味な作品でした。

ストーリーの構成もしっかり練られており良かったです。アモルト神父とトーマスが師弟関係を深めて行く所や、悪魔"アスモデウス"が
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

御歳85歳と俄かに信じがたいエナジーに溢れる寧ろギンギンな今作!「鳥のフン」と「オナラを使う大道芸人」がたて続けに出てきた所からこれは紛れもない正真正銘バーホーベン映画だと確信した!例に漏れず、エロ、>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.7

死霊館ユニバースの一作で、来たる新作に向けて鑑賞。

正直、期待していた程怖くもなければ特段アガるポイントもなかったです。
私的に恐怖描写も死霊館と比べると見劣りするように感じていしまい残念。

中盤
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スマイル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Aphex Twinに勝るとも劣らないキモイ笑顔に惹きつけられ長らく気になっていましたが
ようやっと鑑賞。

蓋を開けてみると『イット・フォローズ』的にわかりやすい
「悪魔的な何かに取り憑かれたものが
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ゾンビ・ガール(2014年製作の映画)

3.0

BLACK HOLEのイベントに合わせて観賞。
優柔不断で彼女に尻を引かれている主人公ホラーオタク・マックス君を故アントン・イエルチェンが演じてい。

環境への意識が行きすぎて情緒不安定な彼女エヴリン
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