あかのさんの映画レビュー・感想・評価

あかの

あかの

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

石原さとみの新境地だと思う。こんなに疲れて病んで荒んだ石原さとみは初めてだ。顔を覗かせる田舎の元ヤンらしさも。夫婦の諍いも。解像度の高さに引き込まれた。
電話から警察署へ向かうシーン、別の事件のシーン
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エレファント(2003年製作の映画)

3.6

コロンバイン高校銃乱射事件をモデルにした作品。
プロの俳優は大人のみ3名だけ、高校生役はオーディションで選ばれた実際の高校生が演じており、台詞も予め用意をされた台本等の無い状態。その為か、非常に現実感
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.4

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
タイトルからも分かるとおり、未来から過去に戻るストーリー。
ファイナル・ディシジョンとファースト・ジェネレーション双方の続編の立ち位置にある為、新旧キャスト
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.8

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
時系列的には3作目の続編、ジーンを喪い傷心状態にあるウルヴァリンの物語。
舞台はタイトルからも分かるとおり日本。
外国人ってニンジャとかサムライとか似非日本
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.4

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
ここまでシリーズを履修をしてきたが故に、キャラ等への思い入れが深まったからというのもあるだろうが、5本観てきた中では今作が1番面白かった。
プロフェッサーX
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.2

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
3部作では明かされなかったウルヴァリンの過去が明かされるスピンオフ。
同時に、デッドプール初登場、黒歴史としてイジられていたのはこれか。お喋りが過ぎるせいで
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.2

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
3部作完結編。
まあまあとっ散らかってはいるものの、1作目と比べると、遥かに迫力はある。
生き返ったり、死んだり、能力を失ったり、前2作の主要人物であっても
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.2

デッドプール&ウルヴァリンに向けての鑑賞。
前作から僅か3年ながらも、技術の進歩を感じる。カメラワークも含めて映像が格段に格好良くなった。冒頭のナイトクローラーのシーン等が特に印象深い。
おそらくパイ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

設定もストーリーもガバガバの脳筋映画にして怪獣ヤンキープロレス映画だった。
猿の惑星と言うか北斗の拳と言うか、かと思えばトランスフォーマーだったり。
個人的には、キング・オブ・モンスターズ辺りが最も面
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.4

タイトルから、松岡茉優と窪田正孝による電撃に撃たれたかの如き激しい恋愛模様を描いた作品なのかとばかり思いきや、腸が煮えくり返るプロデューサーや助監督に対する怒りを経ての、最終的には家族再生に着地をする>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

3.0

デッドプール2作こそ観たものの、他のX-MENシリーズは未履修だった為、デッドプール&ウルヴァリンまでに何とかしようと、GW中に履修を始めた次第。
ずっとウルヴァリンのミュータントとしての能力は金属の
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劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ(2023年製作の映画)

2.8

ドラマ版を観ており、ドラマ版が結構好きだったこともあって、鑑賞。
どちらかと言うと本来の主人公であるえりぴよよりも舞菜の方にスポットライトを当てたストーリーだった。
個人的には、いっそドラマ版のラスト
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.4

舞台がニューヨークに戻ったことでよりゴーストバスターズ感が増した今作。
冒頭から街を破壊をしながらのゴースト退治に、これこれ、これぞゴーストバスターズ等と思ったり。
過去作のオマージュも十分。
相変わ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

良くも悪くも公開前から話題に事欠かなかった作品。
この国に生まれた者としてやはり原爆の父の物語は観ておくべきだろうということで。
トリニティ実験の成功に関係者達が沸くシーンは、日本人としてどうしても不
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

前作は冗長に感じる面が少なからずあったが、今作は長尺ながらも濃厚な作り。
元が古典作品故に、ストーリーに決して目新しさは無いが、戦争や信仰等、現実に通ずるような普遍性もあり、十分に面白い。
何よりも、
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.4

酷評という噂を聞いていたが、過度な期待さえしなければ十分に楽しめる作品。
女性陣に戦闘能力が無い為、一般的なヒーローアクション映画のような爽快さは無いものの、家族愛に餓えた者達が疑似家族となっていくス
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.6

SEEDもSEED DESTINYも完走をした筈が、種はしっかりストーリーを覚えているものの、種デスに至ってはほぼストーリーを覚えていないので、そんな状態で観ても大丈夫なのか些か不安だったが、中盤以降>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

「紅だーーー!!!」
紅だけでこんなに笑わされてこんなに泣かされるとは。カラオケに行きたくなるし、紅を間に挟みたくなるし、炒飯も頼みたくなる。
もし狂児に出会わなかったとしたら、聡実の中学3年生は自分
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.4

原作漫画の長さを思えば、俺達の戦いはこれからだEDなのは、予想どおり。寧ろ、変に原作の改変をしていない分、原作へのリスペクトを感じる。おそらくあるだろう続編にも期待を寄せたいところ。
個人的に、冒頭の
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

Born to Be Wildとジェイソン・モモアの親和性よ。冒頭からテンションが上がる。
確執を乗り越えて手を結ぶ兄弟といった王道感も良き。オームがとにかく愛しい。オームが大好きになった。でも、Gは
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フローズン・ブレイク(2019年製作の映画)

3.0

寒い日こそ寒い映画を観ようということで選んでみた1本。
極寒の雪山でロープウェイに取り残されるロシアのパニックスリラー。
こういった作品にありがちな展開以上のことは決して起こらないものの、こういった恐
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.4

夢いっぱいの可愛い世界観で繰り広げられるミュージカル映画。
唯、ファンシーな雰囲気でコミカルに味付けをされてはいるものの、悪人はどこまでも救いようの無い悪人で、そこは勧善懲悪の世界だった。
ティム・バ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

劇中でアンドリューが指摘をしたように、カルトの妄想の可能性を残し、判断を観客に委ねた方が、もやもやが残り不気味さが際立ったような気もする。
あのラストにしてしまうことで、神は同性愛を赦さないという短絡
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

さかなクンの自叙伝エッセイを原作とした作品。
「好きに勝るもの無しでぎょざいます」
母親やヒヨ、好きを見守る周囲の優しさに心が温かくなる。
田舎の不良達のイキったダサさが何とも憎めず、高校時代のシーン
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

2.8

クリスマスということで選んでみた1本。
何故三春にだけクネヒトの顔が見えるのか、トナカイやネズミについて等、原作未読の身には説明不足に感じる点が多々あった。
真面目に生きている人間が貧乏くじを引く描写
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

SPY×FAMILYとして期待以上でも以下でもなく、普通に楽しんだ。
う○こネタ盛り沢山で、周囲の子供達が大喜びをしていたのが印象的だったし、まさかゲスト俳優にまでその一言を言わせるとは。
ラストの戦
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.0

クリスマスに合わせて1作目を観たこともあり、どうせなら2作目もということで。
2作目は初鑑賞。
第4の壁を破るシーンまであるとは。まさかのハルク・ホーガン。
1作目のセルフオマージュや他の映画のパロデ
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.4

クリスマスも近いということでの1本。
小学生ぐらいに金曜ロードショーか何かで観て以来なので、大枠しか覚えていなかったのだが、主人公をもっと年若の少年だと記憶違いをしていたが故に、完全に大人だったことに
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あなたの、私のクリスマス?2(2023年製作の映画)

3.0

1作目に引き続き、クリスマスも近いということでの1本。
相変わらず気楽に観ることのできる作品ではあるものの、前作と比べると、ヘイリーとその家族に苛立つシーンもあり、純粋に楽しめない部分があった。施しと
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あなたの、私のクリスマス?(2022年製作の映画)

3.4

クリスマスも近いということで選んでみた1本。
予定調和的で特筆をするような作品ではないものの、ホリデーシーズンに気楽に観るには相応しい作品。
イギリスのクリスマスの雰囲気もしっかりと味わえる。
家族を
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.2

後ろめたさ故の疑心暗鬼からくる、幽霊の正体見たり枯れ尾花的展開を思わせるような、前半の淡々とした不気味さは嫌いじゃない。
とは言え、キャスティングの時点である程度オチは読めてしまう。
ラストもあそこま
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.2

ウイルスの恐怖に墜落の恐怖、死ぬとしたら何れがマシなのか、そんなことをつい考える。
日本人の目には日本の対応にリアリティは感じなかったものの。
イム・シワン演ずるリュ・ジンソクには登場をした瞬間から何
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

ウォンカとチョコレート工場のはじまりに向けての鑑賞。
公開当時、大好きで、サントラも繰り返し聴いていた。Wonka's Welcome Songに始まり、ウンパ・ルンパ達の独壇場と、思わず身体がノリノ
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.0

犬映画だからと言って、癒しを求めてはいけない。
下品で卑猥な下ネタのオンパレード。
唯、全編を通してのほとんどが犬の画で構成をされており、犬を飼ったことのある人ならば分かる、確かに犬ってこうだよねとい
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

ラストでボロ泣きをした、それ程に良かった。
救いの無い話ながらも希望が残る。
ゲゲゲの鬼太郎は、幼少時に、原作漫画、第2期と第3期のアニメに僅かながら触れたことがある程度だったが、そんな私でも魅入って
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

思い掛けずのミュージカル映画だったし猫まみれ映画だった。
孤高のイメージが強いキャプテン・マーベルなれど、自身のファンであるカマラからの真っ直ぐな好意によって、ぐっと人間味溢れる表情が増え、3人のシー
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