海老さんの映画レビュー・感想・評価

海老

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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.9

映画が好きで良かった。
スパイダーマンが好きで良かった。
この時代に生まれて良かった。

貴方にまた会えた。

劇場版『えいがのおそ松さん』(2019年製作の映画)

3.4

※海老から皆さんへの届け物
※本作ファンの方は御免なさい、明確に脱線します

「おそ松くん」は子供の頃に観ていたものの、「おそ松さん」に関しては殆どこの映画が初見で。
色眼鏡を通して持っていた
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.6

※海賊好きの海賊好きによる海賊好きの為のレビュー
※本稿内に隠した「お宝」を幾つ見つけられるかな?
※探せ!この世の全てをそこに置いてきた!


いつからだったか。
漫画から離れて久しい、ON
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.5

※鑑賞予定の方はスルーしてください

カセットの端子をフーッとふいて、差し込んだ本体のスイッチを親指でカチンと押し込み、真っ黒い起動画面に胸を高鳴らせる。そんな光景に無性に懐かしさを感じてしまう世代ゆ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

無限の彼方へ行くのだと、いつも彼らは言う。
それは、一体何処なのかと、苦しい程に乾いた心で手を伸ばし、背中を追う。
ようやく人差し指を引っ掛けたリング紐を引っ張っても、もうカウボーイの陽気な声は聞
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マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)

3.8

一通の便りが届いたんです。
差出人は、ホラー映画の恐怖に微塵も動じない、オカルトヒエラルキーの頂点に座する友人でした。とあれば、これは豪胆村から怖がり村に向けた手紙。きっとまた、怖がり村民の僕を茶化し
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アラジン(2019年製作の映画)

4.3

おぉっと!オレを眠りから覚ましたのはアンタか。
って随分ちっこいな。人魚姫様のお目付け役?
いや、ありゃ蟹だわな。おまえさんは海老。こいつぁ失礼。
で、どうしたアホ面で固まっちまって。驚いて言葉
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

少数派にまわる事の多い人生を送ってきました。

タケノコの里でなくキノコの山。
プレステでなくセガサターン。
コロコロでなくボンボン。

そしてポケモンでなくノケモン。

そう、僕はポ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

「これは真実の物語である」
幕開けのテロップは「事実に基づく」ではなく、「真実の物語」と宣言する。
物々しいようで、青臭いような。
かっこいいような、かっこつけたいだけのような。

客観的な
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レプリカズ(2018年製作の映画)

2.7

革命的な技術進化によって誕生した二つの禁忌、"レプリケーション(生体複製)"と"インプリメンテーション(記憶編集)"。「刮目せよ人類。バベルの塔は建ったのだ。」異端の科学者は"人間が人間を造れる"事を>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.4

怖がり族の生態「時々発症する無謀な怖いもの見たさ」と言う厄介な性分について触れて久しく。僕の場合は、一度怖い目に遭えば、数年はそんな考えも湧かなくなるというのが経験則だった。

直近にホラー映画で
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.5

銀幕に映し出される鮮やかな絵本を繰るかのように、子供と隣り合い手を繋いで"観"聞かせる。
そんな、幻想的な体験をする。

自分でこれを絵本なのだと思った以上、物語の起伏を言及するより色彩と風景と
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

2.9

薄暗い煉瓦造りの閉塞的な通路に、寒気と静寂が満ちる。篝火に導かれて長い迷宮を歩いた先に、仰々しい金具をあしらった、古ぼけた木目の扉が現れた。ゆるやかなアーチ、観音開きの佇まいが物々しく、扉の向こう側に>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

📚 海老堂 大辞海

シャザ・む [4] 【シャザム】
( 動マ五[四] )

①英雄として意気込む。「シャザむ!!」
②共闘を促す。「キミはシャザまないの?」
③英雄願望を表現する。
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.9

別れがあるから、出会いは尊い。
人も物語も同じこと。
言葉で理屈は分かっていても、昔から"終わり"は好きではなかった。これは、別れじゃない、最後から二番目の話なんだと、駄々に似た空想で喪失感を誤魔化し
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

激しく「男子」をこじらせ、ヒーローに憧れてきました。
医者には「中二病」だと匙を投げられました。
それ即ち「健康な男児」そのものであり、世の男性の多数を締める厄介な性分であります。

さて、そ
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.7

短所は、短所と悲観するから短所になる。
それは個性だ。
短所と思うな。
個性はときどき、長所になるから。

誰に教えられたのかも、もはや覚えていないけれど、未だに僕の内側から励ます力となって
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サムライマラソン(2019年製作の映画)

2.0

マラソンが苦手でした。
走破する達成感より先に、走る苦しみばかりに気を取られるから。

大変皮肉な話で、本作鑑賞時に感じたのは、それに似た感覚。
タイトルから、緩いコメディ寄りの時代劇であると
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ちえりとチェリー(2015年製作の映画)

3.6

「今日は、コンコンと一緒に行く」
そう言って、狐のヌイグルミを抱く娘。
先週はウサギで、その前はネコだった。
映画館に行くとき、娘は決まってヌイグルミを連れていく。
彼ら、彼女らには全て、娘が付け
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.2

話の核心を避けて語るのは難解。
なので、代わりに手品を披露します。
もし、まだ本作を観ていないのなら、その手品すら遠慮いただいたほうが良いでしょう。


さて、私の前に座ってください。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

Dear トニー&ドク

貴方達を見つめる僕の眼は、
どれだけ穏やかだったろうと思う。
内から照らす優し気な灯りを、
なんと表現しようと悩む。

「人は心が愉快であれば
 終日歩んでも嫌に
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.9

※寛大な心でお読みください※

甚だ私事ではございますが、ただいま職場は、製品のアップデート直前のニッチもサッチもいかねぇド修羅場であります。Filmarksのチェックも覚束無い現況は口惜しくも不
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

親愛なる地上人へ捧ぐ。

私は、栄えある甲殻王国の王家の末裔にして、誇り高き甲殻騎士団の一員である。
此度の聖戦に、地上人の諸兄らと共に立ち向かえる事を嬉しく思う。

まずは、話をしよう。
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LE CHOCOLAT DE H(2019年製作の映画)

3.2

ル ショコラ ドゥ アッシュ のオーナーシェフであり、世界で活躍するショコラティエ、辻口博啓シェフ。
「C.C.C.(クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ=ショコラ愛好家の会)」によるショコラ品評会
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.2

ねぇ、パパ。
空にドーナツが浮かんでるよ。
神様が食べちゃったんじゃない?
― そうかもね

ねぇ、ママ。
向こうは夜でこっちは夕方だよ。
夜はあっちから来るの?
― そうだね
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.4

ちょうど一年前のこの日、僕は初めてFilmarksと出会った。

その時に投稿した内容がこれ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
手に汗握る展開も面白いですが、意外だったのは、個々のキ
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TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

01)年末の仕事納めも虚しく、年始早々に現場に
02)蔓延するは納期と残作業に塗れた暴風雪。
03]クソ忙しすぎワロタwwwwwwwwwww
04)憤懣遣る方なき状況と他者を責めたとて、
05)事態の
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.2

― ある日、私は地下鉄に乗っていた。乗客は皆、静かに座っている。そこに一人の男性が子供たちを連れて乗ってきた。子供たちは酷く騒がしく暴れまわり、行動は目に余るものだった。
信じられない事に、男性は子供
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映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS(2018年製作の映画)

3.4

※にわかの解説付き
※閲覧注意

妖怪ウォッチとは
街中に住まう可愛らしい妖怪を「友達」と称し、取っ捕まえて闘わせるプロットから一時はポケモンの対抗馬とまで言われるも、何でもかんでも妖怪のせい
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.7

静謐と緊張の中で紡がれる美しさ。
その凛とした姿を見せつけられてしまったら、こちらも自然、慎重に言葉を繋ぎたくなってしまう。緊張に少し震える指先を手繰りながら。

これまでの人生で茶道は近づいた
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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018年製作の映画)

3.7

※レビューと
※2018年の振り返りと
※締めのご挨拶

平成が、終わるんですってよ…!

それは大変だ。新元号の発表はいつなのか?何故そうギリギリなのだ。datetimeの文字列化はしっかりg書式で
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億男(2018年製作の映画)

3.6

娘:パパ、チューするにはチュウ券がいります。
僕:チュウ券?
娘:チュウ券。
僕:それなら持ってるよ。
娘:えっ。そうなの?何枚?
僕:一億枚。
娘:やだぁ!パパ!!億男じゃん!!
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Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

3.8

この日に投稿するのもあざといとは思いつつ、承知の上で、敢えてそうしたくもなる。
鑑賞日は12月の頭ながら、温める事、ひと月。

今年もクリスマスがやってきました。

子供の頃の僕にとって、自
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.8

国民の義務と言うものがあるようですね。

え?勤労、納税、教育ですって?
ほう、なかなか物知りなようですね。

でもそれは、貴方がた地球人が定めたルールというものでしょう?

義務と言ったらね、
「ド
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.7

この作品を観て、ごちゃごちゃ考え込んでしまう「ひねくれ者」はどれだけ居るのか。他人事と切り捨てられず、重ねて観てしまった人はどれだけ居るのか。僕だけではない筈だと考えたくもなる。
孤独は恐ろしいから。
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

まず皆さんに申し上げたいのは、この世には二種類の人間がいるということです。
それ即ち、「怖がり」と「非・怖がり」であり、人間には、この二種類しか存在しないのであります。

親愛なるFilmarks諸先
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