ドラツーさんの映画レビュー・感想・評価

ドラツー

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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

4.0

ありきたりの不倫絡みのサスペンスだと、鷹を括っていたら、とんでもない。主役の二人の演技が光る素晴らしい作品でした。シュリの頃から大ファンのキム・ユンジンは、さすがの名演技。羅生門を彷彿させる凝った作り>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.1

マ・ドンソクさんはこう言う役でなくちゃ!最後までハラハラドキドキ。力の抜け加減も絶妙で、なんせ絶対的強さで、ターミネーターみたいな血も涙もない敵役でも安心して観ていられます。最後はやっぱりスカッとさせ>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.5

綾瀬はるかさん主演の作品で、アクション系作品は
間違いなし…と言いたい所でしたが、他のキャストがイマイチ。鈴木恭平さんが登場してシマリましたが。韓国映画に比べ、いろんな面で見劣りしますね。キチンと伏線
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ひとくず 新ディレクターズカット(2019年製作の映画)

3.9

惜しい!超名作になりそうな作品でした。B級っぽかったですが、そこが返って味があって良かった。流れがちょっとおかしい所があるし、ラストがキマリ過ぎという感じなので、オリジナル版で観たかった。それにしても>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

大好きなエマ・ストーンが、ベラという、この難しい役柄を見事に演じ切っていました。只々、すごいのひと言。その女優魂に、さらにファンになりました。これはアカデミー賞主演女優賞間違いなしかな。ウィレム・デフ>>続きを読む

二つの光(2017年製作の映画)

4.0


作品の良し悪しは決して長さではないんだなと、考えさせられた良質な短編映画でした。最近、3時間近くの作品を数本観て、ダラダラと長いだけの印象でしたが、これはたった30分なのに、ゆったりとした気分で観ら
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

面白かった!イギリスと日本の共通点は右側通行くらいのものだけど、この映画が言わんとするメッセージは70年の時を超えて、国を超えて同じように伝わってきました。これもノーベル賞作家、カズオ・イシグロ氏の脚>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

せっかくのケイトブランシェットの名演技も、わかりづらいストーリー展開と3時間近いの上演時間でちょっと興醒め。これは編集のデキが悪かったのかな?この前観た「バビロン」もこんな感じだった。しかし、天才肌で>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

山崎監督といえば、三丁目の夕日。その続編のオープニングで見た大迫力のゴジラが、さらにスケールアップして蘇って来た感じでした。この素晴らしいCGに加えて音響、ストーリーもいいデキ。さすが全米で一位を獲る>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.8

大好きなスウェーデン映画の「幸せのひとりぼっち」のリメイク。オリジナルが良かったので、全く同じ内容なら観なくていいかなと思いましたが、大好きトムハンクスがあの不器用な偏屈爺さんを演じてるならと観ること>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.3

エンドロールの最後まで面白かったです。人間は血も涙もなく死ぬほど?殺すのに、犬と友達にはめっぽう優しいね。私は犬が苦手ですが、このシリーズに関しては犬派になります。股間をガブガブされたくないからね。ト>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

2.5

ダメでした!出だしはいい感じだったけど、進むにつれ、訳がわからなくなり、最後は早送りで終わらせました。好きな俳優だらけで楽しみだったのですが、痛々しい演技で見事に、みんなハマっていませんでした。残念!>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.1

あっ!k’sデンキの看板!新潟バイパスが映っていた♪ここだけ感動。新潟ロケもあったという事で見た作品でしたが、私には1mmもハマりませんでした。印象に残る音楽、セリフ、シーンも無かったです。ごめんなさ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

初代からのグランツーリスモファン、SONY好きという事もあって、公開を楽しみにしていた作品。時間的都合で4DX無し、吹き替え版でしたが、ついに観てきました。
映像の迫力と音響がとにかく凄い!ストーリー
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ハーモニー 心をつなぐ歌(2010年製作の映画)

3.8

私の韓国映画デビューは「シュリ」。その時のヒロインもキム・ユンジンさんでした。当時のハン・ソッキュさん、ソン・ガンホさん、ソル・ギョングさん、イ・ビョンホンさん…みんないい役者で今もいい味だして活躍中>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

あまりにラストが突然終わる感じなので、どう評価していいか困るショッキングな作品でした。
セリフは少ないけど、表情や、額入りの写真のアップ、音響などの相乗効果でグッと引き込まれました。アダが産まれてくる
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

面白かった!邦画でこんな良い作品を観たのは久々の様な気がする。タイトル、時系列の使い方、キャスト…もうみんな素晴らしい。時間がどんどん戻っていき、ラストは今に戻るんだけど、その時系列がごっちゃごちゃご>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

「三丁目の夕日」のような懐かしいシーンから始まり引き込まれました。故郷への郷愁を感じさせる作品でした。モノクロとカラーの使い分けが上手かった。時間をおいて何回でも見たくなるそんな作品でした。

おもかげ(2019年製作の映画)

3.9

6歳で生き別れた息子を探して、そのいなくなったビーチで働く女性と面影のある16歳の少年との甘酢っぱい恋愛みたいなストーリー。主人公の女優さん、話の進行と共に魅力が増してきて、少年と一緒に惚れてしまいま>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

オカルト系はあまり観ないのですが、夢に出てくる幽霊役サンディの女性が魅力的で見入ってしまいました。ストーリーの流れも、オチも中々良かったです。図書館に落としていった主人公の白いバッグ、戻ったかな〜?そ>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

邦画では、高めのこの数字。しかも、コミックが原作の実写作品として考えるならもっと高めでも良いかな。でも一作目には敵わない。二作目は?でしたが、三作目の本作は、アクションシーンの迫力がイマイチかな。カメ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

トムクルーズはすごい!トップガン、マーベリックもとても良かったけど、本作も素晴らしい。もう年齢を超越しています。カーチェイスもバイクアクションもトレインアクションもどれも最高!この作品は前の席で観るの>>続きを読む

帰れない二人(2018年製作の映画)

3.9

出だしで「山河ノスタルジア」の女優チャオさん、すごく若いな!と思ったら、若い頃の設定だったんですね。こう言う愛のカタチもあるのかな?執拗に愛を押し付けない、でも彼の罪を被る時点で重荷にさせていたのかな>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

50年代の映画みたいな雰囲気のある素敵な作品でした。色々とハラハラ、イライラするんだけど、最終的にハッピーエンドでめでたしめでたし。娯楽映画はこうでなくちゃ!

百花(2022年製作の映画)

2.9

はっきり言うとつまらなかった。全てにミスキャスト。特に我が子を突然捨てて愛人に走る原田美枝子はそんないい加減な女役は似合っていなかった様に思う。せっかくの長澤まさみ、永瀬正敏も印象に残らなかった。いい>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

余韻の残る素敵なラストシーンでした、何と言っても印象に残る名ラストシーンといえば「セブン」ですが、あのブラピの表情に負けず劣らず、永野芽郁もいい表情してました。こういう終わり方、割と好きです。奈緒ちゃ>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

手紙、ポスト、フィルムカメラなどのアナログアイテムと暖かく見守るマサコとセボムの優しい存在を上手く絡ませながら、難しいテーマを見事に温かみのある綺麗な余韻が残る作品に仕上げてあります。冬の小樽が舞台っ>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.0

隕石が降ってくる以外は、雰囲気のある癒し系の作品。キャストもなかなか良かった。こういう映画もわりと嫌いじゃないけど、隕石がぶつかるシーンはもうちょっとお金というか、力を入れてもらいたかったな。エンディ>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.1

なるほど!そうだったのか!最初とラストが見事に繋がる伏線回収的作りが見事。冒頭で妊婦がバスに轢かれるショッキングなシーンで始まりますが、そのバスに乗る少年のなんとも言えない表情の意味が全て最後でわかり>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

豪華なキャスト、壮大なストーリー、波瀾万丈の展開、見事な伏線回収、VFXもすごいし、思いっきり楽しめる壮大なエンターティメント作品でした。韓国映画はどんなジャンルも期待以上のもの作りますね。素晴らしい>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

真っ直ぐ、正直、無器用、強面、弱気を助け強気を挫く、義理堅い…こんなストレートで不器用な生き方しかできない男を役所広司が見事に演じています。高倉健さんも似たキャラクターだけど、この作品には役所さんしか>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.8

マグドナルド誕生の物語。「マグドナルド」の言葉の響きと「m」のマークにこだわったマイケル・キートンが演じるレイ・ロック氏の直感はお見事。大好きなビッグマックがこんなに身近に食べられるのは彼のお陰だね。>>続きを読む

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.4

全編ほとんどモノクロの韓国時代劇。しかも固そうだし、これは途中で眠くなるか、リタイヤか…と見始めたら、嫌な予感は見事に大ハズレ。グイグイと引き込まれる秀作でした。ラストの一瞬だけ海に色が着き、いい余韻>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

これぞ、インド映画の真骨頂。髭のハイパワーおじさん大活躍。それも友情と亀裂で終始目が離せない2人。対立している時は痛々しさも倍増で、どうなるかと思いましたが、タッグを組めば無敵。お馴染みの3時間を超え>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

作品賞は取れなかったけれど、濱口監督はアカデミー賞の会場でスピルバーグ監督に素晴らしい!と直接、声をかけてもらえたらしいし、村上春樹さんの作品の世界観を損なわず昇華した良い作品でした。原作の黄色いサー>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

邦画では「新聞記者」以来の、心にズシン!と来る素晴らしい作品でした。どちらも松坂桃李いい演技でした。被害者にしろ、加害者にしろ、こういう経験のある人は見るのは辛い作品です。でも逆の立場や違う立ち位置で>>続きを読む

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