城岩いとさんの映画レビュー・感想・評価 - 48ページ目

アシュラ(2016年製作の映画)

4.0

凄まじい激流。
韓国ノワールの金字塔になりうる。

カーアクションや銃撃戦などどうやって撮影しているのか検討もつかない場面がいくつかあった。

心理戦、頭脳戦の序盤から、一気にレッドゾーンに入る。
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海月姫(2014年製作の映画)

1.5

オタクの描き方が好感持てる。

能年玲奈の可愛さが爆発。
女装があまり可愛くない菅田将暉の起用は疑問。
個性的なサブキャラたちがわいわいする様を観るのは癒される。

いいところで個人的に嫌いなセカイノ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

2.5

これ系の話では珍しくサスペンスでもホラーでもない。

いずれ世界もこの映画のようになっていくのだろうが、何とも感情移入しにくい話。センチメンタルな感情表現が多く、なかなか事が進まない…

話が進むと思
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.0

雪上バトルロイヤル開幕ッッッ!!!

雪! 田舎! 血! たぬき顔! 
病み! 太眉毛! るみ!!
CDの意味! 女子が可愛い!!!

ハイパーメンヘラバトルッ!!!

血湧き肉踊る青春暴力映画!!!
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.5

出演者は良いと思う。
沢尻エリカ、最高。
綾野剛まで出ていて驚いた。

好みの別れる作品になっているのは監督の責任だ。

物語を面白くするための編集(とくにオープニングはひどい)や絵作りをしているわけ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

レンタル開始当時に観たときイマイチだった記憶があったが、タランティーノの最高傑作と評する人もいて再見することに。

一回目観たときに感じた時間的な重さも感じる事なく、とにかく最後まで楽しんで観れた。
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

5.0

多くの人に見て欲しいと思った。

この作品を評して(あるいはこの作品の予告を観た段階で)胸糞悪い映画だというのは違うんじゃないか。

どんなに目を背けたくなろうと、現実をえぐっている部分がある。
これ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

観賞後あらすじを見て、前作からわずか5日後の出来事と知った。

酷い生活だ。

相変わらず車は大破するし、秒で命を狙われる。

前作同様、銃撃戦に強いこだわりを感じる。弾丸には限りがあり、リロードも込
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

着地点を決めずに考えた印象。
暴力の果てに破滅する姿、身内が苦しむ姿、主人公は最後まで超然とした存在で、だからなんなのだろう。

物語として核のようなものがないと感じた。ただそういう話も面白い。

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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと笑いたいのを堪えながら進み、最後の最後で笑ってしまった。オチがとにかくいい。

こういう映画についてはいくらでも語れるし、断然好きな部類の作品。

なぜか原作がコミックという間違った?情報が頭に
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私の男(2013年製作の映画)

3.5

絶妙に不快。

純文学の賞をとった小説を映像化するのは、困難だったと思う。
内容はよく出来たホラーだった。
人に勧めて人格を疑われるのもべつに構わない。
主演ふたりの演技はやばい。それだけで価値あり。
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.5

ラスト何分で驚愕しますよ系のキャッチフレーズをつけるのは、話自体の自信のなさの表れに見える。
物語に自信があるなら、そんな触れ込みは必要ない。

80年代の雰囲気のなか語られるのは、これまであらゆるド
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

踏み込んだ内容のとてもいい映画だが、正直、どう捉えていいのか……
評論家の解説、他の人の評価を聞いてみたい。

結局、真相はどうだったのか。
廃品回収の男が目撃したのは何だったのか。
評価が割れる作品
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

大味ながら変な魅力がある作品。

ポン・ジュノ監督作品のなかではいちばんハリウッド的娯楽性にふった一本ではないかと思う。
テンポ良く、わかりやすく、先の展開を期待させる作り。

ダメ親父代表ソン・ガン
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プレデター(1987年製作の映画)

4.0

クラシック。

姿が見えない捕食者が密林を進む小隊を付け回す前半の展開は、ホラーそのもの。

ジャングルを行く主人公たちを追いながら、プレデターの視界を挿入する手法で、大袈裟なクリフハンガーや暗闇を使
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

2.5

かなり厳しい。
映像は新しいし、アリータは可愛いのだが、それだけ。
肝心の中身が…

アバターにしてもジェームズ・キャメロンの描く物語はそういう傾向にある。映像技術にあぐらをかいて、キャラも動機付けも
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

今更だが映画好きなだけの素人が星をつけるなんておこがましいという気分になった。

長く続くシリーズだけに必ず文句を言う人はいるし、いちゃもんつけようと思えばできる(イウォーク!!)が、ジョージ・ルーカ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

アメリカにおける人種差別問題など日本人の立場から語ってはいけないという反面、少しでも理解しなくては、という葛藤からこの手の映画を観るのだが、この作品を見終わったあと〝アメリカで黒人として生きる上で感じ>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

演技派より個性でキャストが決まった印象。

正直、コマ割りから何から劇場でみる内容ではない。酷いなと思いながらこれがいまの日本の映画らしい。

渡部篤郎にしても木村拓哉にしてもどの作品でも彼らは同じ演
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