監督のイエジー・スコリモフスキって役者では?と調べたらやはりそう。ポランスキー監督作品の脚本も手掛けているそう。
ポーランドからイタリアまでの旅は憂いに満ちている。吸い込まれそうな空の色に包まれるイー>>続きを読む
モスクワからムルマンスクまで列車で36時間。
今いる場所から目的の場所に移動する単なる時間だけれど、生きているとみんなが違う時間を抱えているんだと思う。
大事にしていたはずなのに徐々に薄汚れて来て消え>>続きを読む
たまにこのシリーズを観ると幸せな気持ちになる。
カメラがぱっと向きを変えると空間や時間が一瞬で変わるとか、みんなでチカラをあわせて、とか、なんかこうムズムズわくわくしちゃって子ども時代の楽しい空想を思>>続きを読む
ジョディが言っていた映画『脱出』は結構ハードなストーリーだったのね、なんてね。
「中身は気に入らないかも」と言われたらさてどうするよ。それは状況によるのかしらん。
マイケル・マイヤーズといえばハマり役>>続きを読む
第77回カンヌ国際映画祭が始まった。
去年パルムドッグ賞を与えられたメッシが堂々とレッドカーペットの上で20分もマスコミ対応をしたとのこと。
次回作はどんな作品なのですか、などと本気で彼に尋ねてみたく>>続きを読む
タイトルの『FLEE』は逃げる、逃亡する、危険から逃れるなどの意味が。
ポスターに大勢の人の姿が描かれている。
きっと自分に似た人もいるし、そうじゃ無い人もいる。でも間違いなく皆繋がっていてそれを>>続きを読む
中国の大ベストセラー小説を日本で映画化したとのこと。原作未読なのでさっと調べてたけれど、ほぼ原作に近い仕上がりのよう。
舞台は沖縄なのだけど、民家に置かれたシーサーに、隔絶された遠い海に、汗ばむ部屋に>>続きを読む
このタイトルだとトニー・スコットの暴走する貨物列車を連想してしまうけれど、こちらで暴走するのは果たして。
これは何も知らずに観た方が絶対良いので、ええと、ノオミ・ラパスだけじっと眺めていて下さい的なこ>>続きを読む
48分に1度銀行強盗が発生するロサンゼルス。言ってる側からあの車、狙われてる!
クリスチャン・グーデガスト監督、良いではありませんか。続編もすでに決定してると聞き及んでおります。楽しみ。
ご存知ジェラ>>続きを読む
サメが好きで潜水艦が好きで飛行機が好きなら宇宙飛行士絶対好きですよね、と無理やり誘導しちゃっても、あらいい映画をありがとうと感謝されるのが目に浮かぶ、そんなホセ・ヘルナンデスの自伝がベースの映画です。>>続きを読む
出産間近のサラ。
突然色々なことが起き、ひとりで向き合うことになってしまう。近所に住む夫の両親は手伝ってくれるのだけど、サラはその状況をあまり喜んでいない。
そんな時、疎遠になっていた姉のリンダがやっ>>続きを読む
最後の最後まで観て、恋愛映画だとわかって泣いてしまった。
人はややこしい。大事な時にちゃんと心や身体は答えを出しているのに、違う答えを貼り付けたりする。なんでだろ。
幽霊が住むような取り残されたアパー>>続きを読む
マグリットの絵画って確か『ある男』でも。
詳しく書くと両方のネタバレになりそうだから控えるけれど、まあそういうことです。
こちらはより結末のためのストーリーになっているので途中は……なのは、ね。
まあ>>続きを読む
監督は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のアンディ・ムスキエティ。ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務める。
2013年の作品だけれど、大人の都合で不幸になる子どもへの目線とか、産む産まな>>続きを読む
「だってアン・ハサウェイじゃん」
これが最初頭に浮んでしばらく点灯し続けていたのだけど、すぅっと自然に消えました。
40歳を迎えたソレーヌ。シングルマザーの彼女は大事な16歳の娘がおり、仕事も周囲との>>続きを読む
もとになった話はニュースで知ったけれど、人間のせいで酷い目に遭ったんだなぁとクマが気の毒に思えて仕方なく。
しかしとんでもない実話があったもの。なんとかソートン2世のぶっ飛んだ経歴もさることながら、飛>>続きを読む
ウイスキーを氷の入ったグラスに注いで水を足す。
ゆらゆらと昇ってくる琥珀色。マドラーでふわっとかき混ぜれば水割りというお馴染みの一杯が。
それが多分世界と呼ばれるもの。
底にくるくる回りながら僅かに残>>続きを読む
至福の20分だった……
垣根などどこにもない。伝えたい気持ちがあれば。受け取りたい思いがあれば。そうだよね、愛すべき友たち。
でもココは恐れている。
近づき過ぎて心を傷つけてしまうことを。
そう、大好>>続きを読む
妖怪大図鑑を抱いて寝ていた子供時代を過ごした身としては実に感慨深い。劇場で観て以来2度目の鑑賞。
なんたって「水木しげる生誕100周年記念」なので、エンドロール中・後の映像に納得。
ゲゲゲの鬼太郎なら>>続きを読む
ドッグファイトって本当に酷い。
いくらベトナムに出征すると言われても、当時の男たちはあんな風に関係を築いていたからと聞いても、到底許されることではない。ローズが激怒し、傷つくのは当たり前。
でも彼女を>>続きを読む
オープニングクレジットに小さな黒い三角が。次第に黒い面が多くなって来てそれがタイトルに。はい、もうカッコいい。何度観てもいい。
確かこの脚本は最初キングが書いたのだけど、クローネンバーグはそれを却下。>>続きを読む
観る側限定ならみんな大好き航空パニック映画。それになんとプラスαのお楽しみも。
機長にジェラルド・バトラー。客室乗務員にダニエラ・ピネダ。この配役なら無事生還できる確率はぐいっと上がる感じ。
顔つきで>>続きを読む
今の時代にどう落とし込んで来るのかなと心配したのだけど、全くの杞憂に終わりました。
鈴木亮平って天才なの?憑依型だとは思っていたけど、身体つき(もっと言えば筋肉)、走る姿、口の開けた方、仰ぎ見る角度、>>続きを読む
劇場で観た後少し調べてみたら、なんと実際もほぼこの通りだったという。何ということでしょ。
なんていかにも色々知っていそうに書いていますが、シェイクスピアが怖くて悪い王に描いたものを、まんま信じていたわ>>続きを読む
最後にマルゴと名前が右下に。
この作品にはベースとなる事件がある。オランダ人であるマーティン・フェルフォンダーンとマルゴ・プールという夫婦が映画と同じガリシア州で悲劇に見舞われたのだ。
トラブルの原因>>続きを読む
キャロルを演じたブライス・ダナーは確か……と調べたらそうでした、グウィネス・パルトローのお母さんで1943年生まれ。今作2015年だから……60代に入るくらい?と思っていたのでぶっ飛びました。
ええと>>続きを読む
もはや「魔女たち」と化している……
前作は高校生になるまで農場で育った少女、今作はある女性に助けられ、短い夏を過ごした少女。さてどちらがどうなんでしょうか。
中国語を話す土偶チーム、英語を話す暗殺を依>>続きを読む
前観たはずだけどこの続きの『THE WITCH/魔女 ―増殖―』を観るためにおさらい。結構忘れているものだわ。
とはいえ流れはなんとなくはわかっており、こういう少女がいて、狙われて、でも彼女には理由が>>続きを読む
ある男がふと懐かしくなってかつて自分の家があった浅草へ向かう。ホテルに泊まり締め切り間近の小説を書こうとしたが、うまく行かず。
気分転換に近くの劇場に足を運ぶと、そこに父親の後姿を見たように思い……>>続きを読む
タイトルの意味は邪眼とか悪魔の眼とかそんなところだろうか。
昔々三つ子の姉妹がいて、と寓話が始まると思いきや、ぱかっと画面は現代に。病気の妹の隣のベッドで何やら不満げな表情の姉が映る。なかなかゴージャ>>続きを読む
昨日この作品が香港のアカデミー賞に当たる「第42回香港電影金像奨(Hong Kong Film Award)」の作品賞を受賞したというニュースを聞いたばかり。
2020年の国案法制定があって、いよいよ>>続きを読む
『小さき麦の花』のリー・ルイジュン監督も、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』のビー・ガン監督も絶賛。
ゆるーいんだけどね。それこそ30年くらい前のテレビで1時間半のなんとかスペシャル、宇宙人>>続きを読む
ジェラン監督が「もしも今の大切な妻と出会わなかったら」と自分の結婚生活を改めて思い、この作品を作ったと聞いてくぅーとなった。
逆はあるかもと身も蓋もないことを考えがちだけれど、その深い気持ちがあるから>>続きを読む
そうか、映画研究会のあのエピソードが。
人は失って失って今を生きる。前にあるもの以外は全て、もう通り過ぎたもの。
子どもの頃はいつもふんわりと守られていてそんな感覚はないのだけれど、成長し視野がクリア>>続きを読む
苦しい生活を送りながら大学に通う孤独なジョー。彼は学費と寮を得るためにボート競技を選ぶ。
当時は苦学生も多かったのね、いや他の地域では違うとか、えっ、この流れからそんな奇跡まで起きちゃうの?
観終わっ>>続きを読む
「ナチスがベルギー領コンゴを狙っているかもしれない。ここは世界最大のウラン供給源だからだ」
アインシュタインがかつてこう言ったことをふと思い出した。悪名高きレオポルド2世の頃は象牙や天然ゴムだったけれ>>続きを読む