大大さんの映画レビュー・感想・評価

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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.6

家族を捨ててまでヒトラーの秘書になった主人公が目撃した、ベルリン陥落時のヒトラー帝国首脳陣崩壊のお話。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.1

ユダヤ系の迫害を受けながらも、ポーランドの音楽文化が宿る主人公のピアノの腕を、あらゆる人達が戦禍から守り抜くお話。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.9

暗号解読班と凄腕海軍パイロットのファインプレーで、太平洋戦争の戦局を打破した米軍視点+日本視点のミッドウェイ海戦のお話。

猿の惑星(1968年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

地球に愛想を尽かし、数百光年にも及ぶ宇宙飛行の末、地球文明もとっくに滅びた時間軸で惑星に不時着する。

そこで出会った猿たちと英語で会話できることに、最後の最後まで何の疑いも持たない超鈍感男のお話。

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

娘が行方不明になったことにより、失われた日常を取り戻すために、のたうち回るうちに、家族や知人、社会との関係が破綻する。

そして、あらゆる人間関係、さらには失われた娘との関係をも再構築するお話。

永遠の0(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

生きて生還することに異常に執着する海軍の天才パイロットの主人公は、同僚から臆病者と疎わわれているが、戦況悪化と飛行技術の腕前から若手パイロットの教官となる。

自らが生に執着することと、大勢の教え子た
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終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

4.0

戦後日本の統治のために、天皇を処刑するのではなく利用する事が得策と考えたマッカーサーは、知日家の准将に天皇の戦争責任の有無を調べさせる。

天皇の周辺人物と接触しながら、
日本の参戦は、米国を初めとし
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.8

徴兵された元パン屋の男の硫黄島での視点を通して、

日本軍の無茶な根性論による内部対立、
戦前の日米の純粋な繋がり、
戦争のために生業を奪われた一般人の恨み、
死から逃がれ続けた男が、戦友のために命を
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

3.7

佐藤伸治の声かけで結成したバンド、
フィッシュマンズに関わった人々の証言で、

結成のいきさつ、デモ音源や詞の魅力、メンバーの脱退と新規加入の変遷、制作スタイルの変化、メンバーの心情の変化、佐藤の中に
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.7

太平洋戦争末期、長引く戦局で破産寸前だったアメリカ政府は、軍費確保のため、激戦地・硫黄島で撮られた星条旗掲揚の写真をキャンペーンに利用する。

それがきっかけで英雄と祭り上げられた者たち、
讃えられる
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

極悪非道な利権との闘いと、
鬼太郎誕生ヒストリーを力技で合体させたお話。

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

3.7

ザ・バンドのギターボーカル、ロビー・ロバートソンが語り部となり、

メンバーの生い立ち、ブーイングまみれのボブディランバックバンド時代、ウッドストックでの名作量産時代、ロビーと他メンバーの生活環境の格
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(2023年製作の映画)

3.3

愛憎と策略が渦巻く織田信長の跡取り合戦と、真面目に生きる芸人たちのお話。

-

道化を演じている芸人たちがむしろまともで、武士たちのほうがどうかしてる。

武士たちは仲間内でさえも疑心暗鬼であるのに
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

偏愛と無知によりゾンビ化する村人たちのお話。



▼明確な主人公がいない

主人公キャラを強いて挙げるなら、朝鮮から戻ってきた男、未亡人の女、行商のリーダーのどれかが主人公なのだろうけど、明確に誰と
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ブリング・ミンヨー・バック!(2022年製作の映画)

4.2

民謡クルセイダーズのルーツとなった、各地の古典民謡、民謡とジャンル音楽をミックスしようとした先人の試みを紹介しながら、ヨーロッパでのツアーとレコーディングに密着したドキュメンタリー。



▼岐阜県の
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.5

くるりの原点回帰と、「東京」や「ばらの花」に匹敵する表題曲が生まれる瞬間を捉えたドキュメンタリー。

岸田さんが、くるりのクリエイティブを牽引しているというイメージがあったが、必ずしもそうではないこと
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黙ってピアノを弾いてくれ(2018年製作の映画)

3.7

実業家の息子として生まれたゴンゾは、商業的な音楽の道に進んだ兄とは対照的に、アート性の高い音楽の道に傾倒する。

言葉を全面に出した挑発的な表現と、非言語でピアノだけで奏でる表現。

さらにその両者を
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.9

夫とアメリカ旅行中に別れた異邦人の主人公が、寂れたカフェに流れ着いて、店も自分の人生も立て直すお話。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

戦争の自己犠牲から逃れ続け、自責の呪いを背負いながらも生き延びた主人公が、
集団に強いられない自分のやり方でゴジラに立ち向かうお話。








以下ネタバレあり







▼ゴジラ化する主人
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

誘拐された息子が警察により主人公の元に帰還するが、主人公はその子が別人であると証明する。

警察は捜査ミスもみ消しのために主人公を精神病棟に監禁するが、とある少年が大量殺人の証言をした事件と関連がある
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.6

ほぼ外出せず自宅の庭で生き物を観察する生活を送る画家の巨匠モリの周りには、絶えず人が群がっていた。

庭の日当たりを奪うマンション建設にもめげず、哀しみを共有する妻と生きることを謳歌するお話。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

火属性の主人公が父の店を継ごうとするも、怒りの接客で店を半壊させてしまい、営業停止宣告をした水属性の公務員青年と付き合う内に、自分が本当にやりたいことに気づくお話。



▼火と水のふたりが初めて交わ
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イ・チャンドン アイロニーの芸術(2022年製作の映画)

3.9

代表作『ペパーミントキャンディー』のように、現在から過去へと進む形で、作品を振り返っていく。

小説家時代、少年時代にまでも遡りながら、各時代の韓国の社会の雰囲気や、後の映画に色濃く影響を及ぼした、家
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少年時代(1990年製作の映画)

4.0

第二次大戦の終戦間際に、東京から富山の田舎へきた小学生の主人公。

成績と腕力でクラスを支配していた級長に心底気に入られるが、一転して学校では、冷たい態度を取られることに戸惑う。



以下ネタバレ気
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.5

人間界と妖精界が対立していた時代、妖精のマレフィセントは、自国に盗みに入った人間の青年と恋に落ち、真実のキスを得る。



以下ネタバレ気味



音信不通になった青年は、次の王になるため、マレフィセ
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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.6

日本社会党党首を演説中に刺殺した17歳の青年が獄中で自殺した。

大学運営権を求めていた東大全共闘と対立する右翼系学生団体の男子学生である森田が、三島由紀夫の私兵部隊、楯の会に入隊する。



以下ネ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

学費の値下げや大学施設運営権を要求し、権力に抗う東大全共闘が、真反対の思想であると見ていた三島由紀夫に、東大900番教室での討論会を申し出る。

私兵部隊を組織し、自衛隊での訓練も行っていた三島は、天
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日本の悲劇(1953年製作の映画)

4.2

多発する犯罪、政治の汚職、権力への不信感、食糧不足といった戦後の混乱のなか、温泉街の旅館で女中をしている主人公。

医大生の息子と、独身の娘が幼い頃に夫を亡くしてから、二人の子供だけを生きがいにどうに
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野火(2014年製作の映画)

3.9

太平洋戦争中のフィリピン戦線にいる主人公は、肺を患っているが、重傷の兵士を優先され療養所を追い出される。

療養所が爆破される攻撃に巻き込まれてから、放浪サバイバル状態になる主人公。




以下ネタ
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キャタピラー(2010年製作の映画)

4.0

太平洋戦争中、出兵していた主人公の夫が、両手両足を失い、聴力や話すこともままならない状態で帰宅する。

村の人々は軍神と讃えるが、食欲と性欲をひたすら満たす過酷な介護生活に主人公は絶望する。



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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.2

子供も亡くし、妻も難病によって亡くそうとしている元警察の主人公。

凶悪犯を追い、凶弾に倒れたことで人生が破綻しそうな相棒に手を差し伸べつつ、ヤクザからの借金に追われていた。



以下ネタバレ気味
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公が性欲を満たすために、車、ファーストクラス、セスナ、金、透明人間へと手を出していく。

ついには昆虫人間になり、イキリ立った東京タワーに突き刺さるまで繰り広げられる、千本ノック形式のコント。

しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

4.0

劣等感にまみれた危険人物候補の青年の心に、しんちゃんが徹底的に寄り添うお話。



▼劣等感青年が泣き始めてからは、声の感じからもう松坂桃李にしか見えなくなってくる


▼とにかく屁のネタに対する子供
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.7

河川敷のトイレに籠る無気力な主人公は、
草野球の打席で勝負もできず、職場のガソリンスタンドで絡まれたヤクザを殴ってしまい、因縁を作ってしまう。

元ヤクザの草野球の監督が、事の収集をつけるが、復讐に遭
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.3

ルーツの民族がバラバラの3人の家族が暮らす近未来。

父は、中国系の娘の民族帰属意識のために、好きでもない中国茶に没頭し、

娘の兄として、中国系青年のビジュアルをしたロボットのヤンを家族に迎える。
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スター俳優に主人公が、連続拉致サイコ魔集団に監禁されるが、演技力とこれまでのキャリアを武器に切り抜ける。

脱出に失敗し元の監禁状態になるが、主人公とラスボスの一騎打ち肉弾戦により解決するお話。

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