sさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.0

特徴的なセリフがある訳ではないが、視覚的に感じるものはあった。

斧を買いに行く時の青。
斧を振りかざす時の赤。
彼女の激しい性格を感じ取れる派手なクローゼット。

どこからどこまでを劇と捉えるのか。
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.7

ストーリー自体はよくある展開だけど
画面の構図や質感、流れる音楽が心地よくてゆったりとした気持ちで映画に浸りたいときにすごくおすすめ!

人が死ぬとはどういう事なのか
物体が無いから死んだということか
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

俳優さんの演技や衣装やそれあり?っていう展開にツッコミどころは多いけど、映画だからって言われたらしょうがない。

ゴジラの迫力はとても良かった。

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.9

私達が普段人間だと思っている人も、実はゾンビかもしれないって思うくらい楽天的?というか脱力系主人公でゾンビ映画なのにクスッと笑える所も多く楽しく観れた。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

残された娘、息子、孫たちがどうなっていくのかが気になるところ。
死なずに生きていって欲しかった。

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今まで観ていなかった事を後悔した。

展開が目まぐるしくカメラも斜めだったりで観てるうちにだんだん酔ってくるけどそれがまた心地よい。

ミッキーもマロリーも詩的で暴力的で狂ってるなと思うが、実はこの世
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今の時代思っている事をSNSに書き込んだり心に秘めるだけで相手と対面でのコミュニケーションを避けて溜め込みがちだけど、
この映画の主人公は家族や友達や先生すべてに思いのまま反抗していく姿が今を精一杯生
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.0

SFや近未来系の物語は設定といかに世界観に入り込めるかが重要なので、
AIとの距離をつめていく過程を2時間の映画でまとめるのは至難の業。
分厚い小説とかで読んでみたいと思った。

とはいえ、映像や音楽
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的にまとまりが悪い印象。

映画内で流れる音楽が自分の好みでは無かったのが原因かもしれないが、
途中繰り返し出てくるゾンビシーンがかえってチープな感じに映ってしまうのが少し残念だった。

歌手を夢
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.0

実話をもとした作品と知り納得。

ギャングものにしては物足りないと思ったけど、役者の演技や描写が上手くて実際のギャングはこんな感じなのかも。

銃の撃ち合いとか格好良いものではなく、怒りに任せて人を殺
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

渋い!!!の一言に尽きる。

ストーリーは分かりやすく、差別や移民問題なのだがクリントの演技がとにかく渋い!!!

怒りに任せて行動するのではなく、熟考する事の大切さ。タオは彼から色んな事を学んできっ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画全体に流れる空気や主人公の家の雰囲気が良く、酷い家庭環境のなかでも自然に囲まれてまっすぐに芯のある強い女性に育った彼女を尊敬する。

主人公以外全員敵なのかと思っていたが、黒人夫婦が陰で彼女を支え
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.8

細かいことは考えずに映像の美しさと色彩の鮮やかさに浸れる映画。

シマーの謎は解明されないけど、科学はそういうものだから面白い。
人間側は攻撃してくると捉えるけど、自然現象にそんな感情など無いと思う。
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Saltburn(2023年製作の映画)

2.0

評判良さそうなので観てみたが、これは好みの問題だと思うけど不快だった。

展開もだいたい予想通りで、最後のシーンは寒くて共感性羞恥だった。
自分に酔っている感じがイタい。

愛と憎しみは紙一重。
サイ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あんなに凄いロボットを一夜で作りあげた主人公は天才ゆえなのか愛情が欠けていて
そこがポイントなのかなと感じた。

自分の仕事が第一優先で、ケイディに寄り添う事が出来ていれば無駄に死ぬ人も出なかったであ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

所々クスッと笑える場面もあり、グロテスクなシーンも沢山あるけどポップな描写でそこまで不快な気持ちにはならなかった。

だいたいこういう夫婦の事件って強い奥さんと弱気な旦那のセットなんだよなーという分か
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

過去に固執しすぎという意見もあるが
遺された人にしか分からない苦悩は実際にあり、一生悔い続けるし忘れる事なんて出来ない。その気持ちと共にずっと生きている人はたくさん居るとおもう。
復讐心以上に自分自身
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.6

早く大人になりたい!!

思春期の子なら必ず一度は願うこと。
30歳になった未来が雑誌社に勤務している時点でかなり理想的な夢のあるストーリー。

音楽もファッションもテンションも今となっては眩しいくら
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

過激な描写が多く途中目を背けたくなる場面も多々あるが、何と言っても俳優さん達の演技とキャラクター性に惹かれ楽しく観る事ができた。

ルーニーは役作りの為にピアスを開けたり、メイクではなく実際のアザで撮
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

ひたすら淡々と調査する場面が多くいつものフィンチャーっぽさは無いが、実話をもとにした作品ならしょうがないかという印象。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.2

ストレス発散したい時、軽い気持ちで観たい時におすすめの映画。

深いメッセージやストーリー性がある訳でも無いが、とにかく爽快。

インテリア(1978年製作の映画)

3.9

同性だからこそ生まれる愛と憎しみ。

全編通してどんよりとした空気だが、
これは結構リアルな家族の距離感なのでは?と感じる。

血の繋がりの無い夫婦と、
どちらの血も受け継いでいる子供では
明らかに温
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

ハロプロ好きなので観てみましたが、正直ハロプロ好きとかはほぼ関係無く、何かに熱中していた「あの頃。」の青春群像劇でした。
上京する人、地元に残る人、人生は別れや結婚や病気や色んな事が起こる。
そうやっ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノのハリウッドに対する憧れとリスペクトを感じた。

過去の残虐な事件を昔話のようにこうもスカッと塗り替えて、
しかもそれを年月を経て渋くなったブラピとディカプリオに演じさせるのが最高。
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.5

全体を通して心地の良い音楽と共にストーリーが進んでいく。

良い意味で軽い気持ちで観れる作品。

父親と息子は喧嘩はするものの、
ギクシャクとした感じや息子が塞ぎ込んでいるとかじゃなく、これまでも父親
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.6

大切な人を亡くした事のある人はわかる。

思い出は、どこかへ旅行したとか大きなイベントとかではなくその人の日常の何気ない習慣にある。しかも、それはいつまでも色濃く残って思い出される。

残された者達は
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

近頃、伏線や残酷なストーリーとか深くなければとか、多様性によって制限されてしまう作品が多いが、
こういうのが映画だよなって思う。

カラッとしていて爽快で少しエモくて
全てが予定調和なんだけど
名俳優
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神様メール(2015年製作の映画)

3.6

人生には偶然のような奇跡もあればなるべくして起こる奇跡もある。

人任せに生きるのではなく、
自分にとって何が幸せか?
それが一般的な人が言う「普通」とあまりにもズレていたとしても、自分が納得していれ
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.7

映画監督が本当に撮りたい作品を作ったらこうなった。という印象

それは他人には到底『理解出来ない』『つまらない』と言われてしまうかもしれないけれど、それをやり抜く信念を感じた。

エンタメに振り切らず
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.0

ゴダールはいつか観ようと思ってなかなか手が出せずにいた監督。
先日の訃報を聞き、今観ておかねば!と思い立ち、まずは初期作品から。

逃走劇✖️会話劇で終始飽きる事無く
音楽の流れに乗って鑑賞出来た。
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ドンファン(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

精神病患者がおかしいのか
それとも皆がおかしいのか

正しさとは何か?
正しい事が重要なのか

人を心の底から愛する事を忘れてしまった現代人にはよくあるおとぎ話だと思うかもしれない。
でも愛する事の重
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サイコ(1960年製作の映画)

3.9

有名作品ですが何の前情報も入れずに鑑賞。

次にどんな展開が起きるのか、ハラハラドキドキしながら映画を観たのは久しぶりだった。
モノクロのなかに鬼気迫る効果音という演出はありがちだけど今となっては新鮮
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます



映画としてストーリー展開は見やすくて何より音楽が心地よく楽しめたが、
人種差別に対しての描き方が少しポップすぎるような印象も受けた。

最後みんな仲良く終わるシーンも
映画だからこんなものかと。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

こうなったらいいなという希望通りに話が進み、ラストまで綺麗な流れであっという間に終わるのでさすがウディアレンだなと感心した。

雨とピアノとニューヨークの街並みが揃うと説明なんか要らなくて、やっぱりど
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.1

出演陣がベテラン揃いなのでとにかく安定感が凄い!

こんなに都合良くいかないって言う人もなかにはいるかもしれないが、嘘のようなドラマみたいな話って現実の方がたくさんあるよね。

今のご時世、人と直接触
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