射手座キネマさんの映画レビュー・感想・評価

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真実(2019年製作の映画)

3.5

ケン・リュウの掌編の映画化が寓話的に挿入されている。娘は大人として堅実に歳を重ねていくのだけど母は若い頃のままなのが、劇中の実際の人間関係に効果的に投影されていると思う。カトリーヌ・ドヌーヴは実生活で>>続きを読む

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

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クライテリオン盤でかなり前に見たのだけれど、ディテールが思い出せないのがつらい。結構豪華な人達が出ていたけど、ご遺族からクレームが付いたので日本では正式なリリースはされなかった。

バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベースを弾いているので気が付けばベースの陸くんを見ていた。漢気があって彼女と長く続いて欲しいと思った。彼にもドラムのMISAKIさんにも、よくあそこまで仕上げたと思った。
DTM一筋で人付き合いが苦手
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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原爆を落とした事で犠牲者が沢山出た事は反省はしているけど、原爆の惨禍は直視したくない。そんな感じがした。

フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

3.0

本編が短く演奏シーンが少ない。これだったらNHKの海外ドキュメンタリー枠で充分かなとは思う。しかし、フレディが無軌道な生活(と恐らく内なる満たされぬ孤独)からエイズにかかっていたかも知れないのに何もし>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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『マルコヴィッチの穴』に似た話のような気がした。モノクロの所は1950年代頃の東欧の映画っぽい。
ヴィクトリア朝らしい時代で抑圧されて生きて来た女性が自らが身籠った新生児の脳と入れ替えられる事で新しい
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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内野さんは巧みな俳優だが、何をやっても何となく犬っぽさがある。仁では土佐犬だったし、ヤクザ役をやった時はドーベルマンのようだった。この映画ではスタンダードプードルのように大人の男性のラブリーさを演出し>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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不死身のインド人を怒らせてはダメだと思った。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

これは気に入った人は劇場に何度も通うような映画。そして楽器を演奏している人は早く帰って練習しなきゃと思わせる作品でモチベがとても上がる。
シュールに見えるけれど演奏中のプレーヤーの気持ちに迫った心象風
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

どの世界線に行っても人間関係の厄介さはついて回るのだなあと思う。それでも築いて来た人の縁を大切にして、人に優しくすれは運が開けて行く気がする。
同性愛なので反対する母親に嫌われているのに、家業を手伝っ
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白蛇伝(1958年製作の映画)

3.0

主人公のペットのパンダとレッサーパンダがとてもかわいい。だけど大人の味わい。
職場のお得意先のお宅にこの作品のビデオパッケージが飾ってあって、どんな作品だろうと思っていた。

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.7

沢山泣いた。特に柳葉敏郎が仮設住宅から出て来た所から涙が止まらなくなった。セリフも少なく、出番も少ないのに所作だけで色々な事が分かった。
のんは東日本大震災の被災者の心を癒すために演技の仕事をしている
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.9

劇場公開最終日に見たのが悔やまれるくらいには気に入った。劇場でリピしたかったなあ。
去年、サマーオブソウルとリスペクトを見ておいて本当に良かった。お陰でこの映画の理解が深まり、一段とこの映画が好きにな
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JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-(2022年製作の映画)

3.9

駆け足でオーディションから初のワンマンライブまでを描いている。映画そのものは推しの今しか出せない輝きを切り取っている。PV撮影の浜辺のシーンはその最たる物だった。またダンスはもちろん、アコギで歌ってい>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

3.6

三浦春馬にはいつか菅原道真を演じて欲しかったと思った。この知性とアクションできっと美しい絵になっただろう。

パリ・オペラ座へようこそ ライブビューイング シーズン2 2013-2014 第3作 清教徒(2014年製作の映画)

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マイアベーアの作品、通しで見てみたい。長過ぎて上映回数が少ない分、知名度では劣るがキャッチーな作風は再評価に値すると思う。

新世紀、パリ・オペラ座(2017年製作の映画)

3.0

若いダンサーの男女の踊りに先生がこう踊りなさいと手本を示す所が濃厚だった。真に迫っている。
新たな実力派シンガーの発掘や見た目より経営が大変な所などが見どころ。コロナ禍で何処も大変だったとは思うけど、
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ファーゴ(1996年製作の映画)

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プリンスが油断すると見逃すくらいチョイ役で出ている。

METライブビューイング2018-19 ドニゼッティ「連隊の娘」(2019年製作の映画)

4.0

イェンデが天真爛漫で可愛らしく、カマレナもハイノートが続く難しい所が無事終わると緊張がほぐれてポロリと涙を流す。まさに初々しい二人。

METライブビューイング2017-18 プッチーニ「ラ・ボエーム」(2018年製作の映画)

3.4

思ったよりハチミツとクローバーに似たオペラだと思った。アート系の若者が安アパートに集ってわちゃわちゃとか、登場人物が似ている(マルチェロ→竹本、ミミ→はぐ、ロドルフォ→真山、ムゼッタ→あゆ、ショナール>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.0

クリスマスに一人きりで見ると周りがカップルだらけできつかった映画。この映画のメグ・ライアン、今だったらスタバで猛烈にカスタマイズしてそう。

狼たちの午後(1975年製作の映画)

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この映画のジョン・カザールを見てると、松本浩一さんというミュージシャンを思い出すんよ。何がモーレツにアーバンダンスの曲を聴きたくなる。特にCeramic Dancerがおすすめ。

高校生ブルース(1970年製作の映画)

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高校生の頃に深夜番組で見たトラウマが残る映画。関根恵子が高橋伴明監督と結婚するまでしばらくメンタルをやられたのも分かる。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

ミシェル・アザナヴィシウス版がどんな風になっているかが気になります。オリジナルより小洒落てそう。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

文学史や美術史に興味がある人は楽しく見られると思う。ガートルード・スタインのマダムぶりに思うところがあった。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

子供の頃、原作が大好きだった。慎ましい暮らしの中、貧しいお家にクリスマスディナーを持って行く姿勢に理想を感じた。
しかし大人になってこの映画を見ると、それが原因でベスが亡くなっていて切なかった。それか
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