浅野忠信の左右非対称の眼が怪しさと鋭さを兼ね備えていて、常に事件を予感させてくれた。
キメと能書きが短い反面、劇中芸?が多かったけど、芸の方ももっと短くした方が良かったんじゃないかな。
ケツ出して槍持>>続きを読む
正気かどうかの怪しさを出すためのモンタージュや時間処理は、序盤の方が匙加減が良かったなぁ。
中盤からは一夜が長くなってキーカラーの狭苦しさを感じた。
ヒロインの役者と、バックライトによって光った髪の毛>>続きを読む
ラスボスが爆発し、体のパーツが吹き飛ぶ様を見て、プレステのバイオハザード1に登場するタイラントを思い出しました。
キャラ線の力強さが見もの。
けどキャラとカメラの距離のパターンが少なくて、画面の変化に乏しい。
2,3分も観ればもう似たようなものと台詞しか出てこない感じ。
静止画として見るぶんには悪くはないと思う>>続きを読む
ニコラス・ケイジという役者をいかに撮るかというテーマの作品なんだろうけど、それだけが魅力の作品に留まらず、意識朦朧としたシーンや青白い背景色もまた印象的で、多いはずの場面転換がごく自然だなと感じられた>>続きを読む
遠景がCG臭いけど、それが怪しくて面白味があった。
影が強く作られているのか、これもまた怪しさに拍車がかかっていたかな。
序盤と最終盤は何か情報が欠けているというか……例えばBGMだったり、会話してい>>続きを読む
作中における最も高級な美術品は将棋の盤駒じゃないかな。
主人公の駒への所作が初心者時代から既に習いのあるものになっていた。
少年時代のシーンは役者に幾分寄った画面作りだったけど、松田龍平が出てきてから>>続きを読む
所狭しと豪華な服を着た人たちが映っていた序盤だけど、どうにも服のデザインと壁や置物の美術との噛み合わせが悪く、ゴテゴテした印象を受けた。
舞台を自然界へと移した中盤からの方が上記の問題も幾分マシになっ>>続きを読む
戦闘車両が横から横へ移動した後、その車のガラスのパーツを被ったかのように奥から手前に行軍する工場員たち。
そしてマイカーに大量のダルメシアンを乗せて現れる主人公。車を停めると、ダルメシアンたちが一斉に>>続きを読む
奇想天外のアクションは楽しめたけど、ヒロインの一重瞼と鼻筋が気になってずっと引っ掛かった。
あと、エロや顔芸に頼りすぎずに何か別のものを見せてほしくもあった。
低予算丸出しのフィルターと色もなぁ……。
ドキュメンタリーなのかフェイクなのか区別がつきにくいというのは確かに面白味ではあると思うけど、それだけしか捉え所を感じられなかった。
華が無い、素材不足な変わり映えの無い画面が終始続いていた。
低解>>続きを読む
壁や人に対して斜めのショットが殆どを占めていた。
服の模様のある位置や、人の配置が優れているのだろうか、どの画面をとっても当たり前のようでいて非現実的な収まりの良さだった。
異世界じゃない時の太陽光の白色具合が良かったし、序盤の方がフィールドに奥行きが活きていて面白かった。初仕事に向かう時の横アクションシーンが特に。
ピーチ姫のほうれい線とゴルゴ線が一緒になったような線>>続きを読む
役者全員、見た目に魅力が無い。
そして何かが突然現れて消えていくの繰り返しで、単に美術の高速消化をしているだけにしか見えないし、冒険譚なのに全然フィールド感が無かった。
金貨やスターといった小物のデザインにしても、線や色の数が不足していて、説明台詞が無ければそれらが何なのかも僕は分からなかっただろうなぁ。
いかにもビカビカと色合いが目にキツくなりそうな題材だけど、実際はデジタル色ながらも落ち着いていると感じた。
ショットも優等生って感じ。鮮烈な物は出てこなかったけど、ウザったいとか見せすぎといった嫌味さ>>続きを読む
背景をメインとした画面の、村や精神世界でのシーンが良いなと思った。
それ以外の場面は退屈でした。女キャラ、特にメガネのパイロットが出てくる度に臭いセリフとキメポーズを出してくる点が嫌。
あと序盤であっ>>続きを読む
弱い手ブレながらも凄まじい生々しさがある画面。まるで透明人間になって、その場に居合わせた記憶がフィルム化された映画かのように感じた。
シーン間の時間のすっ飛び方が断片的で、人の記憶を覗き見したかのよう>>続きを読む
侍とガンマンが荒野の中を馬で人捜しという絵面が、脱力感と緊迫感を兼ね備えていた。
その緊迫感に応える強い暴力性。
役者の所作も、本物の侍やガンマンとはこういったモノなのだろうか、と思わせてくれた程の力>>続きを読む
同一ショットにおいて、犬が2回以上の異なったアクションを見せてくれた事って在った?フレーム外ってのも使っていなかった気がする。
それらが単調な作品だと感じた原因だろうか。
けど全体的に影が効いていたし>>続きを読む
長回しによる息苦しさ、緊張を楽しめました。
画面内で動いているものが少ないけど、シンプルな魅力出てたね。
死体とのカメラ距離に気品を感じました。
次の画面で脳髄ぶち撒けられていてもおかしくないし、平穏がずっと続いてエンディングという展開でもおかしくない。そんな捉えどころの薄さと柔軟性がありました。
強い日差しだけども透明度が低い日光だった、とい>>続きを読む
物が散乱しまくっているし、沈没船なわけだからカメラが忙しなくなりそうだけど、目が痛くならない程度の散らかりっぷりと、迫力の両立を感じた。
しかし観ていて時間が経つのが遅く感じたので、不満点が結構あるは>>続きを読む
儀式じみた怪しい人間の動きと、時折現れる動物の生々しさと、次の画面が予測つかない奇抜さと、きっかりとした印象のフレーミング。
合いそうにないこれらの要素が、相乗効果を見せてくれたのだから不思議。
終末世界モノなのか? 自然の中が舞台なのに、人間以外の生物が殆ど登場しないぞ……。
黄色系が支配色の時間が凄まじく多くてウンザリしたし、光の当て方の工夫も放棄されてる。
動画は繊細な事に挑戦してたよ>>続きを読む
序盤の画面の切り替わる速度に目が痛くなった。
あと、上半身+ソフトフォーカス+切り返し ばかりだったけど、面白みが出るような妙味を感じれませんでした。
レイアウトとフレーミングが良いのか、引っ掛かりを感じる事無く、悪い気がしない画面が続いた。そして時折、ハッとする画面が出てくる。上り坂の小道は映えるねぇ。
連続フェードイン、フェードアウトを使ったジャ>>続きを読む
遺体解剖をしていた時がピークで、以降は新しいモノが出てこなくなって残念だった。
木製の壁の光の反射も良いなとは思った。
デジタル撮影なんだろうけど、ギラギラした感じが抑えられているのも良いね。
赤色が煩いシーンが長いし、メガネのパイロットが出てくると臭いだけのキメ画面を見せてくるのが痛い。
力んだ表情をしているキャラも多いってのもなぁ。
空間が面白くないし、パッと見ただけで事件が起きるのは事>>続きを読む
凡百な監督ならもっと酷いものを作ってそうな制作規模って感じはする。
ただ、主人公であるオバサンの容姿がなぁ…長時間眺めたいとは思えないよ。
終盤に男の部屋に侵入した際の光とかは少し良いなとは思ったけ>>続きを読む
儀式じみた動きから何が飛び出してくるか分からない面白みと、背景がビシッと納まったフレーミングの融合。
とても独自性が強くて珍味。特に動物、なかでも魚を使ったシーン。
ただ、ダンスとフェイスショットの時>>続きを読む
随分ギャーギャー騒いでいたけど耳障りなだけ。
動きの演技も似たようなものばかりで、この先も同じ様なものを見せてくるんだろうなぁ、という嫌な予感が出てきてしまう。
大事になってるシーンは濃い青色が支配色>>続きを読む
中盤まで同じ車内でのシーンが中心。その車内の黒色がしつこい。
上半身ばかり映しているし、所作も声も表情の演技も拙くて痛々しい。
ショット内で変化が起きそうもないってのも観ていて辛かった。
訳わからん>>続きを読む
入浴シーンで有村架純の肌を見せきったあたりから感情的なシーンが続き、泣くや叫ぶを繰り返していた。そして画面もストーリーも停滞してしまう。
常に日光が白すぎてチープってのもなぁ。
まぁけどヒロインの容>>続きを読む
棺の木質や制服の生地の良さが出てる。
喋ると毎度のように動きが止まっちゃう。喋ってないシーンのほうが楽しかった。
素晴らしい色だなと。
キーカラーの移り変わりは早いんだけど、忙しなさは感じなかった。
太陽光に当たった髪の毛の光具合もまた素晴らしかった。
ドアを平手で連打してたシーンには草。