KOUSAKAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.5

ホン・サンス監督の勢いが止まらない😵

キャリア26年ですでに27作(!)のフィルモグラフィーという多作ぶりにも関わらず、またまた傑作を生み出してくれました。

特にこの『あなたの顔の前に』は、初めて
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

キャスト陣が豪華すぎると、ついつい天邪鬼的な思考が働いてしまうんですが、そんな心配は全くの杞憂に終わるほど、文句なしの傑作でした‼️

ブローカー2人&母子チームのシーンと、ペ・ドゥナとイ・ジュヨン演
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夜を走る(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごい・・。とにかく全く展開が読まれへんから、最後まで見入ってしまった。

『教誨師』も好きやったけど、また全然違うレベルで面白かったです。佐向大監督、攻めてますね〜。ユーロスペースの最終日に間に合っ
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

「語られることのなかった壮絶な物語」「語ることが出来ず歴史の中に埋もれ行く運命だった物語」を真摯に掘り起こして、それを映像として見せてくれる「映画」という芸術の尊さを強く感じる作品でした🥹

しかもド
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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

4.5

これは映画好きには堪らない作品ですね‼️167分、あっという間でした。

パッと見は結びつかないような作品を並べて「共通点」を探り当てたり、作品やシーンの中に隠れていて表面上には見えにくいテーマ性を深
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BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL(2022年製作の映画)

3.4

BiSHのライヴ映像や裏側が見られるドキュメンタリーだと勝手に思い込んでチケット買ってしまいました😆

あ、でも、思ったより面白かったです。個人的には4本目の『VOMiT』と、6本目の『どこから来て、
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夏物語(1996年製作の映画)

4.6

まず、あのアマンダ・ラングレと「再会」出来るだけで、もう嬉しいんです☺️1983年の『海辺のポーリーヌ』から13年。彼女のキュートな魅力は健在でした‼️

オープニングからもう美しい風景の連続。最初の
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冬物語(1992年製作の映画)

4.5

オープニングからラブラブな二人の男女(フェリシーとシャルル)が登場して、美しい海の風景や夕陽とともに映し出されて、全てが尊い冒頭4分30秒。

そして場面は唐突に「5年後」にワープ。あの美しい思い出は
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春のソナタ(1989年製作の映画)

4.2

ザ・シネマメンバーズにて鑑賞。

エーヴの初登場シーンの切れ味よ😆しれっと登場して最高やったな〜。よ!待ってましたって感じ😆

異常に整理魔で、かつお花好きのジャンヌ。今作は四季物語の「春」だけあって
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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

Filmarks試写会に当選して、鑑賞させて頂きました。小林啓一監督と森直人氏のトークショー付き上映。

『殺さない彼と死なない彼女』が素晴らしかったので、小林啓一監督の今回の最新作も楽しみにしていま
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メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

3.6

2020年の大阪アジアン映画祭で1回目の鑑賞、そして残念ながらラストイヤーを迎える岩波ホールで、今年(2022年)6月に2回目の鑑賞となりました。

アーバンタイトルで、工場で火事が発生して警報機がけ
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ZAPPA(2020年製作の映画)

3.8

フランク・ザッパは、その自由で挑戦的な音を耳にする度に「カッコイイ!!」と思っていたものの、彼の膨大なディスコグラフィーに圧倒されて、どこから入っていいのか分からず、ずっと深掘り出来ないままでした。>>続きを読む

a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

本来、自分の年齢的にはa-haのジャスト世代のはずなんですが、洋楽デビューが遅かったので、彼らが一番ブレイクしていた全盛期には乗り遅れ、向こうのロックを聴き出した90年代には、すでに80年代MTV的な>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

1.2

大好きな湯浅政明監督の最新作ということで、期待に胸を膨らませて臨みましたが、個人的には今年ワーストレベルでした💦はぁ〜😣

今作は「音楽」が一番重要な要素やのに、何で70年代マナーの凡庸なブルースロッ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

続編として完璧な、胸アツすぎる傑作‼️オープニングからもうエモすぎる。

まさか「火の玉ロック」に涙する日が来るとは、思いも寄らんかった😭

相変わらず上官に怒られて、直立不動で立たされてるマーヴェリ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

ドクター・ストレンジって、最初の頃はそんなに好きなキャラクターじゃなかったんやけどな〜。でも見る回数を重ねるごとに、イケメンやのにちょっと抜けてるギャップが可愛らしく思えてきて、今やすっかり彼にハマっ>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.8

テンポと間の良い編集センスと、まるでフランス映画のようなエスプリの効いた、ユーモア溢れるセリフのやり取りのおかげで、何度も何度もクスッと笑わせてくれるのが心地良い。

そして何より主人公ジョアンナを演
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

悪い登場人物が1人もいないから、見ていてすごく気持ち良い。青年のストレートな成長物語。

陽キャラなんやけど、実は心に少し傷を負っているという繊細な青年を演じさせたら、当時のトム・クルーズの右に出る俳
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IDOL NEVER DiES(2022年製作の映画)

4.0

舞台挨拶付き上映にて鑑賞、

胸アツ‼️😭今年の音楽映画のダークホースかも。別にアイドルグループに詳しくなくても全然大丈夫。音楽に元気づけられたり勇気づけられたりした経験がある人なら絶対に刺さる作品で
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.0

執拗かつ無意味に今回も多用される、お決まりのローアングルと接写演出にはマジでイラッとしました😡「もう分かったから良いって!」って感じ。

あとオープニングの「情報詰め込み」系の演出も大っ嫌い。絶対に目
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.6

初日、舞台挨拶中継付き上映にて鑑賞。

脚本の細かいところで少し「ご都合主義」に感じる部分もありましたが、それを補って余りあるほどの力作だと思いました‼️

キャストの熱演はもちろんの事、特に撮影と美
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鬼畜大宴会(1997年製作の映画)

3.8

国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。

凄かった・・😵見終わった後、放心状態でした。これが大阪芸大生の卒業制作とは、本当に驚きです・・。

人間という生き
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

しょっぱなの「Let’s Go Crazy」から一気に掴まれて、最初から最後まで音楽と映像が素晴らしく、ずっと引き込まれっぱなしでした!

エルトン・ジョンの「Goodbye Yellow Brick
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M/OTHER(1999年製作の映画)

4.0

国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。

なんと諏訪敦彦監督も見にいらっしゃっていて、上映前の舞台挨拶を聞くことが出来てラッキーでした😊

三浦友和演じる哲
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

Filmarks試写会に当選して鑑賞。主人公サーリャ役の嵐莉菜(あまりの美しさにビックリ😵)、聡太役の奥平大兼、そして川和田恵真監督の舞台挨拶付き上映でした。

いや~、まず『東京クルド』を見た時の怒
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きらきらひかる(1992年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。

まだまだ同性愛に対する理解度も少なく、結婚という概念に対する多様性もまだまだ認められていない時代に、かなり攻めた内
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尾崎翠を探して 第七官界彷徨(1999年製作の映画)

3.5

国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。

なんと浜野佐知監督も見にいらっしゃっていて、上映前の舞台挨拶を聞くことが出来てラッキーでした。

あと、白石加代子
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我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブの企画上映『1990年代日本映画――躍動する個の時代』にて鑑賞。

なんと林海象監督も見にいらっしゃっていて、上映前の舞台挨拶を聞くことが出来たのは幸運でした。

しかも、自分の席は
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.8

ずっとシュールなコントを見せられてる感じで、何度もクスッと笑わされながらお話は進んでいきます。

ただ、記憶喪失と言いながら、隣の家の犬の名前は覚えてるし「記憶低下の予防に繋がる」って教えてもらったに
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ジャンヌ・モローの思春期(1979年製作の映画)

3.8

国立映画アーカイブの企画上映『フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡』にて鑑賞。

最初、一気に登場人物が紹介されていくので頭がついていかんかった😆けど、みんな個性的なキャラクターなんで
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実演!バグ/ダイナソーJR(2012年製作の映画)

4.5

最高‼️そしてシネマート新宿の音も最高‼️

ダイナソーJr.の荒々しい爆音ギターサウンドを体感するにはピッタリな最高の音環境で、まさにライブハウス並みのド迫力でした。

しかも、あの傑作アルバム『B
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ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

4.5

最高‼️そしてシネマート新宿の音も最高‼️

ダイナソーJr.の荒々しい爆音ギターサウンドを体感するにはピッタリな最高の音環境で、まさにライブハウス並みのド迫力でした。

ルー・バーロウやマーフが脱退
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

面白い‼️😆そしてカレン・ギランはいつもキュートで素敵‼️

ボーリング場での格闘シーンを筆頭に、両腕が麻痺した状態での格闘アクションや、子供がハンドルを握った状態でのカーアクションなど、今作独自の工
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ガールフッド(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

国立映画アーカイブの企画上映『フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡』にて鑑賞。

あの大傑作『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督の過去作ということで、見るのを楽しみにしていました。
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選ばなかったみち(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

エル・ファニング演じるモリーの流す涙の何と美しいことでしょう・・😭この作品はもうそれだけで十分だと言いたくなるくらい、深く胸に響きました。

悪い言葉で言えば、完全に「ボケ老人」状態の父親レオを、外に
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フェミニズムの結果(1906年製作の映画)

3.6

国立映画アーカイブの企画上映『フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡』にて鑑賞。

『アリス・ギィ作品集』として、今作「フェミニズムの結果」と、他12作品(「催眠術師の家で」「世紀末の外
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