Krateさんの映画レビュー・感想・評価

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13日の金曜日/ジェイソンの命日(1993年製作の映画)

3.0

いつの間にかNY出張からクリスタルレイクに帰ってきたジェイソン。前作までの若者が次々と惨殺されていくテンプレ化されたスタイルから脱却を試みたのは個人的には良かったと感じる。13日の金曜日らしさは完全に>>続きを読む

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

3.5

あの「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督の出世作。さすがと言わざるを得ない世界観の構築はファッションを含め芸術の域に達している。個性に溢れた魅力的な濃いキャラは見ているだけでも面白い。特に子供なが>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.0

90年代前半を代表するアクション映画。TV放映などで何回もやっているので、ターミネーターと言えばこの2の印象が強い。改めてじっくり鑑賞してみたが、たしかに火薬量とストーリー構築の上手さは、さすがキャメ>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.5

低予算ながら全くそれを感じさせないのは、さすがジェームズ・キャメロン監督。アクションシーンのスピード感や未来への広がりを感じさせる世界観は素晴らしいの一言に尽きる。シュワちゃんに関しても他作品では大根>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

2.0

あの「アメリ」で世界的ブレイクを果たしたジャン・ピエール・ジュネ監督のデビュー作。荒廃した世紀末の雰囲気溢れる世界観には興味を惹かれたが、あまりにも説明不足で雑な印象を受けた。狙いとしてはコミカルなキ>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

難解な内容が多いデヴィット・リンチ監督作品の中ではかなりシンプルで誰にでも分かりやすい構成だと感じた。とにかくジョン・メリックが不憫で、終始悲しくなるので面白いと言うか何とも言えない気持ちになる。どん>>続きを読む

13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.へ(1989年製作の映画)

2.0

マンネリ感があったクリスタルレイクからNYへ舞台を移したアイデア自体は悪くないけど、そのシチュエーションを全く活かせなかった。元々内容があるシリーズではないけど、今回は輪にかけてB級に感じさせるほど色>>続きを読む

エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.0

前作2が酷い内容だったので原作者が1の正統続編として製作した作品。雰囲気はオカルトと言うより猟奇殺人物。グロい描写は少なく言葉での説明が多いので好き嫌いは分かれそう。双子座殺人鬼の独白時の描写と表情は>>続きを読む

13日の金曜日PART7/新しい恐怖(1988年製作の映画)

2.0

13日の金曜日7作目。前作の続きだが、学習能力が無く相変わらず若者がクリスタルレイクに集まってパーティーを開催。今回はさすがにワンパターンを避けるため超能力少女との対決という変化球を入れてきた。設定は>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.0

タランティーノ監督らしい雰囲気を十分堪能できる映画だが、他の作品に比べて無駄話が少ないなという印象。ただ、この内容で2時間越えはさすがに長すぎだし、その割にはインパクト不足ではなかろうか。これでは監督>>続きを読む

リプレイスメント・キラー(1998年製作の映画)

2.0

チョウ・ユンファのハリウッド進出第一弾と大々的に宣伝した割には内容は薄い。これではB級の烙印を押されても仕方なし。製作側の意図としてはガンアクションを中心に据えたかったのは理解できるが、それさえも中途>>続きを読む

エクソシスト2(1977年製作の映画)

1.5

前作が何でヒットしたのかを製作者が根本的に理解していなかったような続編。この映画を初見で観た人は、恐らくほぼ100%の人が違和感を感じたんではなかろうか。妙に艶っぽいリーガンだったり、中途半端なキャラ>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.0

SFホラーの金字塔と言われるだけあって、クオリティと緊張感の演出は素晴らしい。そして何よりエイリアンの造形がグロ過ぎていつまでも頭の中から離れないぐらいインパクトがあった。残念な点としては、全体が暗す>>続きを読む

クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.0

設定や展開はよくあるB級ホラーだが、この作品は驚かせ方や脱出劇としての緊張感が秀逸で、単にB級の烙印を押すのは勿体ないクオリティ。特に樹上での攻防は珍しく、足場の不安定さもあり恐怖の演出としては抜群だ>>続きを読む

ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.0

あのコーエン兄弟のデビュー作。全体的なバランスが良く監督らしさは初期作から全開。途中から主要登場人物の行動がチグハグになっていく奇妙な展開がこの映画の見所。誰一人として事件の全容を掴んでいる人間がいな>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

アメリカの現代社会でも抱える大きな問題でもある白人至上主義のお話。エドワード・ノートンの最高傑作と言っても過言ではない凄みで痺れる。ラストは裏をかいてきたが、伏線としては弱いので、もう少し匂わせでもい>>続きを読む

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.5

全体的な粗さは目立つものの、今の時代でも通用する面白さはさすがと言わざるをえない。前半がちょっとダラダラして長いので、もう少しメリハリが効いている展開なら、なお良かった。個人的にはカラス神父の母親の介>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.0

期待していたほど面白くなかった。まずストーリーにメリハリが無いので、なんか急に始まって終わっていた印象を受けた。80年代のエリートビジネスマンの見栄っぱりぶりは興味深かったが、なんか映画に上手に組み込>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

4.0

痺れる緊張感が続くイーストウッド監督の代表作。派手なアクションは控え目だが、初老とも言えるヨボヨボのガンマンとストーリーの相性が抜群で、どんどん話に引き込まれた。人一人を殺すことに躊躇するほどリアリズ>>続きを読む

バウンド(1996年製作の映画)

2.5

いまいち面白くなかった。計画が行き当たりバッタリでダラダラしているし、この展開ならもっと緊張感が欲しかった。レズだったりも当時としては斬新だったのかもしれながいが、あまり映画の中に上手に組み込めていな>>続きを読む

ダークシティ(1998年製作の映画)

2.0

世界観や雰囲気は気に入ったが肝心のストーリーが絶望的に面白くない。厨二病かと思われるほど説明不足で安っぽい展開に段々とイライラしてきた。この内容で楽しめる人はいるのだろうか?監督の意図することは理解で>>続きを読む

キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)

4.0

ジェット・リーの魅力が詰まりまくった作品でジェット・リーの最高傑作と言っても過言ではないクオリティ。超強烈な癖のある敵キャラも映画の雰囲気に抜群に合っていてラストでのテンションは最高潮になる。北斗の拳>>続きを読む

ミミック(1997年製作の映画)

2.5

あの時代にこのハイクオリティなSFホラーを製作したこと自体を評価されるべきだろう。ギレルモ監督らしくクリーチャーや地下鉄の雰囲気は抜群なんだが、鑑賞後の物足りなさを少し感じた。そもそも映画タイトルにし>>続きを読む

13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!(1986年製作の映画)

2.5

一般の人が想像するジェイソンはこの作品から。前作が無かったことにされているストーリは賛否両論ありそう。ジェイソンの復活は無理矢理で、あれでは何でもアリだからもう少し考えて欲しかった。ほぼ無双できるジェ>>続きを読む

新・13日の金曜日(1985年製作の映画)

2.0

ある意味シリーズの中では異色と言える作品。ジェイソンがハイペースで殺戮を繰り返すので、そういった意味では楽しめるが、オチを知った後ではなんともしっくりこない感覚になった。成長したトミーを出す必要性も無>>続きを読む

13日の金曜日・完結編(1984年製作の映画)

2.5

テンプレ化されたストーリーに目新しさはほぼ無いが、しいて言えば登場人物に多少個性がでたことくらいだろうか。ジェイソンが前作より身体が大きくなり見た目の迫力は増したが、殺し方はワンパターンなのでもっと工>>続きを読む

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)

2.5

伝説のホラーシリーズ3作目。我々が知るホッケーマスクのジェイソンが登場。このホッケーマスクを被ることになった経緯が単に偶然だったのは驚きだが、ジェイソンは随分気に入ったようだ。そのジェイソンは前作より>>続きを読む

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

3.0

80年代最高のホラー映画シリーズ2作目。全体的なストーリーの薄さやチープさは気になるが、それでも観ている人間を驚かすタイミングのツボは押さえているので、トータルではそこそこ楽しめる。特に、無敵な存在と>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

タランティーノ監督の最高傑作と言っても過言ではない作品。監督の特徴でもある意味の無い無駄話はこの映画でも炸裂しているが、かなりテンポが良いので全く違和感なく映画に溶け込んでいる。どのシーンも最高だが、>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

2.5

伝説の映画シリーズの1作目。ストーリーに深みが無いのは時代を考えたら仕方ないかもしれないが、当時としては斬新で頑張っている方ではなかろうか。欲を言えばもう少し殺戮シーンにバリエーションが欲しかった。コ>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

SF映画としては公開当時に超話題になった映画。たしかにCGの使いどころや火星の世界観は斬新で普通に面白い。シュワちゃんの軽い演技は好き嫌いがありそうだが、この映画では比較的マッチしていたんではなかろう>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.0

変態女の性遍歴を5時間近くも見せられる問題作の後編。何か大きな事件が起きるわけでもなく、ひたすら下ネタに振り切ったのはある意味清いと言うべききもしれない。正直な感想として何を言いたかったのか理解ができ>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.5

自称色情狂ジョーの半生を知識豊富な老人セリグマンが聞き手となり振り返る形で進行する過激な性描写爆発の作品のVol.1。テーマがテーマだけに万人受けする作品ではない。フォン・トリアー監督らしいエログロは>>続きを読む

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.5

4K映像は美麗で古さを全く感じさせないクオリティ。映画タイトル通り、グロ耐性が無い人は鑑賞するのが厳しい内容。行方不明になった4人のフィルムを回収して真実を知る構成は単純に面白いしセンスを感じた。この>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.5

良い意味でティム・バートン監督らしくない作品。現実と親父の創作世界でのファンタジー感がバランスよくミックスされていて、非常に心地よい感覚になる。特に、スペクターの街の雰囲気が素晴らしくて気に入った。不>>続きを読む

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.0

観る人間を挑発するようなラース・フォン・トリアー監督らしい過激な暴力と性描写を映像表現として強烈に感じられる映画。全体的なストーリーはやや難解であり、西洋の宗教観も関係していて日本人で完全に理解できる>>続きを読む

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