しむらさんの映画レビュー・感想・評価

しむら

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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

男たちの悲哀を見ていると、戦争もこういう勘違いでボタンを掛け違えていくのだろうなと考えてしまった

目紛しいテンポで話が展開していくわけではないが、ずっと弦を引っ張っているような緊張感が続く
逆にパル
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.6

予算が100億倍になった東映特撮映画みたいなもの
GWに映画館で見るのに最適だし、逆に配信だと良さが100分の1になるタイプ
子ども連れのたくさんいる映画館で、周りの反応も楽しみながら見るほうが絶対楽
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

-

「子どもなんか望んでいなかったのに」という親の気持ちは、子どもにも伝わるよねという話

母親側と重なる境遇の人が見たら、結構な胸糞になってしまうと思う

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

イライラと謎を溜めるパートが長く感じるが、後半で全てを吹き飛ばしてくれる
どの登場人物に感情移入しても溜飲が下がるバランスになっているのもすごい

最近こういう漫画的なスリラー映画は台湾や韓国が強いが
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

死ぬ前めっちゃしゃべったり、コマーシャルっぽいカットが入ったりと、邦画の悪いところが差し込まれて全体的にテンポが悪い

前作はぽんぽん銃で死ぬ軽さと、泥臭くてリアルな肉弾戦の対比からくる小気味良いテン
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

必殺仕事人プリキュア

シスターフッドものでエモいのにアクションもこんなにすごいって、このバランスは邦画でなかなか無いのでは
特に最後の伊澤さんのアクションシーンがかっこよすぎる!

あとエンドロール
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.0

老いること、死へ向かうこと、人には善の面と悪の面どちらも混在して割り切れないこと
そういった普遍的な人生の困難が、自分の胸にも突き刺さる作品だった

頑固者で家庭より外にばかり関心を向ける父親
謝るば
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.5

「そういう話になるの?」が何回も起きるドライブ感がたまらない
最初の十分で背景を全て説明する映画は名作

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

圧倒させられる映像と張り詰める緊張感が見どころのため、映画館で見るのがオススメ
脚本は都合がいいところもあるが、これはあくまで「こうできたらよかった」という願望なのだとエンドロールを見て納得した

リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

2.8

かなり前に鑑賞
ストーリーが意味不明だったのと、幽霊が後ろにいそうな不安になる撮り方がやたら多かったのだけ覚えている
いま振り返ると監督を見てなるほどと

さんかく(2010年製作の映画)

2.8

どんでん返し映画と聞いて鑑賞したが、結末を見る前に止めてしまった

不快指数が高い。登場人物が全員キモいのはそういう話だとして、
小野恵令奈のスカートの中を覗くような撮り方をしてるのがキツかった

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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.0

側近のボルトとマリーアントワネットが美しくて良かった
中盤にサモンと宮殿の庭を駆け回るシーンも、多様性と開放感が表現されてていい

ストーリーはかなり駆け足
女性への搾取とそこからの開放を訴えているが
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

メンヘラに優しくすると痛い目見るぞ!な映画

テンポが良く、90分にもかかわらず多面的にストーリーが展開していく
オチがめっちゃ好き

(2023年製作の映画)

4.0

ビートたけしによる戦国コント

いつ死んでもおかしくない時代、天下を獲ろうというような人間は皆狂ってるに違いない
信長に引けを取らず、誰も彼も残酷で滑稽だった
アンチ大河を掲げるだけある

物語の幕引
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

戦争(戦闘機)モノと疑似家族モノ、JAWSオマージュが先行してて、ゴジラ要素が浮いていた
ストーリーも先が読めるし、邦画あるある(説明的なセリフ、飲み屋で作戦会議、最後に仲間が駆けつける)が多く、新鮮
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モービウス(2022年製作の映画)

3.0

アメコミというよりも日本のマンガっぽい
主人公は迫害される種族だけど天才で、唯一の理解者であるヒロインがいて、敵役は主人公へ執着するメンヘラ幼馴染で
自分が中2だったら好きになったかもしれない

プロ
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バービー(2023年製作の映画)

3.4

主人公はバービーでもケンでもなく、グロリア
子を持つ母親や男性のアイデンティティへ話が移ってからは、正直入り込めなかった
観客の立場によって感想が大きく変わる映画

サブカルやバービーに関するネタがわ
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召使(1963年製作の映画)

4.0

シーン全ての構図がキマッており、また暗喩に満ちていて絵画のような映画
しかし、アート映画のようにストーリーは難解ではなく、むしろわかりやすい。ただただ胸糞な結末への一本道を進んでいく
あまりの俗物さに
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春に散る(2023年製作の映画)

3.2

邦画の良さも悪さも出ていた
前半、片田舎でかしまし爺さん三人組が一つの家に集い、傷を癒し、前を向いていく様は、邦画ならではの哀愁と温かさがあった。台詞ではなく画で説明するのも心地良い
翻って後半は、わ
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暗黒女子(2017年製作の映画)

2.8

プロットにツッコミどころはあるけど、そんなのどうでもいいくらいとにかく観賞後に気持ち悪くなる

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

これ繰り返したら日本の男性みんなロリコンになる笑
男性側が生まれ変わるパターンはないの?とか、なんで近場で転生するの?とかが気になって入り込めなかった

作品に説得力を持たせるための「転生はある」とい
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

2.8

ベッドシーンが生々しい一方で、話は原作をかいつまんでいるため、大伴があんまりクズに見えないという不思議
原作での結末に至る心理描写が好きなので、最後まで描いてほしかった
ベッドシーンにそこまで尺割かな
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ルーム(2015年製作の映画)

3.4

前半は脱出劇、後半は新しい環境への適応という話に変わる
意外にも前半のほうが悲壮感が少ない
新しい環境に対して、子どもと大人とで反応が違うのが興味深かった

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

作品のテーマは好き
でも信じる過程で必要な説得力があんまりない
追い込まれて信じてしまって、最後ミストみたいな終わり方にならなくてよかった

最初の殺戮シーンは恐ろしく感じたのに、天丼でだんだん恐怖が
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キャビン(2011年製作の映画)

4.0

ホラー映画に詳しくない自分でも楽しめた
終盤は血飛沫とキャラクターのゲシュタルト崩壊

お約束を逆手に取る方法が「テンプレと逆のことをやる」じゃなくて「テンプレに見えてたのがそもそも違う」というのもい
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

色々と裏切ってくれて、二転三転する展開に飽きがこない

登場人物がみんなサイコなので、感情移入するより展開を楽しむ映画

最後のショットは記憶にこびりつく。タイトルからすぐ連想できるくらい印象に残って
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