イーアル雀拳さんの映画レビュー・感想・評価

イーアル雀拳

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オーメン(1976年製作の映画)

3.5

グレゴリー・ペックに一番びっくりした。これは当日相当ショッキングだったろうな…。
不吉な現象が事故なのかダミアンのせいなのかの絶妙な塩梅がとても良い。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

伊藤沙莉がとにかく可愛い。それだけで観ていられる映画。
時系列で混乱するかな…と思ったけど、わりとすんなり理解できた。

ニューヨーク屋敷さんの粗雑なちょっと嫌な雰囲気が意外なほど良くて、これは第二の
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.0

新感染が大変面白かったので、続編と思って鑑賞したところ、蓋を開けたら韓国版マッド・マックス(ゾンビver)でした。

面白くないわけではないのだけど、肝心のゾンビが銃撃されるか車で轢殺されるかの二択を
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.5

パールちゃん最高!
ラストの凄い顔だけでも見る価値あり。

毒親持ちのヤングケアラーが悲しい殺人鬼になった…わけではなく、そもそもシリアルキラーの素養が垣間見える感じがとても良い。

特段悪い人でなく
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

2.5

とってつけたようなドキュメンタリーパートはビデオシリーズと変わらずのクオリティ。
100作以上投稿映像を見続けている中村監督が、夜中の廃墟で捜索にビビりまくってるのが意外で面白かった。

最後はちょっ
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劇場版 ほんとうにあった怖い話2016(2016年製作の映画)

1.5

最後の話、子役の男の子が芸達者だなぁと思ったら色んな作品に出演している売れっ子だった。
終盤、立川駅付近で子供を探すシーンが北と南を一瞬で移動したあと、ずっと同じところでグルグルしているのがわかってし
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

ヘビーである。
途中途中でインサートされる暴力シーンに毎回ショックを受ける。
そして中盤、彼女達の置かれている環境と時代に更にショックを受けるのだ。

作中でも言及されているが、少年達を未来の暴力男に
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ピンクの豹(1963年製作の映画)

3.0

なるほど、ピンクパンサーってそういうことだったのか…。

コメディシーンは今でも面白く見られるが、50代のオジサンが20代女子を口説くのは正直見てられなくてキツかったっす…。

フォービア/4つの恐怖(2008年製作の映画)

3.0

4つのホラーオムニバス。
CGの拙さは年代的にもご愛敬。
文化の違いなのか詰めの甘さなのかツッコミどころが多い内容だが、ライトにホラー作品を見たい人にオススメ。
4つそれぞれ見どころがあり、可愛げがあ
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.0

前半が前作の総集編になっている親切設計。
いやしかし、こんなん絶対泣くだろという展開にまんまと泣かされました。

途中、死にたいと泣くお母さんに死んだらいいと罵倒するお父さんがいて、こんなに愛し合って
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.5

瀟洒な画面と蠱惑的な表現がとても魅力的だが、原田芳雄演じる中砂のミソジニーが酷くて見ていてキツかった。
おそらく中砂が一番気を引きたいのは友人の青地なんだけど、所在なさや即物的な情動を理由に女性を利用
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

なめてたやつが~(cf.宇多丸)案件でした。
これは何も情報を入れずに見るのが一番楽しめると思います。

パリピ達の扱いがなんとも皮肉が聞いていて好きです(笑)。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海誠作品の中では一番好きだった。
フェティッシュ表現やセカイ系的な構造がシュリンクされていたからかも。

震災を忘れないためにも、震災を知るためにもたくさんの人が見てほしいな…って、みんな見てるか(
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

山下敦弘監督と宮藤官九郎脚本という夢の座組みに少々期待しすぎたが、ウェルメイドでありました。

二部構成になっているので、前半はややダルいが後半面白くなるので頑張って見よう(笑)!
後半わかるある事象
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

今更なぜリメイクを…と見る前は思っていたけど、見始めたらグイグイ引き込まれて最終的には落涙しておりました…。

躍りスゲー唄ウメー音楽天才ー。
スピルバーグは本当に映画上手男(cf ブラックホール)。
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.5

つまらないわけではないのだけど、さして面白くもないという印象… 。ジェイソン・ライトマンは小ぶりな作品のほうが向いてるのではないかな…と素人考えが出てしまう始末。しかし、今回父親がアイヴァン・ライトマ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

トム・ハンクスが嫌いになる映画です(誉めてます)。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

ミステリーものの法廷劇なのかな…?と思ったら地獄の倦怠カップル話でした。

社会的地位や収入の差によってプライベートのバランスを欠いた夫婦による内面を剥き出しにした口論はまさに地獄絵図。
この夫婦の縺
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

2.5

今だかつてこんなに繊細なクズ男がいたかと、感動すら覚える窪田正孝の微細な表現による挙動不審さとキョロキョロ動く小動物のような瞳を二時間存分に楽しめる映画。
なんというか要約すると『斎藤工は窪田君が大好
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市子(2023年製作の映画)

3.5

テレビで日本アカデミー賞授賞式を眺めながら「杉咲花可愛いなー」などとぼんやりしていたら、作品紹介でさらっと盛大に本作の核心的なネタバレをしており、日本アカデミー賞のリテラシーの低さをまざまざと感じたの>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

トム・クルーズが凄すぎて笑っちゃう。
お前が行くんかーい!
生きてるんかーい!
等々ツッコミしつつ大変楽しみました。

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

怖ぇえ…
何が起こったのか鑑賞者に想像させることで恐怖を煽る手法なのは理解できるのだけど、マジで何があったの…グロすぎる…。

タイトルから魔法少女ものだと思って見る人は(いないと思うけど)、全然違う
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.0

「ナイトメアアリー」履修後に鑑賞。

所謂「見世物小屋」的な内容かと思いきや、なかなかの勧善懲悪…とも言い切れないが、人を嘲笑してはいけませんよ…という気持ちになります。

当時の見世物小屋のスターが
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5

ぶ、ブラピ……!!

アタマ空っぽで見られる楽しいコメディでしたー。はー、楽しかった。
ただ楽しいだけでなく個人的にぶっ刺さったのは、サンドラ・ブロックのマネージャーが、島の役所で一気に捲し立てるとこ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.5

ボクシングのシーンはどれも本物の試合を見ているようなリアル感(ワタシがボクシング弱者だからかもしれないが)。

吉田恵輔監督の他の作品と比べてややイジワル度が低い感じがするが、イヤな感じはしっかりジワ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

映像、音楽、ストーリー、全ての密度が高い。
誰もが言っていることだが、欠点はこれが完結していないことだけ。

ハイコンテスト過ぎて、ともすると「これを理解できないワタシはバカかもしれん…」とちょっと不
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

ジョジョ・ラビットの子がなぜこんな映画(失礼)に?と思ったら母ちゃんが監督だった。

イギリスのブラックジョークが終始キツすぎて「大人気ねぇなお前ら…」とげんなり。最後のコーラのくだりが大変イライラし
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

今まで見たエクソシストの中で一番有能(笑)。これでラジー賞は酷すぎる!

タイトでてきぱき進み、とても見やすい。悪魔つきと精神疾患の違いの考察もあり好感度大。
シリーズもの作る気満々なのがとても良い。
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

アレサ・フランクリンやレイ・チャールズの圧巻の歌唱シーンを始め、音楽映画としてとても楽しい。

やたらとカーチェイス、爆発シーンが多い(そして人が死なない)が、あまり筋と関連がないところがまた味わい深
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

テレビ画面や映画館よりパソコンで見た方が臨場感があるかも、と思わせる映画。

目まぐるしく情報が飛び交うので忙しいが、きちんと伏線回収して着地してくれます。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

孫目線の祖母に対する愛憎を淡々と描きつつ、クライマックスの地獄みが凄い。

ユン・ヨジョンの茶目っ気ある祖母から後半の憔悴した老婆への変化は、まるで別人のようで助演女優賞も納得。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

爽快。

ストーリー、美術、音楽、衣装、俳優たちの緻密な演技、どれをとっても大変好みでありました。

日本では指原莉乃女史によるあ・かるい ナレーションのCMが流れているので、オシャレ映画だと思って観
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キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

2.5

ジーンズに関するあらゆる事象に寛容な気持ちで見ると結構楽しめる。

おバカ映画かと思いきやアパレル業界の搾取構造に(多少)苦言を呈す内容になっている。が、それとキラージーンズの行動や目的にだいぶ飛躍が
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