ちびまるさんの映画レビュー・感想・評価

ちびまる

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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ケネス・ブラナーのポアロ第2弾!!

ポアロの過去、お髭の秘密にホロリ。探偵には強い心が必要で、敢えて人を追い詰めるような捜査手法取る彼の孤独が垣間見えて切なくもなった。

愛と金で狂った人々の船とい
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.8

アルバート・フィニー、野村萬斎に続きケネス・ブラナーのポアロでオリエント急行殺人事件は3回目。どのバージョンも好きだしオールスターキャストのはまるストーリー。

真相を初めて知った時の衝撃はもちろんな
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バレンタインデー(2010年製作の映画)

3.6

バレンタインデーの1日を舞台にした群像劇。男女どちらから愛を伝えても良い日で、花屋が繁盛する。これまた日本のバレンタインデーとは趣きが違ってよし。

個人的にはバレンタインデーをぶっ飛ばせとばかりに気
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

個人的には娘を探す前作より母を探す今作の方が好きだった。英字で行われる検索が何だか好きなのもある。SNSや検索エンジンフル活用で人の消息が辿れちゃうなんて時代だね。

恋人と旅行に出たっきり帰らぬ母を
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

未確認飛行物体への新解釈!?アレは乗り物だなんて刷り込まれてきたけど、こんなことも、あるかもね。バズる動画撮るのも命懸けだな!

「演者」であるジュープと「調教師」であるOJのアレに対するアプローチの
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.8

ブログで旦那の悪口書いてもすぐバレそうな気がするのは私だけ??

夫婦だからこそ大なり小なり溜まる不満。イライラしてムカつくけど嫌いになりきれない存在(笑)「夫婦」という形を経験された方は、誰しもがど
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

信仰と権力、敬虔と背徳、盲信と欺瞞。。。ベルナデッタは聖女かペテン師か。人心を掴むのに長けた魅力的で大胆な女性であったことは確かか。

実際に同性愛で火刑に処された修道女にインスピレーションを受けて作
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.6

大都会ニューヨークで恋とビジネスの四つ巴。ノリも貞操も軽くてサクッと観られる昔懐かしいハリウッドコメディ!

新卒の社会人一年生が縁故採用でメールボーイとなって、ひょんなことから会社重役になり済ますと
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メリーに首ったけ エクステンデッド版(1998年製作の映画)

4.0

キャメロン・ディアスが可愛すぎる名作コメディ。美人なのに性格いい役やらせたらキャメロンの右にでる女優さんいないよね!?ってくらいメリーのキャラがマッチしてて良い。

当時は自分も若かったから割と過激な
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メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.2

ホテルのメイドをしながら1人息子を育てるシングルマザーが政治家のプリンスと恋に落ちるシンデレラストーリー。

ケツはデカいがお美しいジェイローと、何やらせても上品で甘いレイフ・ファインズ、どの作品観て
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映画 ネメシス 黄金螺旋の謎(2023年製作の映画)

3.0

ゲノム遺伝子の技術をめぐるあれやこれや。広瀬すずと魔裟斗の格闘シーンと、江口洋介の還暦設定にびっくり。

ドラマ観てなかったから世界観がよく分からなかったな。主人公たちの決め台詞や、たくさん出てくるお
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キャスパー(1995年製作の映画)

4.0

キャスパーがカワイイに尽きる!!

クリスティーナ・リッチ、ビル・プルマン、遊園地のアトラクションのような仕掛け。。。昔を思い出して懐かしさで一杯になりました。

幽霊退治に呼ばれた父娘がキャスパーら
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

『1秒先の彼女』のくどかんリメイク。オリジナルの男女逆転ver.となっているけど、オリジナルの面白みを損なうことなくリメイクされている良品だと思う。

岡田将生演じるせっかちな郵便局員。残念なイケメン
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

リアルタイム進行で描かれる胸くそ会議の行方。映画の尺とほぼ変わらない長さで決定づけられたユダヤ人の運命。「ユダヤ人の最終的解決」に消極的に見えた人たちも最後には。。。あれ、一体なんなの!?

許されざ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.0

せっかちさんと、おっとりさんの恋。普通の人より実際に1秒早く反応しちゃったり、1秒遅く反応しちゃう設定が意外と斬新で面白い。

あまりにテンポがズレている2人がいつ再び出会えるのか。。。コメディ調でテ
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

オリジナル版も良かったけど、このリメイク版も良かった。

最愛の妻を亡くして後を追おうとするオットー。気難しくて、融通が効かなくて、でも愛すべきキャラクターのオットーを名優トム・ハンクスがオリジナルを
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

フィクションで良かった〜っと、鑑賞後、我に返ってホッとする作品。それくらい本物のドキュメンタリーのように見えてしまった。   

バヤンという女神に仕える巫女の系譜と、呪われた血。巫女自身が神の存在を
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.8

花とおおかみおとこの彼との出会いから、何だかずーっと涙腺緩んだ状態で観続けた。

花の子育て奮闘記でありながら、オオカミでありヒトである2人の子どもたちが、どのように生き方を選択していくのかの成長記で
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.8

女たちの会話劇。

5年間片時も離れたことがないという夫が出張で留守にするタイミングで、旧友3人を訪ねる主人公ガミ。

行く先々で「夫と離れて過ごすのは初めて」「すごく愛されてるの」と語るガミだけど、
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.8

オールドファッションな海外ミステリー。雰囲気よし。

名もなき若い女の死体。パリに憧れた少女の末路。真相解明に静かに執念を燃やすメグレが渋い。ジェラール・ドパルデューがハマり役。

捜査に強力してくれ
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.5

アンジェリーナ・ジョリーもジェームズ・マカヴォイも若くてお美しいこと。

父の復讐にと暗殺組織の仲間入りをするウェスリー。あまりに派手なアクションシーンの連続で一般人巻き込みすぎだろ!?と少し引く(笑
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

スウェーデンではボックスオフィストップに輝いたこともある大ヒット作品だとか。この映画が1位になる国、素敵だな。

偏屈ですぐ怒るお爺さんオーヴェ、日本なら老害と言われてしまいそうなこの御方は、やはり周
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.2

「それでも人は、生きていく」

妻を殺された男、プリンセスに憧れる主婦、どこまでいっても性悪を自覚出来ないゲイの弁護士。。。三者三様のどん底っぷりが観ていて苦しい。特に主婦のおばちゃん役の人、体当たり
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死を告げる女(2022年製作の映画)

3.8

真実はすぐ目の前にあるのに、それを難しくしているのは受け取る側の気持ちの在り方。

ファンとは言えニュース番組のキャスター宛に「助けて」と電話してくる女も、支配的な母親の言いなりになっている大の大人も
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

ただただ楽し過ぎてワクワクしっぱなしの1本っ!!終わり方まで100点満点なんだが!

ゲームの中のキャラクターたちが個性豊かに生き生きと動き出してたまらん。たたかうピーチ姫も違和感なく受け入れてしまっ
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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008年製作の映画)

2.8

大泉洋が出てるから観た、それだけ。冒頭は普通にジャパニーズホラーな感じで怖かった。1作目よりは期待できるかな、と思ったけど何回か寝落ちしてしまった。。。

鬼太郎が幽霊族という出自であることを初めて知
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.8

この闘いに終わりはあるのか!?

前作より遥かに好きな感じ。設定に慣れたから?キリアン・マーフィーの存在感も良い。強さと弱さ、希望と絶望が混ざって混沌としている世界。子どもたちの覚醒が頼もしい。

D
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.8

ニューヨークの空港に降り立った途端に、戦争で祖国を失いパスポートが失効、入国も帰国もできず、空港で幾日もの足止めを食うという。。。

父との約束を胸にニューヨークへとやってきて、こんな最悪の状況のなか
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ゲゲゲの鬼太郎(2007年製作の映画)

2.8

大泉洋が出てるということで観た作品。ん〜。。。鬼太郎てこんな感じだったっけ?豪華な出演陣でお祭りムービーと割り切るか。目玉の親父だけ世界観守ってるね〜。

洋ちゃんの作品コンプリートするために次作も観
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.2

『ベルリン・天使の詩』のハリウッドリメイク。当時、大人気のスターの共演ではありますが、ニコラス・ケイジの天使役が、何だか。。。ねぇ(笑)?美しさも、神聖性もうっすい存在感で、メグを見守るお姿がストーカ>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

バルダーズゲート3を絶賛プレイ中のため、知ってるワード満載でテンション上がった!バルダーズゲートはもちろん、ハーパーとかティーフリング、ドルイド。。。

コメディ調で進む物語も豪華なキャストもGOOD
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.2

盲目で音に敏感なクリーチャーから逃げるため、音をたてずに息を潜めて暮らす家族。

音をたてる=死を意味するのに、何故この状況下で妊娠!?リスク管理の甘さゆえ、イライラポイントが其処此処にあってストレス
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渇水(2023年製作の映画)

3.5

貧困に育児放棄。。。あぁ、やだやだ。観てるこちらの心がカラカラに乾いてしまいそう。

料金滞納者の家を回って水道を止める仕事。水道って中々止まらないと思ってたけど、そこを止められてしまう人たちも、止め
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

権力を持つ者のパワハラ・セクハラ問題が炎上する感じが、すごく現代(イマ)を映していると思う。本人にとっては息を吸うくらい些細な、ある意味、多少傲慢なだけで悪意のない行動が、他人の人生を狂わせ、自身の人>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.2

貧富の差が広がる社会に起きた暴動から始まる、無さそうで有りそうな不条理な物語。

一部の富める者たちに不満を募らせる貧困層が圧倒的マジョリティになれば、こんなこといくらでも起こりそう。そして無秩序な混
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.2

ドナウ川ほとりに暮らすロマの人たちが巻き起こすブラックコメディ。移動しないロマの暮らしぶりを観れるってレアじゃない?

父親の借金のカタに好きでもない相手と結婚させられるなんて最悪よね。ほんとーにダメ
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