チャパタイさんさんの映画レビュー・感想・評価

チャパタイさん

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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豪奢でファンタジックな繕い、ギャグみたいなズーム、双六みたいな“大罪”。ただ“大罪”への仕打ちだけが現実で劣悪。おもしろすぎるけど性根が悪すぎる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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あまりに残酷なほどに批判的。なのに振り返ってみて殊更、バーベンハイマーはあまりにお粗末だし、RDJはさらにお粗末だし、虐殺に拍車がかかる。さらなるクズへの歩みが止まらない。あと、すごいIMAXだった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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知らんワードと知らん設定の歯車に勝手に乗せられて我が物顔で話が進むけど何にせよワケワカランがワケワカッタになることはないのでティモシーのエモい顔と素晴らしい音響を存分に浴びる

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

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ネタにするわりにはそういや見たことなかった。正気のフォレスト・ガンプみたいな話だった。ブラピが若返るのはいいとしてどんどん爆イケメンになるのは少し話が違う。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

人を不安にさせる天才集団A24 が、ひたすら人を怯えさせる辣腕を発揮し続ける。緊張と倫理のストレス。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

絶対に私好みだと思ったら完全に私好みなんだけど、馬・カウボーイ・フィルムカメラにポラロイド・レコード・シットコム…そして最高級の造形美…なんなんだこれは…???????????

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.5

周年向け再編集映画の度を完全に越してるんだよな。最高です。ありがとうございました。

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.5

しれっとおもしろかった。どこまでが実話か気になって調べたら「どこまでが実話か口外しないのが映画化の条件」とのことでした。なるほと。

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

今さら見たんだけど、ドンソク様が技とかなんもなく拳だけで戦って、弱った仲間を介抱し、テーブルいっぱいのパイを焼くの、世界が解釈一致してて嬉しい。

アネット(2021年製作の映画)

4.0

深淵を覗いてはいけないよ。吸い込まれるからね。毎日笑い殺す男と、毎日殺される女と、生の実物と、噛み合わなくなってからの早さ。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.8

アニメシリーズのマッシュアップ程度に予想してたけど、新シーンも多いし忘れてたことかなり思い出したし、1つの映画として十分楽しめたし、ピングドラムの歴史に新章が付け加えられたこと心から嬉しく思う。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

体内時計バグった引きこもりバットマンVS神にもジョーカーにもなれない悪意VSマフィアVSバイクに猫を積むウーマンVSコスプレ野郎に戸惑う真っ当な市警の皆さん

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.7

どこまでが誰の記憶でどこからが私の夢なのかわからない。爆音上映希望。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.8

胸が張り裂けるかと思たわ。なぜ泣いてるのか全くわからない涙がぼろぼろ出てくるよ。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.5

マーベルの新シリーズを見たはずだったんだけどバーフバリの新作だったようだ。

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

3.3

「いっそひと思いに」とサイコパスみ出してくる新キャラとか、いささか不安にさせる要素はありながら、前作ほどの混沌はなくすんなり見れるので、あのカオスはヨーロッパ企画のせいだったのかと答え合わせが達成され>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

5.0

ありがとう、007。ありがとう、007が映画館で見れるまでにリカバリーした世界。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

5.0

間宮祥太朗くんはギリいいとして、清水尋也くんについては疑問しか無いですし、全然東京じゃなくて神奈川ですけど、ハイローのようなものやハイローに無かったものが様々混然となり、新世代のハイローとして2021>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.5

まあなんというか、リアルタイムのときに見てなくて良かったなと思う。子供の感受性に受け止めきれるとは思えないし、影響受けてたら今と違う人生だったはず。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

いい映画という噂を聞いていたけど、いい映画だった。
あと小松菜奈さんの肉がすごい。奇跡の肉。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

駅徒歩30分も苦にならない恋のお花畑も、ふとした言葉に殴りかかられるのも、サブカル厄介な固有名詞も、全部が全部もう見てられなくて頭抱えた。ツライ。

凱里ブルース(2015年製作の映画)

3.6

たしかにブルース。知らない土地のニオイと湿気と砂埃にまみれて、時と川とワンカットを流れてるうちに違う夢にたどり着いた、みたいな体験。あと野人。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.7

5本くらいの異なる映画をパッチワークしたみたいな、何かを批判的に示唆してるかのような、荒っぽくフルスイングなような、大っっ変に奇妙な映画。かつすげえおもしろい。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

ほぼ初対面の煉獄さんの死に目になんで立ち会わされるのかよくわからないし、ちょいちょい「これカバネリ?」「アニメ版スノーピアサー?あ、羊羹ねえや」ってなったけど、戦闘シーンカッコよくて手に汗握って鑑賞、>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

佐々木を旅する俺のロードムービー。神聖かまってちゃんをはじめて見たときの気持ちとか、たくさんの感情が引きずり出される作品だった。パチ屋再会シーンは「久々会ったらだいぶ残念になってた」描写において、歴史>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.8

現実世界ののび太は、クズofクズだし、しずかちゃんを幸せになんかできない。ドラえもん無しで、どうしたら何かを失わずに済むのか(済まない)。めちゃくちゃいい映画。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

こんなに人を置いてけぼりにしてもいいんですね、映画って。そういう意味でのカルトさと自由さと徹底と「ずべこべ言わずいいなら見ろ、話はそれからだ」である。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

いつものやつ!
に加えて、キャストが若くてイキイキ×オジサン自虐のエッセンス。金持ちで都会的でピアノが弾けてひたすらに感じが悪いティモシーを拝める2時間弱、しかもお蔵入り期間を経たためティモシーが若い
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.8

邦題の気の利かなさにだけ目を瞑れば史上最高傑作。彼女たちが笑い泣き慰め合い冗談を言い合う、美しさ愛おしさ尊さよ。尊いの意味が5段回くらいあがったし、尊さの洪水に大半泣きながら見てた。彼女たちが笑いなが>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.7

どうとでも取れるムービー大賞。
みんなどんな風に見てる?私は「マッチョってツライよね」って見てた。

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

ビジュアル、閉塞感、絶望、嫉妬、ビジュアル、苛立ち、ビジュアル、絶望、絶望、絶望、ビジュアル、全て最高。

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.2

ドラマの正統な延長戦。ドラマ版が好きな人ならもれなく満足するはず。あと栄信さんもっと見たいのでこれを機にもっとキャスティングしてください偉い人。

ラブン(2003年製作の映画)

3.6

凄惨な映画を見て、何かを知った気になることもあるけど、あまりに優しすぎて何か見知った大きな気持ちになる映画もある。