ユキノリくんさんの映画レビュー・感想・評価

ユキノリくん

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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.2

こんな境遇にあって、ここまで純粋で居られるんあるんだろうか? カイアの母が父の暴力に耐えられず出ていくシーン、ドッグマンを思い出してそう思った。
シリアスなサスペンスものだと思っていたらロマンスが強め
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.8

落語を映像化するなんて野暮なんじゃないか……と思いながらも鑑賞。
しかし、「碁盤斬り」って演目は知らないな〜と思っていたが、「柳田格之進」の名前で何となく思い出して確認したら一度だけ一之輔師匠の公演で
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.3

校内での盗難をきっかけに、どんどん歯車がズレていく学校。どこの国でも、学校の先生って大変だな……
しかし、盗難が起こった時点で警察に通報していれば、こんなことにはならなかったのにとしか思えない。犯罪だ
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マリア 怒りの娘(2022年製作の映画)

3.0

初ニカラグア映画。ニカラグアというとコーヒー?というくらいの知識しかなかった。ニカラグアの長編映画は数本しかないということで、その貴重なニカラグア映画史において初の女性監督作品、歴史的な一本を観たよう>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.8

後半まで全然クィア映画と思わせない、描写も殆どない、しかししっかりとクィアな映画だった。
ジュンには伯母さんが、ユンヒにはセボムが、側にいて支えていてくれて良かったなと本当に思えた。
冒頭でユンヒが夜
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

女性同士の恋愛もの、ベッドシーンもすごい、くらいの情報しか知らずに観たが、思いもよらず家父長制ぶん殴り映画だった。最高。
三部構成となっているが、惹かれ合うスッキと秀子を描いていたと思えば、第一部ラス
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.5

安定のデルトロワールド!という感じの、気味悪く美しい作品だった。セットや衣装の美しい中に恐ろしい要素が散りばめられている感じ、最高。
ストーリー展開は特に難解な箇所もなく、まあ割と在り来りなゴシックホ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

「掲示板」「冴羽獠」「Get Wild」という単語レベルの知識しかないままこちらの実写版を鑑賞。シティハンター、こういう話だったのね……
鈴木亮平が良すぎた。ガンアクションかっこいいなー。
推しの伊澤
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.3

バリー・コーガンが出てるブロマンスもの……と思って観てみたらとんでもない性的倒錯オンパレード映画だった。ジェイコブ・エロルディが微笑んでいるバナー写真の爽やかなイメージだったので後半の真逆の展開に息を>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

すごく奇妙で美しい世界を描いていて、エマ・ストーンもウィレム・デフォーもマーク・ラファロも愛らしいキャラクターを演じていてよかった!
ただこれをフェミニズム映画として手放しに褒めることが出来るかと言わ
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彼方の閃光(2022年製作の映画)

3.3

沖縄での舞台挨拶上映にて鑑賞。
劇場で観ていた予告とは印象が違う映画になっていて、人間関係、恋愛描写が半分くらい……主人公の道を示すキャラクターが登場からずっと嫌いだった😟
しかし冒頭のある意味挑戦的
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兎たちの暴走(2020年製作の映画)

3.5

中国で実際に起きた事件から着想を得た物語だそう。貧困、家族からの愛を得たい年頃の子ともたち、様々な家庭事情を話すことが難しい世間。適度な距離感で周囲に関心を持つことは重要だなと思った。

フィンチ(2021年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。こういうポストアポカリプス的SFで理解しやすいものなら、SFもの苦手な私でも楽しめる。
表情のないロボットと話せない犬と老人の交流、とても良かった。
20240217@Appl
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.3

衣装やヘアメイク、セット、昼夜のライティングの雰囲気など、少し前に観たばかりの「英国式庭園殺人事件」を思い出してしまった。
まあそれは置いておいて、女性同士の愛憎入り交じる三角関係、これほど美しくグロ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

面白かった! 設定や用語さえ理解すれば、ストーリー展開などは「TENET」より断然分かりやすいと個人的には思った。
「ドミノ(Hypnotic)」公開時、この作品に似ていると言われていたが、映像効果に
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無名(2023年製作の映画)

3.5

画面(舞台セット、映像の構図、キャストの衣装コーディネートなど)が本当に美しい。
アクションシーンの迫力も最高。メイキング映像付き上映を鑑賞したため、トニー・レオンとワン・イーボーが動きの確認をしてい
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貴公子(2023年製作の映画)

3.8

漫画を読んでいるような感覚で観れてめちゃくちゃ面白かった。
冒頭のシーンで得体の知れない怖さを植え付けながらも甘いマスクや時々見せるお茶目な一面とラストまで目的が明らかにならず目が離せない貴公子、面白
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.3

「戦争で国が無くなってしまい出入国ができず空港から出られなくなった人」の話ということでシリアスな内容だと思って観てみたらコメディだった。
言葉も通じない異国の地で、目的のために一生懸命出来ることをやろ
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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ニコラス・ガリツィンとアン・ハサウェイという最高に美しいふたりのラブストーリー。
年の差、しかもニック演じるヘイズは超絶人気グループのボーカルということもあり、ハッピーだけではないストーリーではあるが
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.0

グレパ目当てに鑑賞。TGMのハングマンが可愛かったので、この映画でたくさんグレパを浴びられて良かった……しかし、シアターを出る頃にはグレパ以上にシドニースウィーニーに落ちていた。こんなに可愛かったっけ>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.5

クィア映画として評判が良いらしいということで鑑賞、原作・邦画の方は全くの未履修。
全体的に画面が美しく、カメラワークも絶妙で素晴らしかった。既に存在しないはずの両親と大人になったアダムの時を超えた交流
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PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)

3.0

深夜のローカル地上波放送で視聴。途中途中うたた寝してしまったためアマプラで再鑑賞。
設定としては面白いはずなのに何となく心躍らなかった……結局プッシャーの能力がチートすぎるのも原因の一つかも? 香港を
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.5

「この男、狂人か、革命児か――?」ってキャッチコピー、やめた方がいいなと思った。どちらでもない。
ほかのレビューで「30年前の」「男性版の」『哀れなるものたち』とあるが、バビーとベラとではそれぞれの性
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.7

前作から続けて鑑賞。
前作と同じ設定なのに表現などを変えて変わらず面白くなってるのがすごい。前作から色々すれ違ったりもする二人だけど、結局お互い大事な相棒として認め合ってるところが最高。
エンディング
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.7

頭空っぽにして観られる。二人の設定を冒頭でサクサクッと見せる展開に笑ってしまった。
ラリってる表現や潜入中に二人が変化していくところが面白かったし、カメオ出演にも驚いた。
オリジナル版もいつか見てみた
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.5

こんなに美しい物語があるのか、というくらい美しかった。涙が止まらなかった。
関係性は「友達」と呼ぶしかないのだろうが、家族愛でも、友愛でも、恋愛でもない、言葉通り魂から愛し合っている二人。
オリジナル
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

ドルビーアトモス字幕上映で鑑賞。前作を復習しながら「ゴジラとコングを共演させる必要あったか〜?」と思ったのを反省します。めーーーーちゃくちゃ面白かった!
前半シーンでは初登場であるトラッパーや続投して
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.4

これも二回目の鑑賞。ゴジラとキングコングを何故共演させたのか……と思わなくはないが、怪獣たち同士の関係性、そしてジアとコングの友情が良い。BTHが演じるバーニーも可愛くて最高〜

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

二回目の鑑賞。キングギドラカッコよすぎたし、モスラは本当に美しかった……

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

サミュエル・L・ジャクソンやブリー・ラーソンも勿論だが、トム・ヒドルストンがかっこよすぎて内容があまり頭に入ってこない。刀を振り回すシーンだけで2時間ぐらい見たい。
コングが戦ってたデカいトカゲのよう
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.7

3回目くらいの鑑賞。
ATJが可愛すぎてゴジラとムートーがどう戦ってるかあまり頭に入ってこない。

プリシラ(2023年製作の映画)

3.3

劇場予告で一昔前の少女漫画的なものを感じて何となく観たくなったので映画エルヴィスで予習してから鑑賞。
映画エルヴィスとWikipediaで大体の流れは知っていたものの、プリシラ目線となると子供に手を出
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.1

Hot lawyerとパルム・ドッグを目当てに鑑賞。
ミステリーだと思っていたらほぼ法廷劇で、真実はどうなのか?というドキドキはあれど、眠くなるほどでは無かったが割と単調に進んでいく感じ。弁護士も犬も
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

名前、ロックンロール黎明期に活躍し最も有名な歌手の一人、エルヴィスサンドなる高カロリーなものが好き、ということくらいしか知らず、曲もほぼ聞いたことがないので、Wikipediaと照らし合わせながら鑑賞>>続きを読む

ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.6

美しく、苦しい映画。
ちょうどいい距離感で受け入れてくれるおばさんや、さらりと「同じクラスの男子に女性器がある子がいるよ」と流してくれる友達ができたり、最初は喧嘩したり「一緒に寝たくない」と言っていた
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.8

吹替版を鑑賞。
ひたすらかわいい。マルセルの声も合ってて癒された。

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