あらいぐまさんの映画レビュー・感想・評価

あらいぐま

あらいぐま

映画(790)
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アニメ(0)

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

いわゆるゾンビ映画だけど、ゾンビがすばしっこい。ゾンビが出てからは列車さながらノンストップムービー。ゾンビ+列車という密室空間を考えた発想の勝利だよね。派手なCGは最小限に抑えられていてもこんなに面白>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

清原果耶さんのおかえりモネでの自然な演技が好きだったのとやたら評価が高いのでたまには青春ラブストーリーも観てみようかという軽い気持ちで周りが8割方若いカップルの映画館で鑑賞。
いきなり台湾パートから始
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

いつか観たかった椿三十郎をやっと鑑賞。
三船敏郎演じる椿三十郎がいつもの三船節で安心感がある。実直なんだけど、おっちょこちょいで危なっかしい若侍達も良い味を出している。加山雄三や田中邦衛など今見ると凄
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

あれだけ凄い情報網やハイテク技術があるのに最後はいつもアナログな肉弾戦になるのが好き。裏切り、欺瞞、騙し合いがミッションインポッシブルだなあ。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.7

表題はレイモンド・チャンドラーの小説「大いなる眠り(The Big Sleep)」から取られたらしい。確かに舞台はロスだし、主人公が事件に巻き込まれ得体の知れない人々に次々と会うという設定はハードボイ>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

気軽に観たらめっちゃ面白い映画でした。
タイムループものだけど、終始会社の中で物語が進むし、登場人物も少ないので話が分かりやすい。それでいて客先とのやり取りや納期に追われる感じなど仕事の内容がかなりリ
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

戦争に英雄はいない。ただ目の前に残酷な現実があるだけだ。
知っている俳優がたくさん出ているけど、登場人物が多過ぎてみんな同じ格好なので誰が誰だか分からない。1回見ただけでは人物関係が分からないので感情
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.1

そこらの野球映画よりドラマチックだった今回のWBC。選手、監督それぞれにドラマがあり、あらためて当時の興奮と感動が蘇った。また今まで知ることがなかった選考会議から栗山監督のWBCにかける意気込みや勝利>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.6

映像がすごい綺麗なので、映画館で観たら迫力あるんだろうな。話も家族愛で良いんだけど、いかんせんナヴィの見た目がキモい笑
これが人間だったら感動するだろうけど、まだまだジェームズ・キャメロンが描く多様性
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(2023年製作の映画)

3.6

北野武が描く本能寺の変。もっとシリアスな話かと思ったが、案外ギャグも多く、グロいシーンはあるが、思ったより軽めの映画だった。 
決して大河ドラマでは描かれない戦国時代。アウトレイジもそうだけど、北野武
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

今回のゴジラは戦争色が強い。
戦争というバックグラウンドがあるから、他のゴジラ作品と比べて人間模様にかなり重きが置かれている。帰還兵の苦悩や戦後の混乱が物語のベースになっている。
でもだからこそもう少
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.1

いつまでも余韻に浸れる映画ってやっぱり良い映画なんだろう。
映画紹介で「13年に及ぶ魂の救済を見つめたこの物語は、スクリーンを越えて “貴方” の心と共振し、かけがえのない質量を遺す」と書いてあったが
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.9

巨匠黒澤明にこういう映画を撮らせたら世界を見ても右に出るものはいない。アクション満載でとにかくスケールが大きい。日本にこんなところがあったんだと思うくらいロケーションもすごい。物語を通して軸になる百姓>>続きを読む

ウォーターワールド(1995年製作の映画)

2.8

めちゃくちゃ金かけたつまらないB級映画。
後半に行くにつれて映像のやっつけ感が半端ない。ただの自己満映画だよね。

オールド(2021年製作の映画)

3.6

発想は良いんだけど、あえてなのか分からないけど演出や演技がチグハグな感じがした。
アジア系の俳優どこかで見たことあると思ったら、LOSTに出てた人か。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

正直自分には受け入れられない話だったけど、人間が争う本質ってこういうことなのかな。自分の思い通りにならないことで、どんどん怒りが募っていき、行動がエスカレートしていく。自分でもよく分からなくなるくらい>>続きを読む

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.9

特殊メイク祭り。性別も人種も特殊メイクでここまで変わるのか。流石に違和感ある人もいたが。輪廻転生や人間の時代を超えた結びつきの物語。西洋というより東洋的な考え方。同名小説が原作らしいけど、実に小説的な>>続きを読む

コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.4

南北戦争の純愛ドラマ。自然の風景が美しい。近代化前のアメリカの牧歌的雰囲気と戦争の虚しさが描かれる。ジュードロウは南部の青年というより中世の騎士のよう。メジャーリーグの監督が可哀想だった。

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.7

元教師であるユダヤ人の未亡人と黒人運転手のふれあいを描く。ごく普通の日常が淡々と描かれる。特に何も起きない。本当に何も起きない。こんなに何も起きないハリウッド映画もあるんだって思った(笑)
何気ない日
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とんび(2022年製作の映画)

3.6

内野聖陽主演のドラマを観て感動し、その後重松清の原作を読みさらに感動した記憶。
正直ドラマ版は内野さんのハマりっぷりが凄まじくて、映画版は少し淡白な印象。現代のシーンはオリジナルだけど、ここは要らなか
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。
主人公の女の子が段々仕事に染まっていく姿がリアル。会話もリアルで小気味良い。後半はもうちょっと展開が欲しかったんだけど、あれはあれでアリかもしれない。

フェイク(1997年製作の映画)

4.5

アル・パチーノが落ち目のマフィアを演じていて、哀愁漂う感じが最高に良い。組織に忠誠を誓ってきたが、損な役回りばかりで、所詮組織の歯車だと自分に言い聞かせる。ゴッドファーザーやスカーフェイスなどを見てい>>続きを読む

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.1

70年代から80年代への移り変わり、栄光と挫折。所々飽きつつも最後まで見れた。独特な長回しが特徴的な映画。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.8

ループものは沢山あるけど、これは何というか一筋縄ではいかない作品。あと声優陣の迫力と存在感に圧倒される。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.0

すごい金かけて作った壮大なB級映画。
SF映画ってある種荒唐無稽な内容だから、細部のリアリティが大事なのに、この映画はリアリティという概念を最初から捨て去っている感じ。ポカーンと見るしかないし、登場人
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.5

ミスタービーンはどこに行ってもミスタービーンなんだろうな。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

ビートルズを知らない人にこんな風に歌えたらそれは気持ち良いだろうなあ。あらためてビートルズは良い曲が多過ぎる笑
主人公の誠実さも含めて気持ち良い終わり方だった。

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.5

ゴッドファーザー・パート3の再編集版を鑑賞。シリーズラストに相応しい終わり方。
マイケルの悲劇と因果応報。
余談だけどヴィンセントは親父に全然顔が似てないな。

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.8

ゴッドファーザーシリーズを再鑑賞。
改めてみるとパート2は面白い。
若き日のヴィトーが美化しすぎなんじゃないっていうくらいカッコ良い。
そしてマイケルとの対比が物語を通してボディーブローのように効いて
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.8

実話に基づいたフィクション。
テンポが良いので割と楽しめた。やはりトム・クルーズの存在が大きい。仮に他の俳優が演じていたらここまで惹きつけられただろうか。
終盤、DEA、ATF、州警察、FBIが同時に
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

3.8

電車の警笛、風鈴の音色、雨音、鳥の囀り。
寅さんの映画には実に多くの音がある。
今作の寅さんはどこかおとなしめ。
中流階級、労働、開拓民。寅さんは今日も誰かを助けてる。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ストーリーはよくわからなかったが、ジブリらしいアニメ表現と映像美、音楽が素晴らしかった。アニメのプロが宮崎駿の元で映画を作る、それだけでこんなにもクオリティの高い作品が出来るのが只々凄い。ジブリ映画の>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.0

戦争というのを真正面から描いた作品は多いが、これほど純粋に戦争映画を撮った作品はないんじゃないか。
ストーリーはあってないものだけど、心の奥に突き刺さる映画。

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.9

この手の話には珍しいバッドエンドな映画。
原題はArlington Road。
ティム・ロビンスの知的な笑顔が不気味。奥さん役のジョーン・キューザックも途中からお前もそっちだったのか⁈って騙された。
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氷の微笑(1992年製作の映画)

3.9

あの緊張感のある音楽や風景描写といいどこかで観たことがあるなと思ったら、ヒッチコック作品だった。
劇中でマイケル・ダグラスがまさかというドキドキ感が良いと言っていたけど、シャロン・ストーンに三度同じこ
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