broccoliさんの映画レビュー・感想・評価

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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

男子のワチャワチャ群像劇。
というカテゴリ分けをすると、
この前に観た「あの頃」と似ている。
だがイマイチ入り込めず、
何だか白々しい感じがして、
はっきり言うとハマらなかった。
男子じゃなくて女子だ
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アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

3.6

インタビューで若葉竜也くんが
好きな映画に挙げていたもので。
みうらじゅんが大好きで、
原作も読んでいたが、
そういえばまだ観てなかった…
しかも監督トモロヲさんて、
ブロンソンズ!

まだ自分が何者
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.7

形容し難い何かを喚起させ、
二度と観たくない気にもさせる、
何とも後味の悪い映画。

そもそも諸悪の根源である、
父親には一片の共感もできない。
三浦友和は熱演しているが、
どこか上品さが露呈して、
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前科者(2022年製作の映画)

3.8

切ない。胸が締め付けられる。
誠と実の兄弟が辿った人生にも、
佳代の身に起きた過去にも。

不幸を背負ってもなお、
人は生きていかなければならない。
だからこそ寄り添う。
あまりにも内容が重かったが、
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.7

ワンダーウォール。
ある日突然出来た不可思議な壁。
必死に抗う者、諦める者、見定める者。
みんなそれぞれの形で壁と向き合う。

さて今回の竜也くんは、
麻雀ばかりしている、
ヘラヘラしたヒゲ面のドレッ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

中学10年生の男子のワチャワチャが、
ことのほか面白かった。
前半は勢いがあって楽しめたのに、
後半失速するのが残念。

我らが若葉竜也は、
風俗が大好きな性欲魔人(笑)
白タキシードで、
「夢芝居」
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

シティーハンターがネトフリで映画化!
主演が鈴木亮平?
ナニソレ、早く観たい!
シティーハンターの冴羽獠は、
幼い頃から私の永遠のヒーロー。
そんなファン目線でハードル上げても、
高まる期待値。

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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.5

正直あまりハマらず。楽しめず。
コントのように不運が訪れる様に、
ブラックなシニカルさも見えず、
同情もできずに宙ぶらりん。

男女男の三角関係も、
奈津美に感情移入出来ないうえ、
厚久と武田から友情
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余りある(2021年製作の映画)

3.7

若葉竜也→小説家の卵。最高。
そんな彼のモノローグから始まる。
少し鼻にかかった、
丁寧に言葉を選んで、
優しく語りかける声が好き。
出会いの高揚のキラキラと、
倦怠ののちの別れの予感。
電車の中の二
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市子(2023年製作の映画)

3.7

観終わった後何とも言えない、
暗い気持ちになる。
現在日本の社会問題が
これでもかと提起されるが、
やや過剰にも感じる。詰め込み過ぎ。
あと市子モテ過ぎやん…魔性か…

市子を演じる杉咲花の凄さ。
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.7

吉沢亮はあれだけ端正な顔をしながら、
陰をまとった役がよくはまる。
そんな彼のライバルとなる若葉竜也。
挫折した英一と、棋士になった陸。
まったく対照的な2人の演技が良い。

時に感情を昂らせる英一に
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

前々から気にはなっていましたが、
案の定ハマりました彼に。
そんな若葉竜也演じる青くんが、
まぁチャーミングなこと。
田舎者なので、下北沢なんぞ、
一度も行った事はありませんが。
その空気感は伝わりま
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.9

久しぶりの
ヘジンさん&ヒョンビンコンビ♪
待ってました!安定の面白さ。

アクションもキレがあるし、
皆のキャラも立っているし、
何よりも伏線が見事に、
全部回収されて爽快。

ヘジンさん&ヒョンビ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.6

鈴木亮平すごいな…
ゲイっぷりのナチュラルさ。
ちあきなおみを熱唱したり、
イデミスギノのケーキを熱く語ったり。
そのなりきりぶりに脱帽。
イヤミな衣装とか、
マンションのインテリアとか、
不穏な感じ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

3.7

『用心棒』の三船敏郎が
とっても格好良かったので観賞。
こちらの方が解りやすい。

相変わらず野生味溢れる三船椿三十郎。
ひよっ子感満載の加山雄三、田中邦衛。
オロオロするじじぃコンビの
志村喬、藤原
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

キアヌ・リーブスに、
ドニー ・イェンと真田広之。
この3人が同じ画面に勢揃い。
しかもマブダチという胸熱設定。
ありがとう。

3時間弱、
ただただジョン・ウィックが
人を殺しまくる。長いな…
まぁ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.8

「つまり自然とは…完璧なんだ。」
この一言に尽きる。
人間が太刀打ちできない。
どうこうしようなどおこがましい。
なぜ人間はこの完璧な、
自然のサイクルに寄り添って、
共生する事をやめてしまったのか。
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

すべての人にお勧めしたくなる良作。
楽しい事がたくさん詰まった、
みんな一人ひとりの心の中にある、
懐かしい小学生時代の夏休み。
ノスタルジーで胸がいっぱいになる。

海で貝殻を拾ったり、
川でメダカ
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.8

観る前は何も知らず、
貴族が晩餐会でどんちゃん騒ぎする映画?と間違った先入観。
まったく違った静かな映画でした。

北欧の寒村で慎ましやかに暮らす、
敬虔な老姉妹の元に、
フランスから逃れてきた
バベ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

変わり者の偏屈おじさんが、
周りの人の温かさに触れて、
変わっていく話なんでしょ。
と観る前の感想。
その通りだったけど、
とても良い映画だった。

オーヴェの頑なさの奥にある悲しみ。
両親との別れや
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.7

喜多見先生…相変わらずナイスガイ。
颯爽と現れ、滑舌良く的確に、
高速で処置する姿に惚れ惚れする。
なんて頼り甲斐があるんだろう。
こんな先生に救急処置して頂きたい…

音羽先生も、MERの皆さんも、
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

役所広司が上手すぎる。
喧嘩っ早くて無知だが、
真っ直ぐで正義感のあるヤクザ者。

あまりに表情豊かに演じるので、
観る者を感情移入させ、
彼を支える面々と同じように、
この三上という男の行く末を、
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

佐藤健の眼差しに惹きつけられた。
人を寄せつけない暗く冷たい瞳。
孤独である事を雄弁に物語る。

清原果耶の張り詰めた重さも良い。
悲しみと怒りの過去を背負った、
この2人の演技に釘付けになった。
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり。
といえば「やっぱり猫が好き」
を思い出しちゃう世代です。
この個性派女優たちの共演は、
観ていて楽しく好ましい。
近すぎず遠すぎず、
絶妙な間合いの素敵な関係。
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

とっても良い映画でした。
悪い人が一人も出てこない、
ほっこりと胸が温かくなるような。
芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんが
とっても良いのです。
特に愛菜ちゃんの、
自信なさげな腐女子っぷりの上手いこと。
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.6

ずっと胸がざわざわしていた。
このヨークシャーの曇空のように。
息をひそめて、
2人の行末をじっと見つめる。

体の不自由な父と祖母と暮らしながら
寂れた牧場を切盛りし、
孤独と空虚を抱え苦しみながら
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Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

3.8

圧倒された。言葉も出ないくらいに。
彼はこの若さで、なぜこんなにも、
自分を客観的に見つめる事ができるのだろう。
周囲への感謝を忘れない謙虚な姿勢。
あらゆることを受け止め熟考し、
自身で答えを出せる
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

あまりに有名ですが観ておらず、
単館アート系の、
気取ったオシャレ映画だと思ってましたが、
いやいやクセすごのトンデモだけれど、
じんわり胸があたたかくなる、
良い映画でした。

最初ジャスミンも、
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.9

敬愛するケン・ローチ監督。
相変わらず怒っていた。社会の不条理に。
弱者に向けられる優しいまなざしも健在だ。

かけがえのない家族と、
何の憂いもなく幸せに暮らしたい。
そんなたやすい願いも、
今の社
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

思ってたよりも面白かったですよ。
まぁ話の筋はありきたりでしたが。
もうちょっとヒネっても良かったかも。
吉沢亮と宮崎あおいは可愛らしいし。
菊池凛子・吉田羊・高岡早紀という、
我の強そう女性陣が良か
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.5

グザヴィエ・ドランの主演は
久しぶりですね。
でも観る前にアルコールを
大量摂取してしまって、
案の定、途中で寝るよね…
しまった…
やや退屈だったという事の表れか。

マティアス割とイヤな奴だし、
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.6

Netflixを見ていたら、
あ!デルトロ!で早速観賞。
久しぶりのベニチオ・デル・トロは、
重量と目の下のクマが増していたが、
色気と渋さもマシマシだった。

しかも妻役が
アリシア・シルバーストー
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.8

ヤダ何これ両方イケメンじゃん。
めっちゃ目の保養やん。
黒髪セクシーと金髪王子って。
少女マンガじゃん。最高やん。
はい、大満足の王道でした。
ちなみに私は黒髪セクシー派です。
まつ毛バシバシがたまら
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.8

思ってたんと違う…
というのが観賞後の率直な感想です。
これから観る方がネタバレされないよう、
この一言にとどめますが、
観て間違いのない、
ジェットコースターのように、
情緒を大きく揺さぶる映画だと
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.9

「RRR」でラーマ兄貴にフォーリンラブ。
ということで今回は若チャランを観たよ!
カワイイ…可愛いが過ぎる。
どなたかが「髭の美少女」と称していたが、
まさにその通り!
あまりのカワイさにキュンキュン
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

「ナートゥをご存知か?」
話題のインド映画「RRR」を観たよ!
あぁ…文句なしに楽しかった。
初っ端からエンドロールまで、
出し惜しみせず、胸躍りワクワクさせる。
映画ってこういうもんでしょ!
黒澤明
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