ここまでてらいもなく『ジョーカー』をやられたら、もう可愛げしかない。ベッソンらしい愛嬌で(良くも悪くも)事の酷さや重大さを感じさせない感じも『ジョーカー』の気張った作り(その実態はスコセッシやルメット>>続きを読む
巷で指摘されているように終始流れる説明モノローグ(作品自体が壮大なダイジェスト版のよう)や安っぽいアクション演出など到底褒められた出来ではないが、愉快でキモいビジュアル諸々で元は取れる(気がする)し(>>続きを読む
野々村友紀子似の主人公が実験のために女性たちを監禁している奴らから酷い目にあう話。『プッシャー』(レフン)の共同脚本などを務めたイェンス・ダール監督作品。イヤ〜な雰囲気や映像は悪くないが、総じて印象は>>続きを読む
これは震災感動ポルノ版『シックス・センス』なのか!?知らんけど。ステレオタイプな各々のキャラクター付けにはじまり、リリーフランキーの寒い芝居を延々と見せられて辛い…忘れた頃にタイトル出るのも「ドヤッ」>>続きを読む
50セント『P.I.M.P.』のインストver.(カバー曲)や愛犬スヌープ(名演技!パルムドッグにも納得!)などのヒップホップに因んだ諸々の要素は亡くなった旦那がヒップホップ好きだったという設定なのか>>続きを読む
皮肉なタイトルが示すとおり、アメリカの欺瞞を痛烈なユーモアで指摘するシビアなコメディ。ステレオタイプな「黒人文学」を書いたことによって後戻りできなくなる黒人作家の姿を演技派ジェフリー・ライトが好演。着>>続きを読む
ペキンパー初期作。流石、西部劇によくあるプロットではなく、複雑で人間臭い描写が光る。それでいて西部劇が持つ王道的な美学も併せ持っていて素晴らしい。
ゴアの手数は少ないが、その分凄まじいシーンがある。これのリメイク作(韓国映画)『悪魔は見ていた』も面白かった。フランク・カルフンはこれとか『ハンテッド 狩られる夜』などのワンシチュエーションものが面白>>続きを読む
小島プロダクションの宣伝(映画?)。
シリーズ第3弾。マブリーことマ・ドンソク、彼こそが真の「ワンパンマン」の名に相応しい。今回も相変わらずの剛腕ぶりを発揮、ヤクザや汚職刑事を相手に大暴れ。もちろん愛嬌もたっぷりと。ただ、さすがにマンネリ>>続きを読む
これまでアレクサンドル・アジャ監督作品の脚本を書いたり、逆にアジャの脚本で『マニアック』のリメイク版を撮ったりしてきたフランク・カルフン監督作品。なかなかハードなワンシチュエーションもので、その不穏で>>続きを読む
一度にどんだけ監禁してんだよ(笑)少し『サランドラ』味がある話だけど、当然あっちのほうが面白い。
絵画を盗みに入った先の高級ペントハウスに閉じ込められて「遭難」するという皮肉なアイディアが面白い。そしてその主演がデフォーときたら、面白くないわけがない。常に脱出を試みながらも、ヤケクソ気味に「遭難生>>続きを読む
長編3作目にしてアリ・アスターが徹底的にやりたい放題した結果、もはや収拾がつかなくなっている。背景にあるユダヤ人やヨブ記の知識がそれなりにないと到底理解できない。それでも前半はビジュアルショックのつる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この手のワンシチュエーションものでは主人公が医学生だとか、都合の良い設定なのはよくあるご愛嬌として。それはともかく、トランクの中であんなにジタバタ動いたり叫んだりしていたら、さすがに音で犯人がとっくに>>続きを読む