ぶうさんの映画レビュー・感想・評価

ぶう

ぶう

映画(32)
ドラマ(0)
アニメ(0)

のぼうの城(2012年製作の映画)

-

「のぼうの城」鑑賞。しょぼいCGにうんざり…やはり樋口技術とはこんなものか。映画としてよどうしようもない。ただ流石の野村萬斎、田楽踊りシーンは圧巻!あとエンディングにエレカシ!エレカシのパワーで映画の>>続きを読む

ムースの隠遁(2009年製作の映画)

-

「ムースの隠遁」なんかオゾン監督の映画って瞳の奥に突き刺さるんだよなあ。「リッキー」辺りからか?どうもオゾンは母性というか″オンナ″に対して嫌悪感でも抱いてんじゃねえかとも感じる映画が多くなった。でも>>続きを読む

山のあなた 徳市の恋(2008年製作の映画)

-

やはり草なぎ君の演技は苦手だ。巷の評価では抑えた演技が評価されているがそうとは思えない。石井監督のいつもの持ち味も時代背景と共に相殺されてしまっている。マイコさんの佇まいが素晴らしい。

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

-

何故今まで観てなかったのか?非常にバランスの取れた作品。もうパルトロウの美しさにやられっぱなしだった。他の作品でも感じたけど手堅く技量のある監督なんだな。最近の「ペイドバック」も良かった。

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

-

「子供も観られる映画を」とスコセッシ。スコセッシ好きな私としては最近のは「スコセッシじゃなければ」と前につく。今回は特に。スコセッシという事をアウトプットして観賞するととても良い。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

-

今迄のミュージカル映画では映像をひとつの舞台のハコとして描くのが常だが、其れらを覆したという点だけでも映画史に刻まれる。俳優の表情をこれでもかと迫る。息遣いすら映しとろうとする気迫、応える俳優たち。吹>>続きを読む

ペイド・バック(2010年製作の映画)

-

最近良い映画に出逢えてない中これは拾いものでした。名優揃いに脚本も良い。時系列のカットインも良い具合にひっかかり飽きずに鑑賞。

CUT(2011年製作の映画)

-

凄い映画だった。悶々とした情熱、熱気、判る。主人公の彼はラストでは一つの到達点があったのだ。映画人にはある意味「終わり」がない。欲求が溢れる限り。そして西島の演者として沸点を越えた。シネフィル全ての人>>続きを読む

さや侍(2011年製作の映画)

-

松本映画では私、今までなんの感情が揺れる事がなかったんだが、今回は浮く程の演技の子役と大好きな竹原ピストルにヤラれた。今回はさらりと揺れた気がした。ピストルの唄が聴けただけで、それで良かった。

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

-

主人公は事件を起こしてしまった事に対しまるで万引きでもした風な軽さ。いや罪に軽いも重いもないのだが、彼の応える「戦争には興味がない」というように現実感に乏しいのだ。いつか向き合える日を待ち望む。

天国の日々(1978年製作の映画)

-

妹の独白がこの映画の全ての確信を物語る。何処が天国だったのか?まるで地獄じゃないか。ギアは死に神である。なんだろ、テレンスには「死」がつきまとってるんだ。

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

-

テレンス監督の壮厳な映叙詩。一本の「木」がキーとなり「生」と「死」を紡ぎだす。賛否が大きく分かれると思うが最近の糞邦画ばかり観てゲンナリしていた自分にはあまりの映像感覚に感嘆した。

しあわせのパン(2011年製作の映画)

-

いや…わかる、わかるよ。うんうん。純然たる寓話である。しあわせだよね、うんうん。むず痒いんすよ。軽い。それに矢野顕子と清志郎は反則だわぁ。思惑に乗っかってもよい。

ハンナ(2011年製作の映画)

-

中途半端な。どっちかにメーター吹っ切れないと消化不良のままだ。可憐なシアーシャは美しい。

ビヨンド(1980年製作の映画)

-

破綻しまくりの物語はさて置いとくべき。フルチ色全開の映像に酔い痴れよう。執拗なまでの顔面破壊、特に眼球破壊シーンは見もの。全編に溢れる不穏な空気はフルチにしては素晴らしい出来映えだ。

ザ・レッジ 12時の死刑台(2011年製作の映画)

-

リブタイラーファンなら諸手を挙げて鑑賞すべし!勿論私はリブファンなので鑑賞できた(笑)後は特色すべき点なし。なんか薄っぺらいんスよ。

鮮血の美学(1972年製作の映画)

-

ウェスクライヴンの処女作にしてホラーの記念碑作。ありがちな破綻も少なくある意味低予算映画の教科書的な作品と感じる。残虐シーン等もこれから先の監督の風合いが強く、やはり記念すべき作品なのだ。

わたしは目撃者(1970年製作の映画)

-

ホラー傾倒以前のアルジェントだが、らしくなく逆になかなか見応えあった。しかしアルジェントじゃなかったら観たいとも思わなかっただろう(笑)

ミルク(2008年製作の映画)

-

やはりガスヴァン。商業であろうがインディペンデントの香りがプンプンする。私の身近にもゲイの人がいる。確かに居るのだ。ハーヴェイの独白にもあるようにゲイだけではないマイノリティに捧げられる。ショーンペン>>続きを読む

ラストデイズ(2005年製作の映画)

-

散文詩のような映像表現と冷徹な疎外感。此れがカートなのか?と問えば疑問で応えはでないが、監督でさえ応えていないので其れで良し。何故か雄然な自然の対比で殊更疎外される。

エレファント(2003年製作の映画)

-

彼らには「学校」という世界がその全てなのだろうか?あの閉塞感は学生時代、自身も感じていたもので、リアルだった。静かに進行するが、彼ら其々の想いに心がざわついた。

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

-

必ずやぶち当たる十代特有の死生観。それをどうしようもなく「死」に直面しなくてはならない彼らがなんとも儚く美しい。ラストの表情を演じた彼と映し撮った監督が凄い。

王将(1948年製作の映画)

-

ラストシーンの阪妻は涙なくては観られない。世の旦那さん達はこの映画を観たあと家族に感謝するんじゃないかな。妻、子供に「ありがとう」と再認識させてくれる秀作。

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

-

其々の「父」と「子」の愛情溢れるかたき絆のロードムービー。特にポールニューマンの「子」達に対する愛情の揺らぎが素晴らしい。画力の力強さと滲む質感がとても良い。雪と雨に刮目。

トライアングル(2009年製作の映画)

-

まわる〜まわる〜よ時間はまわる〜♩良く良く練られてる。こうなっちゃーもうなんでもアリな世界。スミス監督の作風が判ってきたかな。意味ありげなカットの数々。見逃すな。

害虫(2002年製作の映画)

-

三度目鑑賞。その度毎に印象が変化する。危うい。善悪グレーゾーン。初期の塩田監督作品群に滲み出る感覚。今回一番「効いた」のは中盤のりょうの声なき絶叫シーン。素晴らしかった。

切腹(1962年製作の映画)

-

鑑賞。全編、張り詰めた緊張感。仲代、丹波の果たし合い。また終盤の乱闘シーンは間違いなく邦画、時代劇における最高の名シーンとして刻まれる。

ホテル ビーナス(2004年製作の映画)

-

数年空けての二度目鑑賞。一度目はまぁこんなものかと感じてた程度だったんだけど、今回ボロ泣き…。微妙にズレるカットやリズムが変化するカット割りに短調になりそうな所にハッとする良さ。ただ香取でこの映画に唯>>続きを読む

ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

-

なんて素敵な映画なんだ。私の中ではほぼ完璧な映画。ジュネ監督のは全て好きなんだけどロング〜が一番。きっとジュネは私の肌に合ってるんだな。暖かな陽だまりの中でまどろんでいるような感覚。リアルな戦争シーン>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

-

面白かったわぁ(・∀・)ノ川島監督恐るべし!羽織るシーンなんかあんな天井俯瞰から撮るかい?!豪華キャスト陣、みんな生き生きとその時代を演じてた。まだまだ私の知らなかった古き良き傑作があるんだなぁ。

第7鉱区(2011年製作の映画)

-

「第7鉱区」鑑賞。「グエムル」でもそうだったけど韓国のクリーチャー映画は面白い!見事なクリーチャーは必見。またハ・ジウォン。元々好きな女優だけどショートになった彼女もカワユス(・∀・)ノ