瑠璃色色さんの映画レビュー・感想・評価

瑠璃色色

瑠璃色色

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空と白と波と母(2022年製作の映画)

3.4

豆腐づくしの朝の食卓。
服部樹咲さんはもくもくとご飯を食べるのが似合う。
ふわりと心がほぐれてお父さんに少しだけ素直になるところがいい。
奥貫薫さんの優しさと不思議な透明感とミステリアスなところが好き
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

このおなじみの雰囲気に安心感。
こんな町は実際にあるのかもしれないなと感じた。
環境汚染で自分や家族の健康を損ねる可能性があったとしても事実を隠蔽して…どれだけ町を愛していても町の人の生活を考えたとし
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

いろんな事に意味がありとても複雑。
誰が嘘をついているかというよりも誰が真実を言っているか…真実を言っている人の方が少ない印象。

窓からカナリアを呼ぶシーンが心に残る。

役所さんと広瀬すずさんがと
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蛇のひと(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

中盤以降、全く別の違う話のようで驚く。
不思議な話だった。

中盤からの舞台に突然立つ、屋敷での惨劇が衝撃的。

そして陽子さんの彼のところに今西がいたときにゾワーッとした。
(でもなぜ?)

本当に
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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

4.5

とても良かった。
とても好きだった。

静かで優しくてあたたかい。
そしてどこか孤独や不安を抱えていた人たちが人に出会って変化していく。

よだかコーヒーのお店の雰囲気とてもステキ。
永作さんはひとり
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ドーナツもり(2022年製作の映画)

4.3

ゆったりして優しい。
ドーナツとドーナツの穴。
近くにこんなドーナツ屋さんがあったなら通いたい。
公子さんの目には自分がどんなふうに映るだろう。
公子さんの髪型が陸奥A子さんのマンガに出てくる女の子の
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マッチング(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルでちょっと敬遠していたが最初から「そういう」ストーリーじゃないのだとひきこまれる。
途中、少し中だるみ感。
金子さんが出ている時点で怪しさ満点に漂う。
ワァーッギャアーッという女性の叫び声がト
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.0

美しい森の映像。
まさかこういう内容だったとは…な1本。
序盤、中盤、ラストと別の物語を観ているようだった。
最初はミステリー、途中からホラー、最後はヒューマン的な印象。

初めから人に出されたものを
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.7

とても好みの映画。
映像がとても美しい。
碁を打つ場面、碁盤、夕暮れになりともされる灯り、夜の情景、傘にあたる雨音、橋を渡る場面などなどまた観に行きたくなる美しい場面がたくさん。

刀の手入れをする格
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.0

誰が本当は「X」だったのか腕のホクロの法則は??となったがお父さんが言っていたように「X」である証明も「X」でない証明もできないのだからもういいのかなと。
自覚がないのなら
あの理不尽極まりない物言い
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サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

帽子、眼鏡、ヒゲ、コートで駅をずらして乗り込んでくるところカッコイイ。
4人の関係が深く描かれていなかったところが逆に良かった。
ラストのミスターグリーンがベットでワーイな感じや捕まり方がどうにも…も
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

さらっとわかりやすくまとまっていた印象。
途中から急速にエンターテインメントな盛り上がり。
最後の会見のシーン、とても良かった。

尾野真千子さんと浅利陽介さんを見つけるとつい疑う癖がついている。 
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耳をすませば(2022年製作の映画)

3.0

アニメが好きだったからてっきりこれも観たつもりになっていた。

「地球屋」の店内がとてもステキ。
バロンも。
メインの4人(雫、天沢、中学生の雫、天沢)の俳優さんの声がとても聴き心地がいい。
松坂桃李
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かずら(2009年製作の映画)

3.8

切なくてあたたかい。
同じ悩みを持つ人たちもあたたかく家族もあたたかい。
思い悩む主人公が似合う三村さん。
俳優さんでなく三村さんが演じるから余計にいい。
芦名星さんはやっぱり素敵。三村さんとはなにか
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内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル(2015年製作の映画)

3.8

「あなたの悩みを芝居で解決します」エンジェル社という探偵事務所のお話。
内村さんとさまぁ〜ずとその仲間たちがまたまたあたたかく優しい。
「主役・三村マサカズ」の圧倒的パパ感と切なさ。
大竹さんのファッ
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ピーナッツ(2005年製作の映画)

3.8

わかりやすい話だけど内村さんとさまぁ〜ずとおなじみの仲間たちが演じているからこそ魅力的。
あたたかく熱い作品。
ぴったりな役の三村さん、意外だけどはまっていた大竹さん。
あとゴルゴ松本さんがとてもいい
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.5

このキービジュアルだと、ちょっと軽くて小粋な詐欺師っぽいヒュー・ジャックマンがスカーレット・ヨハンソンと事件に巻き込まれながら口げんかしつつも惹かれ合うみたいな感じに見えるけど全く違った。
ウディ・ア
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物たちそれぞれの嫌な人間っぷりが見事。
本当に嫌な気持ちにさせられた。
田母神さんがクリエイティブな賞でもとって見返してくれないだろうかなんて甘いことを考えてしまった。
優里の心の変化が急だった
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.5

始まりは『世にも奇妙な物語』のような『ほん怖』のような感じだなと思いながら観ていて首が落ちたときにこれは違ってきたぞ…と。
「お祈りをする」と言ったときにまさか「エロイムエッサイム」じゃないだろうなと
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.5

芙美ちゃんと航平の関係性がとてもいい。
大人だけど子どもと同じような感覚で接する芙美ちゃんがステキ。
芙美ちゃん、親友(平岩紙さん)とは本当に仲が良いのにその旦那さん(渋川さん)とは挨拶程度なのがなん
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.8

よくできたお話(またまたまた)
3作品の中でこれが1番泣けました。
とにかくわたしはスミッシーととかげに弱い。
エンドロールを観ながらまた思い出してはしみしみ涙が出てしまった。
とかげの寝室にスミッシ
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

4.5

よく作られてるなぁと(また)感心してしまう。
切なく心にグッときてしまう。
エンドロールに救われる。(エンドロールもよく考えられていてうなってしまう)
すみっコたちそれぞれに見せ場がありすべての絵本の
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.8

とてもよくできたお話。
本上まなみさんの声が優しくあたたかい。
伏線が張ってありなるほどそこがそうつながってくるのかと。
ほっこりあたたかいだけではなく切なく考えさせられることも。
華やかに繁栄して愛
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ペンギン夫婦の作りかた(2012年製作の映画)

4.2

面白かった。とても好み。
ほっこりあたたかい。
ふたりの食べっぷりが気持ちよく絶品。
ふたりが並んで手を歩いている後ろ姿がいい。
夫の「嬉しいってだけで十分嬉しい」という言葉が印象的。
なぜ「ペンギン
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゲゲ郎がとにかくカッコいい。
レイティングがPG12なのもうなづけるこの家特有の家族間の気持ち悪い関係。

ゲゲゲの鬼太郎の昔のおどろおどろしい暗めのアニメが好きなので、かわいめのキャラやカラフルで鮮
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく1990年代頃の映画のような感じ、こんなにクセ強キャラがそろっているのに時間の割にあっさりしている感じがした。
あのメールも本当のものではないと思っていたのであれ?という感じ。
宮崎あおいち
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

原作を読んだときに衝撃的でこれをどう映像化するのか、この内容を上映時間の枠にどう収めるのだろうかと思っていた。
少しわかりにくい部分はあったものの原作からずれている感じはなかった。が、犯罪の方はあまり
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

岡田くん、こういうしゃべりまくってあわあわする役、似合う。
清原さんのターンになって話の雰囲気が変わる。清原さんの魅力すばらしい。いろんなことが繋がってきてうわぁとなる。
(ただ、天橋立でのシーン、こ
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黄金を抱いて翔べ(2012年製作の映画)

3.5

原作が話題になった当時に読んだが映画は観ていなかった。
あまりスコアは高くないようだけれど私はそんなに悪くないなと思った。
計画の手ぬるい感じが60年代の仏映画っぽくていい。そしてキタガワらしい。ひと
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

とてもおもしろかった。
いい映画を観たなぁという感じ。
重たく堅い感じの作品かと思ったら、心がほっこりするのは「金子さん」の人柄とキャラクターと周りの人たちがぶれずにとてもまっすぐだからか。
そのあと
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.0

本家を観ていませんので比べることはできません。
いろいろつながりや過去を想像してもこれはこういうわからないままのそういう話なんだなと観たままそのままを退屈することなく観られました。

(2023年製作の映画)

3.3

ロアルド・ダール原作のショートフィルムシリーズ。
舞台劇のよう。
デヴ・パテルが楽しい。
見えないものがこんなに恐ろしいとは…と感じさせられる。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

ロアルド・ダール原作のショートフィルムシリーズ。
ここでもリチャード・アイオアディがいい味。
すべてを見せず想像させられてしまう不気味さも。年老いたネズミの姿は見せてくる。

白鳥(2023年製作の映画)

3.0

ロアルド・ダール原作のショートフィルムシリーズ。
話自体は残酷だけれど仕掛けはおしゃれで楽しい。
アーニーとレイモンドが出てこないところもいい。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

始まった瞬間からウェス・アンダーソンの美しい映像と色彩、細かい雑貨たちも嬉しい。
窓の外の移り変わる季節の映像も美しい。
いろいろな仕掛けも楽しい。
ショート・フィルムでとても観やすい

カンバーバ
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ディアトロフ・インシデント(2012年製作の映画)

3.2

ディアトロフ峠事件のことは気になっていて、この映画のことは『八甲田山』的なものと思っていた。
全く違ったのですが、
更に途中からどうした?急に?と思ったけれどあのときのあの人の言葉、ああ、こうやってキ
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