あべあゆみさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あべあゆみ

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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

出てくる名前が映画の登場人物なのか
一般常識的な指揮者とか作曲者とか演奏家なのかわからなくて
教養や基礎知識を持っていればもっと楽しめたんだろうなぁとは思いつつ
あんまり理解出来なくともなんか迫力があ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.8

言ってみればタクシーの中でおばあちゃんが思い出話をする、なんて事のない映画なのに、なんかインパクトが大きかった

何かを乗り越える度におばあちゃんの重みが増していく

絶妙なお年のおばあちゃんと話をし
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

5.0

街とか競馬場とか
大人数で作られたシーンがすごく作り込まれてて、見応えがすごかった
衣装とか髪型とか道具とか見るとこたくさんあって
時間的にはわりと長いんだけどすごい充実した

ストップモーションとか
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

仮面ライダー知識ほぼゼロで観に行ったけど、めちゃめちゃ面白かった

人類としての戦いだったシン・ゴジラや
組織としての戦いだったシン・ウルトラマンも面白かったけど

己の体や力や能力や孤独を頼みにして
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犬、回転して、逃げる(2023年製作の映画)

2.0

内容が薄すぎて
タイトルとポスターが一番良かった

タイトルに犬がある割に犬要素が少なすぎて
人のシーンはいくら削っても良いから
犬だけのシーン30分追加して欲しい

人のシーンでは舞台っぽい演出やコ
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書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.5

これか……これが「たまさま」か……
最初っから「うわぁ……」って声出る濃厚さで観られた

化粧って言うより塗装のような塗り方も
その落とし方も
衣装の着方も
舞台上での見せ方も
所作の可憐さも
インタ
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私のはなし 部落のはなし(2022年製作の映画)

4.0

偏見や差別を題材にした作品を見ると
「偏見や差別を失くしたいのか、遺したいのか、どっちなのかな」と思う

東京モンの私にとって
部落問題は殆ど知らないモノだし、時代的にもほっとけば消えるモノという認識
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

4.0

寺山修司がヒノマルで何をしたのかに興味があるだけでどんな映画か知らずに観に行ったら
結果的にきちんと観たいものが観られた感触があった

やっぱりどうしたって「この質問に自分なら何と答えるかな」と考える
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

地上波ではとても流せないような乱痴気騒ぎ感はそりゃあ一般ウケはしないだろうけど

ワンカットでここまで撮るの? なオープニングはさすがにすごかったし
こんだけ超絶に贅沢で迫力のあるグダグダなら劇場で観
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

1.5

予告が一番面白かったパターン
開始数分で「あ、これダメだ」って思っちゃった

「女らしい」じゃなくて「オカマらしい」を目指し過ぎてるように思った
設定や距離や時間の感覚が雑でついていけない

ただ郡上
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

4.2

母のリクエストで観に行ったけど、思いの外面白かった!

東映70周年の気合い入りっぷりが表れてて、土木工事とかお祭りとか合戦とか
人がいっぱいいるシーンに見応えがあった
現代のキレイでリアルな映像での
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ヘアー(1979年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズさんが解説をつけてくれたから、当時のアメリカの情勢と絡めて理解出来たのでより楽しめた

カウンターカルチャー礼賛ってワケでもないのが良かった
何を叫ぼうとどんな思想があろうと、だらしな
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

『ニュー・シネマ・パラダイス』も良いけど、現代のテーマに寄ってるから私にはとっつきやすくて、こっちのが好きだった

主人公が何も言わなくても、目線だけで色々がわかる
この子たちすごい賢い天才
モノやヒ
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

2.0

長谷川博己さん目当てで観に行ったら、映画館に私含めて2人しか観客がおらず、いっそ来てごめん、って思った
スイミングクラブでの指導についてはあり得ない点が多かったし、そのキャラその設定にする必要あった?
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観た後に「叩くより、讃え合おう」ってACジャパンのCMみたいなこと呟きそうになった
何の期待もしてなかったのにまんまと感動しちゃった

男のために腹をくくる女かっこいい
飲み比べして負けたい惚れる
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レインマン(1988年製作の映画)

4.5

差別や偏見、知らないものへの嫌悪は地球上どこにでもあるんだなって思う
なかなか縮まらない距離にやきもきしながら、トム・クルーズと同じところでびっくりするのは楽しかった
とりあえずダスティン・ホフマンは
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

4.5

オーストラリアの広大さと、旱魃の悲惨さみたいなものは日本では想像しづらいけど
そういうのをガツンと見せてくれる上にミステリーとしてもドキドキした
水がないと人はイライラする
全員犯人に見えてくる
そん
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.0

当時の演劇の立ち位置が見えて面白い
女王陛下の存在感すごい

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.0

これからコナン映画を観るための予習としては悪くない
お金をかけてない感はすごいあるけど、丁寧に編集されてて、ちゃんとこれだけでそれなりに面白い

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

扉を地震に繋げる発想は面白いと思った
3月11日って日付のインパクトがでかい
実際にある場所が軸になってるので入り込みやすかったけど、会って間もない人がわりと速攻で「スゴイ大事な人」になる過程について
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ライムライト(1952年製作の映画)

5.0

観る年齢によって、感情移入するポイントが違う
いつ観ても泣いちゃう

街の灯(1931年製作の映画)

5.0

一番好きな映画
笑顔や優しさが一番哀しい事をたぶんこの映画で学んだ