movさんの映画レビュー・感想・評価

mov

mov

映画(59)
ドラマ(6)
アニメ(0)

そばかす(2022年製作の映画)

3.9

長回しが多く、雰囲気もとても好きな映画だった。

娘の結婚を必死で進めようとするお母さんとか、結婚してないと一人前とかみたいな価値観とか、ほんとにほっといてほしい

結局恋愛の世界になってしまうつらさ
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

静かで、そしていて美しく強く逞しかった。
7年前との対比を挟む構成も好きだった。
結婚が全てじゃ無いと言いながらローリーにすがろうとするジョーの姿が素直だった。愛しているの?という問いはとてもシンプル
>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

強い感動はないけれどしみじみ映画づくりの根本を知れた気がする。表現者の孤独もありつつ、道を極めることの素晴らしさを感じた。

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.1

実際の今の政治家としての実力は分からないけど、周囲の人々をエンパワメントし、政治に巻き込んでいく岸本さんその人の魅力に惹かれた。結果を知っているはずなのにドキドキして、泣いた。当選の際も本人より周囲の>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

ただひたすらに主演2人の演技に圧倒された。全ての夫婦は相手を想いあって始まったはずなのにどこですれ違うのか。
罵倒しあって、謝って、結局人としては愛していて。
単純で割り切ったものではない、あぁこれが
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

そもそものこの問題がどんな問題なのか前提知識が不足していて、戸籍が必要となぜ行政に訴えかけないのかそればかり考えていてあまり感情移入できなかった。指紋提出を嫌がった気持ちを半分は理解できるけど、色々制>>続きを読む

ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

4.0

今観るということに意味があったと思う。ただ平和と普通の暮らしを望むひとりひとりの人、人、人。名前や顔、考えてることを聞いてしまったら無視できない。
この国に生まれ落ちたことを憎む人もいれば、自分なりの
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

-

正直あまり何も感じなかった。それはこれが実際にあったことだと想像力が追いつかないからかもしれない。脳がフィクションとして捉えてしまう。
自分が子どもを持つときにこの映画を思い出すかもとは思った。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

IMAX(的な立体音響シアター)で鑑賞。音と映像の綺麗さが素晴らしかった。エンタメの最骨頂を見た気分。
最後は伏線…?

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

映像に違和感が全くなかった。映画の魅力が最大限伝わるような演出、脚本、演技だった。俳優陣の演技が全員とてつもない。

犯罪は憎んでもその人が生きる権利は守られるべきだと思う。今は義理も人情もない反グレ
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

万引き家族の韓国版リメイクって感じがした。是枝節といえばそうなんだけどあまりにも感じが似ていて新鮮味はなかったように感じた。

キャラクターひとりひとりの背景を描くところはよかったけどチーム長がソヨン
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

賛否両論あるのはよく分かるけど私は好きなほうだった!

思春期に一度世界は壊れる。それを自分で立て直す物語だと感じた。かなり抽象的だったり、自分で想像力を膨らませながら空想の世界を追いかけていかないと
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

見終わった正直な感想は、なんだったんだろう、というもの。
「怒り」のようなズシーーーンとくるものを想像して覚悟を持って見に来た身からすると若干拍子抜けした。号泣する準備に持ってきたハンカチも一度も使わ
>>続きを読む

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.8

統合失調症の症状を3人のキャラクターに可視化して分かりやすく表現されていたのがキャッチーでおもしろかった。
ポールと神父がナイスな役回り。

精神病の人にどう関わればいいのか自分もよくわからない、でも
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

この歴史的出来事自体をこの映画で初めて知った身としては状況の把握、解釈がかなり難しかった。
ただ差別、政治、勇気、いろんなものが混ざり合った結果だったことはわかった。

歴史上の事実であることが見終わ
>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映像の色味、セリフ、流れはとても好きだった。
物を通じた人間関係ってある。

友人、恋人、家族との向き合い方も描いていた。だからこそ最後お母さんとの関わりはあれでよかったのか、?と思わなくもない。お母
>>続きを読む

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全体の雰囲気は好きだったけど、ドレアがエレノアの正体をバラす→ごめんね!!→和解、2人でマックス倒すの流れがいまいちなぜそうなるのか理解できなかった… 直後に謝るならわざわざ鼻デカ女だと正体バラしてエ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

すごく面白かったかと言われると個人的な好みドンピシャという訳ではないけど、現代映画のものすごさを感じられた。

普段SFに慣れてないからメタバースの設定にのめり込むのがちょっと難しかったけど後半はもう
>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.3

ナートゥをご存知になった!!
インド映画を150%凝縮して3時間観た感じ、3時間があっっという間だった。
インド映画ってアクション、ダンスだけかと思ってたけどストーリーも含めておもしろかった!!

>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

愛はどこまでいってもエゴなのかもしれない。愛よりお金が中心になるんじゃないかって心配だったけど杞憂だった。鈴木亮平が素晴らしいのは言わずもがな、阿川さんもすっごくよかった。お葬式のシーンめちゃくちゃ泣>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

個人的にとても好きな映画だった。もちろん音はあるけど総じて静か。なんだか不思議と自分の内面で音は鳴ってるような感覚にもなる。
静かでそれでいて闘志に燃えた目が最高。
岸井ゆきのの役作りの本気度にも胸打
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

スポーツって最高…
無音の活用の仕方天才的だった。リョータがブロック2枚の間を突破する瞬間鳥肌ものだった〜

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

-

燃ゆるが大好きだったのでそのイメージで観に行った。
雰囲気は変わらず素敵だった。
気圧にやられてだいぶ寝てしまった。笑
まぁこんな時もあるかなとも思う。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

最高だった、、これは劇場で見たかった、、
何か分からない涙が今も出てくる。
あんなに愛しあえる人との出会いが羨ましくもあり、悲しくもある。
構図から何から全てが美しかった。全然男性が出てこない映画自体
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.8

個人的にもっとカタルシス的なものを求めていたかも。
フランシスと本気で仲良くなったきっかけがいまいち掴めないまますごく仲良くなっていっておよよってなった。

一方で生理、妊娠、中絶を通した女性の連帯感
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

原作からするとしょうがないけど全体的にボリュームダウンしてて、一人一人の音楽にかける想いの重厚感が減っていたのが残念ではあったけど、想像してたより俳優陣が演奏頑張っていてすごいなと思った。

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.6

劇場が明るくなっても全然立ち上がれなかった。本当にフィクションか…?リアルすぎて怖すぎた。

公園で炊き出しされてる横で死ぬための申込場所があったのはもう演出がグロテスクすぎて震えたし、死にに行くのに
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

1年に1回ぐらい観て初心を思い出したい。そんな映画

大人になればなるほど自分の気持ちを人に伝えるだけでなく、まず自分の気持ちに気づくことから難しくなる。子どもの頃の自分がどんなことを考えていたか思い
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

いまいち2人のキャラ設定に入り込めなかった。。葉の不器用でキャラが魅力なのかもしれないけど、わがままでとっ散らかった人という印象が強かった。どうしても花束みたいなと比較してしまい関係性のリアルさを感じ>>続きを読む

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.0

個人的にはとても好きだった

かぐや姫本人の意思不在のまま周りからの幸せを当てはめられる辛さや、女性の扱いの雑さは現代にも通じるところがあると思う。月に帰るときの音楽がコミカルなところが逆に怖かった。
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

不思議な映画体験だった かなり原作から膨らましていたけど、その膨らまし方がとてもよかったと私は思う 原作には家福の妻の名前は出てこなくてずっと「奥さん」って呼ばれてるけど今回「音」って名前がついて1人>>続きを読む

ハート・ショット(2022年製作の映画)

-

短編映画ってこういう感じなのか、、!と衝撃受けた こっから物語が始まりそうなのに

>|