不躾さをギャグへと昇華させるバランスが優れている。千葉県代表・麻生久美子にののしられたい。
主人公であるすずさんの印象ががらりと変わり、アニメーションのいちキャラクターから一人の人間へ、すずさんという「女性」が(「女の子」ではなく)生々しさをもって接近してきた。
いつもの生活が、絵として描か>>続きを読む
パルプ・フィクション、三文小説。表題どおりの、低俗な虚構の世界、なのにどうして、どうしようもなくクールなのだろう。映画愛あふれるオマージュ、軽快なジョーク、爆発するバイオレンス、ハイテンションな構図、>>続きを読む
女性版ハードボイルド、フェミニズムにより再構築された(グレタ・ガーウィグの作家性が如実に現れた)現代版若草物語。頻繁に年代がシフトする構成により(美しい衣装や色彩は叙情だけではなく、二つの年代を区別し>>続きを読む
スクリーン8、I-7
凝縮された作画の緻密さ(圧巻のバイクシーンや、異形の生々しい動き、ももちろんだが、群衆の描き方。あまりのきめ細やかさに驚嘆する。)、独特な色彩設計と鮮烈な音響効果が生みだすダイナ>>続きを読む
不在と喪失の物語
河・列車、流動性・移動性のメタファー
三兄弟は亡父の鞄をほうりだし、
列車に飛び乗る。
列車は走り、人生は続く。
美術と間の素晴らしさはいうまでもない
インド・シク教総本山、黄金寺院・共同食堂。美しい衣服の色、秩序ある作業の音、人の一挙手一投足がつくる食のありかた。