のちこさんの映画レビュー・感想・評価

のちこ

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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

爽やかなスリラー
はじめ嫌なやつだった主人公が次第に魅力的に見えてくるのもよかった
SEがオーセンティックで好み
エンタメスリラーのお手本のような作品

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

30代になっても、この映画を見て人生の美しさや希望を持つことの尊さを感じられたことを嬉しく思った
指差し確認するように、自分の生き様を振り返るために見る映画

こちらあみ子(2022年製作の映画)

2.9

救いがないが、これが現実だと思った
この物語を、よく作ったなと、映像にしたなと、ただただその気持ちでいっぱい

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.6

完全に2段階の映画でなかなかの意欲作だなとおもった
「これ以上長いとしんどいない」と思う寸前で幕引きだったので非常にバランスが良かった

個人的にはもう色々目をつぶってずっと3人で楽しく暮らしたらいい
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

色彩の美しさ、モチーフ、なにかしらかのメタファーがきっと散りばめられているのだろうが、難解でした、、
ただ、映画を見たなという気持ちになれる作品で非常に満足度は高かったです

最後、トイレでのボーイッ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

この映画をカテゴライズする言葉が見つからない
コメディ、SF、ラブロマンス、ヒューマンドラマ、ファンタジー、ホラー、その全部でそのどれとも違う

言うならばパワー系?
ひたすらに力強く美しい作品だった
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フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-(2023年製作の映画)

4.1

絵画を映画館で見るという体験、想像以上によかった
大画面に映されることで獲得できる感想もある気がする

取り持つ女のコインがもともと複数枚であったことなど、現代の技術を持って絵画を紐解いてくれるのは非
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

自然に善悪はない
というセリフが印象的だった

どんなに辛い現実が目の前にあろうとも、そこにある自然は暴力的なまでに美しく、そのギャップが悲しくて、だけど人生とはそういうものなのだと感じさせられた
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その住人たちは(2020年製作の映画)

3.5

ナイスサイコパス!
人の心が全くない主人公、胸糞悪いけど見事でした
原題「HOGAR」はスペイン語で「我が家」「家庭」といった意味らしい
作中、数名の依存症患者が登場するが、主人公がその人々をバカにし
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

過去、現在、未来
タイムラインと英語で言うように、時間は線で表される
それが当たり前の人生を歩む我々に新たな時の捉え方を投げかけてきた本作

わかっていようと、わかっていなかろうと、過去も現在も未来も
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

サイコな殺人犯を描く作品ではあるものの、いくらなんでもトンデモ展開すぎないか…?の連続だった
都合が良過ぎるというか、詰めが甘いというか

しかしながら、主人公2人が対になりつつも重なり合うようデザイ
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

プラダを着た悪魔とバーレスクでしか得られないエネルギーがある

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

私なんで泣いてんだろうな、と思いながら見た
無茶なシチュエーションなはずなのに、なぜか無理がない、そこにあると思わされる物語だった

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.9

30年ぶりくらいに見たけど、今も色褪せず最高に楽しかった
ネガティヴな怖いワードやアクションがたくさん出てくるのに、上品で格式高い雰囲気をかもしてくるなんて、アダムスファミリーにしかできない!

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.1

ちょうどいいエンタメ度
ニコールキッドマンの美しさが際立っていた

アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界(2024年製作の映画)

3.6

コミュニティというのは、リアルだろうとネットだろうと、日本だろうとアメリカだろうと、どこであっても本質的には同じであることに気付かされる
人種差別だけでなく、同じ人種間でのヒエラルキーもまたしんどいも
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

思ったより全然よかったし、ちゃんとしてたなという印象
ただのプリンセス映画ではなかった
愛されてきたバービー人形をここまで揶揄していいのか問題はありつつも、製作陣の強い意志ある作品だった

ただ、新し
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ジェニファーのしたこと(2024年製作の映画)

3.0

担当した捜査官も言っていたが「シンパシーを感じた」というのは、私も同様だった
殺人にまで至ってしまったのは当然悪だし、嘘をつき続けてきたのも思慮の浅さが見えるが、彼女のこれまでの人生を思うと、歪んでし
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ゴシカ(2003年製作の映画)

3.1

やたら豪華な出演陣で華やかな画面なのにも関わらず、なんだか退屈してしまった
そう長い映画でもないのに、ずっと同じようなシーンを見ている感覚
ずっと「なんだか昔観たことある」な感覚

公開が2003年、
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

メッセージが複雑で難解でわかりにくくはあるものの、非常によくできた意欲作だったように思う(また、こういった作品をこのメンバーで作ったということに意義があると感じる)
主題が「事件の真相」だけでないのが
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

ちょうど良いスリラー
変に驚かされるような演出はないが、ストーリーや出演者たちの演技で非常にバランスの良い作品に仕上がっている印象
割と序盤からサクサク進んで飽きさせない展開だった

市子(2023年製作の映画)

4.0

母親の「幸せな時期もあったんやで」のセリフに心が痛くて痛くて
いっそ、そんな時期がなかったほうが気持ちの折り合いもついて、楽だったんじゃないだろうかとすら思わされる

杉咲花さんの抑えた演技も非常にう
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

ストーリーは王道、いい意味でも悪い意味でも想像通り

ただ、マリオがボロボロになっているシーンについては、「やりなおし」が効くゲームと違って彼らが生身で戦っていることに気付かされてグッときた

あとや
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

日常の中にこそ宝物のような「瞬間」はあるのだと気付かされるような、優しくて素敵なシーンがたくさんあった
切り取って心のアルバムに大切にしまいたくなるような作品

愚行録(2017年製作の映画)

3.9

「たくさん頑張って、たくさん我慢して、そういうのがプツッと切れたんです」

たしかに日本は階級社会なのだ
生まれを変えることはできないし、はなから得られないものがあるのが人生だ
これは決して特殊なシチ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

他ノーラン作品と比較して、私にはとてもわかりにくかった
大枠は理解できるものの、地味な仕掛けに気付けなかったりしたのは悔しい
前提知識がなさすぎるのが理由かも

とはいえ、ラストはすごくすき
絶望と安
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健太郎さん(2019年製作の映画)

3.0

健太郎さん、感情の読めなさとある種の愛嬌がネコバスを思い起こさせた

私はこの物語は復讐劇ではなく、愛の物語なのだと感じる

あのハンカチを手渡された時、健太郎さんの子供は切り替わったのかもしれない
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

久しぶりにコナンの映画を見たが、相変わらずアクションシーンが超人仕様で安心した

ブレスレット 鏡の中の私(2019年製作の映画)

3.0

結末や真相はどうあれ、ドキュメンタリーかと思うほどのリアルで静かな演技がこの映画の雰囲気を決めていて素晴らしかった

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

なかなか楽しめた
電話口でパニックを起こす女性をなだめるため、あえて「好きな食べ物はなに?」と聞くシーンがすき
答えを聞いた後の彼の返しもすきだし、私は白子が好き

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

お兄ちゃんたちに憧れてついていく主人公の無垢な笑顔が本当に美しい
情景のどれもが古い記憶を刺激する

スケートボードをガレージで練習する様子を少し引きで定点撮影してるシーン、何かに打ち込んだ経験のある
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ルーム(2015年製作の映画)

4.2

世界は広い、でも大切なものは手の届くところにある
限られた時間の中でどう生きるか?
傷のある過去にどうさよならするか?

私たちも元は母親の胎という部屋の中にいた
世界を知り、どう行動するかは自分の意
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.7

類稀なる才能、の裏で、実際の彼女は素朴で優しくて、きっと寂しい女性だったのかもしれない
いい人に出会っていれば、信頼できる人が1人でも多くいれば
もしそんなifがあったとして、彼女はあの歌を歌えたのだ
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複製された男(2013年製作の映画)

3.1

ヒント!ヒントをもう少し…!
と思いつつも、これは「欲」の話「愛」の話なのかもと思い、一旦納得できた
非常に深い
何度も繰り返し、支配するために彼が何をしてきたのか?

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

ちゃんと狙って作りました!というわかりやすいホラーで非常にたのしめた
非力なシニアが殺人やるなら確かにこのやり方よね

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

あまりにしんどいシーンが多く、休み休み見た
悪の描き方がリアルすぎる、直接感情をぶつけられてる感覚で暴力的とすら思った

ただ、美しい映像も多く、ああ映画っていいなとしみいる瞬間に何度も心奪われた
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