ayaさんの映画レビュー・感想・評価

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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

2.5

もっとカリスマ的な魅力が感じられるかと思ったけど、そういう部分は描かれていなかった。というよりむしろ俗っぽさとかだめな部分が見えた。悪くないけど構成もふわっとしていたし、何度も出てくる回想というか夢?>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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公開時少し話題にもなっていたし、どんな感じの仕上がりかと期待して観たけど何も感じず。無難な仕上がり。ポップなつくりで間口を広くした感じだろうか。本当に何も感想がない。政治に興味が薄いことはもちろんある>>続きを読む

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

2.3

もらった言葉の展覧会を開催したらしく、そのPR映像くらいのクオリティだったかな。でも次々有名人が出てきて、それぞれの考え方は興味深いものもあった。
こういう風に世界を飛び回って取材して、映画にすること
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

2.7

途中までは気持ち悪い人たちだなと思って観ていたのに、いつの間にかそんな気持ちは消えていた。演出も良いし、やはりケイト・ウィンスレットの魅力がすごい。肉感的で美しく、色気が歩いているようなのに、世間に馴>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

2.3

思ったよりずっと応援できない要素が多い人、という印象だった。それを隠さず描いているのは良い。ただ、ごちゃごちゃと同じような問題ばかりで、観終わっても彼女自身の思いを深く知ることができなかった。
『ザ・
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

2.7

大好きな人がいるのも納得。華やかなエネルギーに満ちている。『華麗なるギャツビー』も同じで、夢があるんだよなぁ。その2作で美術を担当している人が妻で、監督のセンスが全面に出ているような感じがまた良いのか>>続きを読む

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

2.8

姉弟の、マシューの、そして家族の異常な雰囲気。エヴァ・グリーンの美しさがなかったら全く違うものになっていたと思うし、正直観ていられなかったかもしれない。エロティックというよりは歪んだ狭い世界が魅惑的だ>>続きを読む

めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

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拉致問題について全くしらない人たちに知ってもらうきっかけとしては意味があると思う。
映画にするには想像以上に様々な壁があるだろうけど、被害者家族や活動している方々、国の現在の姿勢についてをもう少し具体
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ベイブ/都会へ行く(1998年製作の映画)

2.3

相変わらず動物たちがかわいく動く技術に驚く。でもストーリーがあまり面白くなかった。残念。ワイワイしてるけど、どうも引き込まれない。世間の評価も芳しくなく、続編の難しさをしみじみ思う。
日本語の「永遠」
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

2.3

このところ作家性の高い作品に惹かれるので、嫌いではなかった。ただ、じっくり意味分かりにくい系はスタイリッシュであるほどお洒落映画かなと思ってしまう自分にはギリギリのライン。おそらく芯がある惑わせだろう>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

2.4

めっちゃくちゃ感が良い。ただ、世の評価ほどには楽しめなくて寂しい作品のひとつ。
落下するオレンジ色の車での告白シーンは胸がギュッとなった。

Love Letter(1995年製作の映画)

1.9

ストーリーは好きじゃないし芝居も昭和臭さがすごいけど、不思議な透明感があった。岩井俊二監督作品にバチっとハマったのは自分が17歳とかの頃で、今はどちらかというと好みではない作風だけど、ずっとブレること>>続きを読む

ザ・ウォール(2017年製作の映画)

2.6

なるほど。
喋り過ぎな気はするけど、安っぽくならないギリギリのところで楽しめた。すごく面白いかというとそうではないけど、テクニックに一定の満足感をもらえた。

白いリボン(2009年製作の映画)

2.6

ミヒャエル・ハネケの作品は気味が悪かったり怖かったり、でもとても身近に感じるような、それを確認させられるような静かで大きな広がりがある。今作は表現がマイルドというかはっきりさせないまま進んでいくから頭>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

浮ついていない雰囲気が好きだった。
愛情で正義が歪められていくことについてはずっと考えている。それが愛情なのか。正義とは。ひとつの答えにはならない問題。
もし私がアリソン(アビゲイル・ブレスリン)だっ
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

1.7

紀里谷和明さんの監督引退作ということで、存分に、やれた?の?かな?と疑問の残る仕上がりだったけど世界観はきっちりしていた。面白くなりそうでなんか安っぽく、既視感いっぱい、私はあまり好きではなかった。>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

2.6

カルト的人気作をやっと。シュールな空気感、美術全般はとても好きだった。砂漠の中でアート展示してるみたい。
内容はすごく面白いという感じではなかったなぁ。何かの暗喩とかそういうのを理解できたらもっと楽し
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

2.6

とてつもない犯罪の話だけど、作品のトーンは軽やかで楽しく観た。バリー・シールは最初のきっかけこそお金だけど、莫大なお金を手にして豪遊するような描写も少なかったし、何が彼をそうさせたのかいまいち掴めなか>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

2.5

アル中でどうしようもない主人公にイライラモヤモヤした。ロトの賞金をどのように消費してしまったのか、どのようにアル中になり人間関係が破綻したのか、もう少しレスリーに同情できる部分があれば良かったのにな。>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

2.8

主演の姉弟がとても魅力的だった。観終わってから監督の実の子と知って驚き。なんて才能溢れる家系。
物語はなかなか悲惨で、責任感のない大人にイライラしっぱなしだった。改心したような両親も、すぐまた同じこと
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アジアの天使(2021年製作の映画)

1.9

石井裕也、池松壮亮で楽しみに観たけどピンと来なかった。みんなふらふら生きていて、それが魅力的じゃなくて、楽しめなかった。ポジティブな雰囲気とか感動させたいんだろうなというのを感じてしまってそれもマイナ>>続きを読む

セレニティー:平穏の海(2019年製作の映画)

2.5

良いキャスト、映像、音楽。ロケーションもとても良かった。海沿いの街への憧れが募る。ただ、小さなコミュニティ独特の閉塞感は嫌だな。
ストーリーは悪くないけどめちゃくちゃ面白いということでもなく。息子の見
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

2.6

耳が聞こえないパートの演出、回想のストップモーションアニメ、博物館というロケ地、色々な要素が作り上げた少しファンタジックな世界観が良かった。物語はそこまで惹きつけられるものはなかったが、こういう作家性>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.2

主人公のウジウジ感が愛せなくてしんどかった。芝居もみんな大振りで、気持ちがどんどん離れてしまった。不思議な演出。
楽しみたかったのにいまいちのれなくて寂しい。

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

2.4

少女漫画な展開の連続だった。アン・ハサウェイじゃなかったらキツいかも。日本は漫画原作の映像化が大量にあるけど海外もそうなのかと思って検索したら、原作はハリー・スタイルズのファンフィクションだった。都合>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

2.7

『エイリアンVSプレデター』でプレデターに興味を持ったので鑑賞。プレデターは怖いんだけどちょっとドジっていうかツッコミどころも多くて、ギャグ要員みたいな雰囲気もあった。2024年に観たからかな。製作か>>続きを読む

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

2.6

雰囲気は悪くなかったけどちょっとごちゃついていた。トビン(ショーン・ペン)が弱っているからかシークレットサービスがグズグズな印象。ニコール・キッドマンが目の前にいたら調子狂うかもなと思うくらいとにかく>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.4

通常版よりもスッと胸に入ってきた。観る時期の違いかもしれない。
戦争が始まってしまって、でも文句も言わずに精一杯生きる、たくさんの人がそうだったんじゃないかと思う。優しくて真面目な人たちが変わっていく
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

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難民問題について知るきっかけをもらえた。ずっと真実を語ることができなかった主人公が、親友である監督と今作を生み出すことができて良かった。
壮絶な人生は衝撃を受けたが、そこから何を考えれば良いのかはまだ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.7

B級かと思っていたらクマのCG期待以上、キャストも良いし楽しかった。
指が離れてるのにってとこがいちばん面白かったな。なんかそういう小さいノリと、観てられないって程じゃないグロ加減も良かった。

シティーハンター(2024年製作の映画)

2.0

作品への思いは劇場版アニメを1作観た程度。鈴木亮平さんはきっとすごく頑張っているんだろうなぁという感じがした。こういう人が座長だと、組の雰囲気も良いだろうなぁ、ひっぱりだこなのもわかるなぁとかそんなこ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

1.8

原作未読。漫画原作だから、漫画ちっくな展開で良いんだ、と思いながら観た。変に奇をてらった演出でなくて好印象。王道の良さを思いつつ、ストーリーは正直退屈だった。
ちょっと不思議な両親が良かった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.5

人間の醜さをたっぷり詰め込んだ、人間の心をくすぐる上手い脚本だった。戦争の話を絡めたのは最初は良いなと思ったけど、だんだんと表面的な気がしてちょっと引っかかりになってしまった。水木しげる先生の戦争をテ>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

2.5

映像のトーンがとても綺麗で、音楽も良かった。自然溢れるロケーションも良い。お父さんのお店も可愛いかった。
話は概ね予想通りで、それが良いのかな。映画が好きならフィルムの大切さや観客の気持ちを想像した行
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リプリー(1999年製作の映画)

3.4

私はどんな事情があっても悪いことをした人に肩入れしない方だけど、リプリーには何か不思議な感情が沸いた。小賢しい犯罪者なのに、純粋というか、何もしらない子供のような雰囲気。演出もマット・デイモンもすごか>>続きを読む

エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

2.7

両シリーズのファンからはそれほど評価が高くないのかな?わちゃわちゃしていて面白かった。エイリアン4から映像技術の進化も感じたし、構造物の造形もエンタメしていて良かった。リプリーのがんばりがなきことにな>>続きを読む

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