toaさんの映画レビュー・感想・評価

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ファンファーレ(2021年製作の映画)

3.0

発想が見事。ちょっとラーメンズの「条例が出た」を思い出した。

消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

3.2

ドラマより展開早いから物足りないかと思ったけど、映画も面白かった!
スティーヴン役にベン・アフレックの配役がナイス。記者側はドラマの方が好みだったなー、カル役もデラ役も編集長も。ヘレン・ミレン大好きだ
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.1

違うんですよ、南のきれいな景色を感じたかっただけなんです。
でも最後まで見ちゃった。地に足の付いていない若者がむやみに刺激を求めた挙句…という変な映画だけど、もう、ただただ、ディカプリオが良かった!
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友情にSOS(2022年製作の映画)

3.3

ドキドキハラハラして怖くて悔しくて爪痕すっごい。
大学という場所、大学生という社会的地位、その間に経験すべきことってなんだろう。。知らない事を知っているように語る教授の講義より大事なこともきっとある。
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.5

言葉とリズムにこめられたソウル。タイトルは秀逸。観てよかった。
オークランド、カリフォルニア州の急速に高級地化した街。出所したコリンは真っ先に幼馴染のマイルズに会いに行った帰り道、事件を目撃してしまう
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.0

台詞のとおり「底意地の悪いビッチ」な美女2人。時代もあるけど結構スレスレのジョークが笑えるけど笑えない…普通に怖いw
こんなに情けない役のブルース・ウィリスは初めて見た。

そういえば最近、美魔女って
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ブラックハット(2015年製作の映画)

2.6

設定は面白そうなのに、肝心な所でテンポ悪くて微妙…監督と主演タッグで期待しすぎたかなー。
個人的にクリヘムにこの役はミスキャストだと思う。ハッカーよりもっと肉体派な方が似合う。
ただマイケル・マン監督
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.2

杖をつくマッコールさんの円熟した魅力を強調するように、石畳とイタリア語が意外にしっくりハマってました。
CIAダコタの登場の仕方や絡み方もスマートだし、事件と日常の緩急が効いてて、これまでのアクション
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.2

面白かったです。なさそうでありそうな良い塩梅の脚本と配役。
キャラ達の駆け引きが面白くて2時間があっという間に感じるし、もう少し続きを観たいくらいで終わるのが最高。
ジョディ・フォスターの食えない演技
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(1954年製作の映画)

3.7

こういう話だったのか。名前は幾度となく聞いた作品をようやく観ました。

寒村の口減らしで売られて、馬車馬のように働かされて、ジェルソミーナが可哀想すぎる。ただやさしいじゃ説明できない彼女の気の弱さとそ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.2

これが終わりの始まりなんですね。
映像技術の進化が凄い。シーザーのCGが絶妙に可愛らしくないあたり、脅威になる生命体として工夫された造形演出がとてもよく出来ていた。
アルツハイマー新薬という設定はなる
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.5

今更ながら初見の元祖「猿の惑星」
SF・アドベンチャーなんてウソ、こりゃあ紛れもない社会派だと思いました。

進化とは過程であり結果論であり、人間と猿どちらが優れているなんてナンセンスで、巡り巡ってど
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.0

期待せず観たのがよかったのか普通に面白かった。
タフなジーナ・デイビスに圧されてなんか可愛く見えたサミュエル・L・ジャクソンが、後半はしっかり締めてくれて、さすがの存在感。最後20分の畳み方は少し雑だ
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勝利への脱出(1980年製作の映画)

3.0

試合が始まってから良かった!
スポーツが政治に及ぼす力は大きいですね。ストーリーよりもメッセージに色々考えさせられた。宥和の時効とか、ロシアやイスラエルの係争真っただ中で開催される今夏のパリ・オリン
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逃亡者(1990年製作の映画)

2.7

ハリソン・フォードじゃない方。
こんなはずじゃなかったってストーリーだけど、監督も役者もこんなはずじゃなかったって思ってそうな仕上がりだった。途中雰囲気よかったのに。
リメイクなのかー、原作は面白いの
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あのクリスマス(2021年製作の映画)

3.0

苦いなぁ。カカオ84%のチョコくらい苦い。心がぎゅっとなった。
父の気持ちも娘の気持ちも痛いほどわかる。
切り取られた場面はわずかな短編だけど、これまでもこれからも数々のドラマがありそう。

武士の家計簿(2010年製作の映画)

3.0

御恩と慎み、とても日本らしい情緒の映画。武士といっても刀を振るうのでなければサラリーマンに近いんですね。

母の日ということもあり、母として子を想いながら夫を立てて生きる奥方の嘆きにも似た慈心が印象に
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我が家のおバカで愛しいアニキ(2011年製作の映画)

3.1

晴れた休日にちょうどいいコメディ。
ポール・ラッドが演じる兄貴がほんとにアホなんだけど、飾らないから誰とでも仲良くなれるし憎めない。なんというコミュ力モンスター。いい大人な4人兄妹それぞれに事情があり
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.3

想像より湿った質感の人間模様と台詞がリアルで、それでいてエンタメ性を損なわないバランス感覚が絶妙だった。
人格まで"らしさ"が期待されるルッキズムって本当に根が深いし、Accessible = Val
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.0

茶道に限らず畳の世界には縁遠いもので、いろんなものが目新しかったです。
茶器の犬を豚と思った典子さんが掛け軸から音を感じるようになるのだから、日日の力はすごい。心の目で見て心の耳で聞くって凪でいること
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.2

チャンピオンを目指すってこういうこと!
練習する、強くなる。ひたすらに前を見て己に勝つ。シンプルにアガるエンタメ映画。
マーデンボローに共感しちゃって何度もつられてガッツポーズしてた。かといってゲーム
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

よかったです。Mr.ウィリアムズの歌声、老齢の友の告解を聴いてMs.ハリスの頬に流れる涙、公園に咲く青いアリウムの花、とても美しいものを見た。エンドロールまで音楽が最高だ。
やり過ごして日々を送ってい
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.9

う~ん…。これが視覚効果賞なのか、期待しすぎてしまった…。
綺麗でキャッチーな反面、作り物感が強くて自分は恐怖や畏怖を感じられなかった。ドラマも人間が記号的すぎないか?誰にも移入できないまま展開が安く
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.3

きっと自分もウィルと同じだ。寝物語に聴いて夢を楽しめるのはたぶん4歳くらいまで。なのに大人になってから、ふとした瞬間に夢を見たくなってしまう。それは夢というより重力を感じたくない逃避なだけなのかもしれ>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.0

リリー・ジェームズが可愛い。意地悪な継母になりきるケイト・ブランシェットが楽しそう。シンデレラのお城って意外と田舎の王国の設定なんですね。

お話はよく知ってるものの、なんだかんだちゃんと映画として観
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エビータ(1996年製作の映画)

3.0

全編がほぼ歌。ミュージカルで歴史の授業を受けたみたいな新体験だった。
エビータことエバ・ペロン、なんて肝の据わった人だろう。短いロウソクを燃やし尽くすような壮絶な人生だ。
マドンナは言わずもがなだけど
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.4

いわゆる娯楽作や良い話とも違う、ちょうどいい言葉が見つからないんだけど、観てる間にじっくり煮られてるような映画でした。質が高い。
オスカー・アイザックとタイ・シェリダンの目で語る静かな演技。秀逸な集音
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355(2022年製作の映画)

2.9

美人×アクションの2時間。
脚本演出とも緩急が今一歩というかコレって魅せ場がない感じ。もう不自然に男女を対立させる構図が食あたり気味なのかも。
個人的にジェシカ・チャスティンはやっぱりアクションじゃな
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イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)

3.0

タイトルがいい。
主人公も姉も親も身近にいないタイプだけど、どこかにいそうな感じ。自分が経験できない人生を摘まめるのが映画の良いところだって思い出した。
才色どちらも備わった資質は磨いてこそ役立つとい
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奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)

3.1

久しぶりに渋いの観ちゃった! 意外と評価低めなんですね。でも個人的には面白かったし、音楽も良かった。
許されざる者やダーティー・ハリーにも通ずるシニカルなテーゼがあるけど司法の功罪としちゃ演出がさらり
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.4

観られてよかった。
辛い現実のなかで没頭できる何か、ヒトが自我を持つ人として生きるために絶対に必要なこと、彼らはスケボーだった。

シビアな現実が変わるわけじゃないけど、向き合って必死に生きる彼らの姿
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ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)

3.0

心が痛いモノローグから始まった。犬を自由にすると選択した街の、ほんとに淡々としたドキュメンタリー。
犬がいる。人がいる。街がある。
ただそれだけの映像に何か浮かぶものがある。
同じイスタンブールが舞台
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.1

笑った笑ったー、楽しかった。
家族が結局みんなお互いを思っていてホッコリする。
子どもの頃メリー・ポピンズに胸が踊って以来、家に誰か来るならメリーがいいなぁと幼心に思ってたけど、ミセス・ダウトファイア
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.4

映画館で観てたらマコノヒー!と拍手してたと思う。
文字にしたら平易だけど感動しました。
どんなにか恐ろしかっただろう…衰えていく自分を感じる時、どうなるか分からない新薬を打つ時、馴染んだ安全圏から出る
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.0

寅さん何年ぶりだろう〜
シリーズで観てる回の方が少ないくらいだけど、「もう一回言って」の泉ちゃんとリリーさんは覚えてた。やっぱり寅さんの台詞って酔狂で面白い。渥美さんの言い回しの妙なのかな。

満男が
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.1

折角なので有名な方も。
ぶっ飛んでて画力も強くて、ヒロインも魅力的で、なんかもう笑うしかない🤣
市場は常に動いてるがこの街の人種の本質は今昔変わらないなー。『ウォール街』でマイケル・ダグラスが言った"
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