赤ネットさんの映画レビュー・感想・評価

赤ネット

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

続きが気になってたSFアニメ映画の後編を鑑賞。案の定独創的なノリはそのままで、前編で抱いたモヤモヤを粗方消化されつつ新たに発生したモヤモヤを抱くと言う微妙な心境を抱きながらも、より熾烈さが増した今作の>>続きを読む

クラユカバ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

なんか「クラメルカガリ」とセットっぽいので鑑賞。妙にサイケデリックな主人公の回想パートと不完全燃焼気味のシナリオのおかげか相方作と比較して良くも悪くも大人向けな印象を受けたが、それでもなんやかんやで閉>>続きを読む

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

レトロチックな雰囲気に惹かれて鑑賞。大正ロマン的な世界観で主人公達がなんやかんやでとある陰謀を追うと言うシンプルなシナリオで構成される今作は、総合的に佳作な雰囲気でありながらも何度も味わいたくなる魅力>>続きを読む

ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

以前から気になってたSF映画をようやく鑑賞。シナリオも世界観も良くも悪くも新鮮味はなかったが、それを踏まえてもなお今作の文明だけ発達した限界度の高いディストピアな雰囲気を存分に楽しませてもらいました>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

如何にもって感じの雰囲気に惹かれて鑑賞。夢か現実か分からないまま展開される、主人公の天才且つ超神経質な数学者が織りなす「苦行」とも「陰謀劇」とも「一人芝居」とも取れるカオスな何かには、お世辞にも映画作>>続きを読む

エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

未履修だった名作の1つを鑑賞。娯楽作品としては約100年前のアメリカ情勢とビジネスの知識が無いと難しいだろうなとは思ったが、それでも登場人物達が哀しくなるほどにすれ違い続ける今作の愛憎劇には観入りなが>>続きを読む

BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

4.1

塚口サンサン劇場が推してるアニメ映画を見てみる事にした。まるで 細かい事は後にして今はコレを体感しろ!!と言わんばかりのど迫力SF作画と塚口式のウーハー音響で構成される今回の『上演』は、他の参加者共々>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

2.8

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映画館で見逃してたうちの1本。特別激しい展開でもなく台詞数も少ないせいかおおよそ映画上級者向けって印象だったが、それでも話が進む毎にエスカレートの一途を辿る残虐かつ未熟な子ども達の常軌を逸脱した『反抗>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

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一時期話題になってたアニメ映画の前編をようやく鑑賞。かつての?『ドラえもん』にセカイ系を纏ったかのような歪な雰囲気のまま展開される、現実世界にも通ずる『戦争』が日常の一部となった現代パートと、物語の核>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.7

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なんか世間で話題になってるので鑑賞。基本的に街を蹂躙しながら「エネルギー」を食い散らかすゴジラさんパート、「人間語」字幕が欲しくなる位には怪獣?社会に苦戦するコングさんパート、そしてなんやかんやで彼ら>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見損ねた作品の内の1本。8〜90年代を思わせるような画質で展開される、家でも同級生間でもカースト最下位である世知辛少女に訪れた一生に一度あるか無いかの仕返しのチャンスを巡るスリラー劇には、テン>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

以前から地味に気になっていたスパイ映画をようやく鑑賞。妙に締まりがないながらも観客共々混乱させつつ徐々に種明かしをしていく序〜中盤パートと、まるでパーティーを彷彿とさせるド派手アクションがメインの終盤>>続きを読む

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

みんなから微妙と評判のプーさんのホラー映画をようやく鑑賞。版権が切れたのを良い事にディズニーに正面から喧嘩を売ったような冒頭パートに苦笑いさせて貰えばそれっきり、残りはおおよそ中身のないじっくりかつグ>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何気に人生初の平成ゴジラシリーズを鑑賞。怪獣特撮らしく、『ゴジラ』を巡った人間同士の争い・ゴジラと人間達の争い・怪獣同士の戦い をミルフィーユの如く挟み込んで作られてるお陰で、メッセージ性が薄れてる感>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

地味に気になっていた祝祭映画の再編集版をようやく鑑賞。事前情報の段階で察知してたとは言え、元々危険な今作が更に危険な状態になってるせいで余計にメンタルを削がれる事になったが、それでも長年地味に疑問視し>>続きを読む

バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見れてなかった内の1本。シナリオに関しては王道でありながらも過去作ありきなので初見だと分からない所も多いだろなとは思ったが、それでも歴戦の主人公ズが追い込まれる位には強力な今作のBOWに絶望し>>続きを読む

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になってた遊園地?映画をようやく鑑賞。元々そういう作品とは言え具体的な中身は感じられず、現代社会のメタファーである寂れた遊園地で主人公のお爺ちゃんが他の老人共々『搾取』と『差別』の生き地獄に遭>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『元ネタ』の方はほぼ未視聴だけど鑑賞。能力は高いけど絶妙におバカな登場人物達の国境を跨いだ一触即発の換金劇には、コメディモノとは言えデタラメを詰め込んでるのはちと寒かったがなんやかんやでちょっと感動し>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

去年から公開されるのを待ってた爆弾映画をIMAXで鑑賞。人間のエゴに精神を焼かれたかのように見えた天才科学者である原爆の父の波瀾万丈な人生をシャッフル式+会話劇で展開されてる今作は、映画上級者向けの難>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

塚口サンサン劇場にて、新海誠の恋愛映画を約7年ぶりに再鑑賞。歳を取った事によって感受性に変化があったのか今作をある意味で支配してる『孤独』な『恋』が、何故か嫌いになれない居心地の悪さを感じながらもより>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

約10年間、見損ねてたコメディ映画をようやく鑑賞。ほぼ事前情報通りと言うべきか、チー牛界のエリートである主人公の中年が爛れた恋愛しかした事無さそうな悪友らの協力下で手探り同然の『漢』になる修行をこなし>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

基本的に登場人物同士の衝突場面が目立つせいで観てて気分は良くなかったが、それ故に住み慣れぬ地で生きて行くのは如何に修羅の道なのかと言うのを体現していたのは見事だった
主人公一家最終的には無くしたものは
>>続きを読む

みぽりん(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

何というか、長らく待ち侘びた末に無事に観れたと言う喜びと観てしまった後悔を同時に味わう事になった1本。ダメアイドルのボイトレをするだけと言うぐだぐだ低予算シナリオに、割と些細な事でブチ切れ+発狂するみ>>続きを読む

ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

4.1

既に何度も見た作品故に展開は分かりきってるのにも関わらず、伝説となった彼女らの終演と当時のライバー達が味わった熱狂を五感で追経験出来た事に凄く満足しました...
...前例が無いレベルで今回のチケッ
>>続きを読む

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「私ときどきレッサーパンダ」と同時公開されてた短編映画。前世代?のディズニー作品の毒気を感じる作風のせいで観てて胃がもたれたが、だからこそ最後の最後に不遇だった主人公2匹が救われたのには思わず落涙した>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

以前から観たいと思ってたディズニーのレッサーパンダ映画をようやく鑑賞。この作品のテーマに関わるとは言え、ポップな雰囲気の割に(主に)人間のコミュニティの嫌な所をとことんまで浮き彫りにしているので苦手な>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

みんなからの評判の良いカラオケ映画をようやく鑑賞。思春期中学生と地元系ヤクザの不思議かつ極めて生々しい人間ドラマをコメディとファンタジーとJOYSOUNDのベールで包んでるかのような異様とも言える話構>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

私の親も気に入ってる歴史的名作のミュージカル映画を見てみる事にした。マリア先生と彼女が関わった人達が幾多の試練を歌と心で切り抜けていく様は、ついていけない所もあったが観てて心が洗われるような気分になっ>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ディストピア感満載の予告編に惹かれて鑑賞。突っ込み所は多いがえげつない文明崩壊クラスの災害発生→避難所状態→独自政権樹立→独裁化→崩壊 を登場人物達それぞれの事情を交えながらも丁寧に描写されてるからか>>続きを読む

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

近年の傑作ゴジラのモノクロ版を復習も兼ねて鑑賞。流石にCGパートがある故に何もかもがレトロ調とは言い難いが、それでも一瞬5〜60年代の作品なのでは無いのか?と脳が誤認するくらいには今作の作り込みが凄い>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

みんなからの評価が良いので見てみる事にした。特別感動的でも悲劇的でも無い主人公の平山と彼の目に映る周囲の日常を描写し続けるだけのシナリオには、上映時間の2時間とちょっとが4時間位に感じる事になりながら>>続きを読む

裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開時の館内の情景が容易に思い浮かんだ1本。物語として考えなければならない所は最低最小限のみの印象で、ひたすら体感1〜2分置きにあの手この手で笑わせにくる今作のデタラメコントぶりには満足させて貰い>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

みんなからの評価がチグハグなのも納得な1本。今作の出来事が夢なのか現実なのかハッキリしないまま展開される、主人公の冴えないおじさんがボンヤリとしたあらゆる何かに酷い目に遭わされ続けるのには、これを見て>>続きを読む

FUNAN フナン(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見れなかった内の1本。上映時間の約90分間、国内は愚か家族すら分断対立させられる暗黒期のカンボジアの地獄政権下の惨状を延々と見せられるお陰で精神的にしんどかったが、それでも最後まで希望と執念を>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

みんなからの評判の良いホラー映画をようやく鑑賞。非行少年とも言える主人公達が薬物のメタファーとも解釈出来る今作の降霊式に破滅されられていく様には、演出のとっ散らかりが気になりながらも観てて絶望を感じる>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

待ちに待った未プレイの着ぐるみ系ホラーゲームの映画版を鑑賞。元々ワンシチュエーションゲームである原作を2時間の作品にしてる上に全年齢対象向け(その割にはそこそこエグいが)に調整してるせいか正直観ててパ>>続きを読む

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