Tache88さんの映画レビュー・感想・評価

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ベン・ハー(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

どうしても、傑作である1959年のワイラー版のベン·ハーと比較してしまうが、1925年版のリメイクとして捉えるべき。ストーリーがシンプルであり、展開が自然。が、ラストでメッサラと友情を取り戻すのは安直>>続きを読む

荒馬と女(1961年製作の映画)

3.6

 クラーク·ゲーブルとモンゴメリー·クリフトが少し精彩がないので、モンローの魅力が際立っている。少し太った感はあるが、いい女という味が画面に滲みでている。この映画はラストの15分で勝負をしてるような感>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.3

 30年ぶりに再見。とにかく見事。年月を経て、マカロニウェスタンの傑作から映画史に残る西部劇の傑作として位置付けられることを認識。この映画の真の主役はイーライ·ウォーラックか、と思う程、彼が輝いている>>続きを読む

三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.1

 子供の頃、ゴジラ映画を観るきっかけとなった作品。子供心にキングギドラが鮮烈な印象を残した。今見ても、キングギドラの存在感が他の三怪獣を圧倒している。

観察者(2021年製作の映画)

3.5

 エロスを絡めたサスペンス映画でそれなりに面白く観える。ただ、ラストの主人公の復讐は描き方がジョークぽく、ちょっと宙に浮いた感じで現実感なし、惜しい。

肉体の悪魔(1986年製作の映画)

3.3

 エロス映画でかなり有名な本作をようやく視聴。主演のデートメルは本当に魅力がある。それと古い映画であるが、カメラの視点が新鮮。

マーベラス(2021年製作の映画)

3.3

 マギーQは歳をとっても未だ魅力的。彼女のファンならそれなりに楽しめるアクション映画。ただ、映画としては底が浅い印象が残る。その大きな原因はいい味を出している相手役のマイケル·キートンの位置付けを間違>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.4

 ヒットしているシリーズものなので、それなりに中身を期待する。しかし、結果はかなりの期待はずれ。もっと大会戦の進展を観客に自然で、わかりやすく解説できる工夫がいるのでは。それと、主人公の部隊は100人>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

 純粋な東映ヤクザ映画としてみれば面白い。
パート1とは違うタイプの映画として見ることが肝心。ただ、尺が長いのでストーリーのきめ細かさがもっともっと必要。役者や演出は良いだけに、いっそ脚本の粗さが目立
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

スペインのホラー映画の傑作「レック」風の怖さがありますよね。要は心臓に悪いような怖さ。でも、ラストはアメリカ的。

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.7

 田宮二郎他色んな有名俳優が梅安を演じたが、豊川悦司が過去最高!

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.4

 こちらが予想した展開どおりに進んでいく、ある意味安心感のある、サスペンス・アクション。犯罪歴のある旧軍人の協力だけでは不足なのは間違いないが、レスキュー部隊の登場をもう少し遅らせた方が終盤に盛り上が>>続きを読む

いちご白書(1970年製作の映画)

3.4

 この映画は1970年に映画館で見た。当時中学生のレベルでは思想的なことはわからなかったが、ベトナム戦争に反対するアメリカの大学生がいることはニュースで知っていたので、何か共感したような気になっていた>>続きを読む

ロング・ライダーズ(1980年製作の映画)

3.7

 3回目の鑑賞。ジェーシー・ジェームズものでは一番好きな映画。アメリカ人は、何故こんなにたくさんのジェーシー・ジェームズものを創るのかは全くわからない。この映画のとおりジェーシー・ジェームズにはヒーロ>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.7

 これで3回目の視聴。前見たより面白かった。前は、オードリー演じる主人公があまり好きになれなくて、お洒落な映画だが、耳ざわりの良い主題歌以外は印象に残っていなかった。今回は猫から入ったという感じ。前見>>続きを読む

夜をひらく 女の市場(1969年製作の映画)

3.2

 日活が経営が苦しくなった頃の作品。小林旭は日活の最盛期の頃は石原裕次郎に比べ魅力の低いスターだと思っていた。ところが、東映で武田組長を見た時、菅原文太をくう程、本当にかっこいい役者だと思った。中年に>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

 この有名な映画を見なかったのは、ホラー映画が嫌いだから。本日勢いで見たが、並みいるホラー映画、特に血しぶきとか視覚で見せるホラー映画とは次元が違うな。ドキュメンタリータッチで本当恐ろしい。でも、ホラ>>続きを読む

悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.3

 恐怖映画には、並外れた狂気が必要と改めて思った。ネビュル·ブランドは、その狂気の人物の実在性を感じさせる絶妙の演技。おそらく、よほど主人公に対する思い入れがあったのだろう。その頃B級映画の常連となっ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

2.9

 駄作に近い大いなる凡作。ストーリーは荒い。老齢のハリソン·フォードはまるで魅力がない。ハラハラドキドキするシーンも苦い笑いしか残らない。本当にスピルバーグが撮ったんだろうか?これでシリーズ最高の興行>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

3.7

 パゾリーニには、日本では過去異様に評価されていました。この映画が公開された頃が最高点だっただろう。日本の映画ファンの多くが「ソドムの市」で彼の醜悪性に目がいってしまい、評価が下がったと思っています。>>続きを読む

欲望の中の女(1981年製作の映画)

2.4

 映画そのものは全然面白くないが、カトリーヌ・スパークが懐かしいのと主演の女優が可愛いのでなんとか最後まで見ることができます。

陽炎(1991年製作の映画)

2.9

 後半はバタバタして中折れ状態、そしてエンド。五社監督のものとすれば短すぎる。恐らく編集が上映時間の影響で目茶苦茶になってしまったのかも。カットしすぎた節がある。脚本家が可哀想。

鷲は舞いおりた(1976年製作の映画)

3.3

 原作の「鷲は舞い降りた」は、「ナバロンの要塞」を超える傑作だが、この映画は原作の消化不良を起こしている。その原因は2つ。ドイツ軍の綿密な作戦の内容を映画はまったく汲み取らず、ドイツ軍部隊の愛国心の強>>続きを読む