百合野さんの映画レビュー・感想・評価

百合野

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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.8

一瞬一瞬、一人の人間が、全ての出来事を見ることは出来ないのが道理だけど、すぐ側で、自分と、直接関係していなくても、いろんなドラマが生まれている。お天気キャスターである主人公は、観察は得意。そして、いつ>>続きを読む

スヌーピーの大冒険(1972年製作の映画)

4.3

スヌーピーの可愛さを見るためだけに、見始めましたが、内容が濃くてびっくり。 スヌーピーが、チャーリーブラウンに飼われる前のことにも触れていて、スヌーピーは、そのことが理由で、チャーリーブラウンとの別>>続きを読む

ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

4.3

雑多で、とりとめもなく流れていくニューヨーク。刹那的な、瞬間一つ一つを、大事に、人の心の中に残しておきたい、という、制作者側の意思を感じた。見る前に予想していたのとは、違う印象だった。派手なニューヨー>>続きを読む

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.3

ひとつの絵が生まれるまでの、人間模様や、画家の情熱に、興味を持つきっかけになった作品。フェルメールという画家がいたことは確かだし、絵のモデルも、実在していただろうと思うが、この映画で描かれていることは>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

4.5

18年前ぐらいに見た。映画の、最初の方で、島の浜辺に置かれっぱなしになっているピアノ。珍しい風景で、衝撃的で、美しく、悲しげだった。何かの象徴のようだなと思い、子供心に、深く刻み込まれたシーンだ。この>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.3

アメリの特殊な世界と、なぜか一体感を覚えてしまう。なんか変、とか、なんか嫌と、普通なら感じてしまう事柄も、アメリの世界観で見ると、魅力的な事柄に見えてくる。物事を、良し悪しで見るというよりも、いとおし>>続きを読む

シャイン(1996年製作の映画)

4.0

主人公を見ていると、不器用で、居たたまれない気持ちになった。自暴自棄になったり、回りから理解されなかったり。様々な、生きている中での苦しみによって、ぼろぼろになっていく彼だったが、心の中の、本当に大事>>続きを読む

瞳は静かに(2009年製作の映画)

3.7

主人公の男の子を取り巻く世界で起こることが、シンプルに映し出される。日常的なスピードで、話が進んでいき、説明的なセリフや、描写が少ない。だから、時々、「今のは、何を表現したかったんだろう」と思いながら>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

温かさと、虚しさが同居した空気感。登場人物を見ていると、外の世界に飛び出していかなくても、ささやかな幸せがあり、十分満ち足りるんだなと安心するが、それでいいのだろうかと不安にもなる。人生について、ふと>>続きを読む

ガンジー(1982年製作の映画)

4.0

一人の人の意志が、たくさんの人の、行動に影響を及ぼすということは、感動的でもあり、また、こわくもあるなぁと思った。本人の思ってることと違う方向に、あらゆる人が向かっていく可能性もある。ガンジーの苦悩が>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.8

主人公が言った「私はドリー家の人間だから」というセリフが印象に残った。悪には、染まらないけど、たくましい根性は、血で受け継いでるから!と言われているような感じがした。迎合せずに自分の核をしっかり守りつ>>続きを読む