nw22aaさんの映画レビュー・感想・評価

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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

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怖い映画だったなあ。
実話を基にしているそうだが、映画としては地味な立ち位置かもしれないが、撮影のしかた、民衆の不満を一気に噴出させた暴力、通信もままならない焦燥感と緊迫感。
あの場面にいた南北朝鮮の
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.4

バケツ、まではいかないが、普通のコップ1杯半くらいが涙でいっぱいになるほど泣けた。
連れ合いも「ハンカチ出すのが恥ずかしい」と最初は思ったらしいが、最初からハンカチ出しときゃよかったと言っていた。
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.3

結構評価高いですね。
残念ながら、上映時間中の3/7くらい寝てしまい、細かいところを結構見逃してしまった。
連れ合いから聞くと「とてもヨーロッパ的な視点だった」とのフィードバックがあった。
日本の映画
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

昨年の10月に、海外出張に行く飛行機の中で一度観ていた。
オオゴトが起きるわけではない、登場人物も少ない。
セリフも少ない。
静かに始まって静かに終わっていったが、何か気になってスクリーンで観に行った
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

北朝鮮でどんなことが起きているかは、もう40年前くらいから知っている。
そこで耐え切れず脱北する人たちや残った家族がどうなるかも知っている。
しかし、本職を顧みず、ここまで脱北者に尽くす牧師さんがおら
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.0

前評判に踊らされすぎたかも。
あまりいろいろ転換はしないんだな。
淡々とし過ぎて、途中で2回くらい寝た。
あそこまで長くする必然性があったかなあ。
久々に見たソレダ・ヴィジャミルがあまり変わってなくて
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ハナ 奇跡の46日間(2012年製作の映画)

2.7

ハ・ジウォンとペ・ドゥナと、ハン・イェリ、そしてパク・チョルミンに期待して観てみた。
これに似た史実があったんだね。
なんとなく全体の筋立てに意外性はなく、結末まで読めてしまう作品だったが、観ておいて
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.6

カウリスマキ監督にプチハマり中。
フィンランドにも移民問題があるのかどうか予備知識もなく観た一本。
決して色鮮やかな背景に描かれた作品ではないし、登場人物もみな、いい人なのか悪い人なのか、たたずまいか
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芙蓉鎮(1987年製作の映画)

3.8

ずっと観てみたくて、中古のDVDなど探し、やっと見つけても手が出ない売り値だとか、VHSしかないとかばかりで諦めていたら、なんとYouTubeでアップされていた。
画質も良くはなかったが十分に楽しめた
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市子(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

あちこちで評価が高いのと杉咲花が出ているのとで観に行った。
重いといえば重いテーマなのだが、時系列があっちこっち行き過ぎて、自分の理解が組み立て辛かった。
出演者は芸達者な人が多かったのはよかったが、
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.5

昔から自称北朝鮮ウォッチャーなので、ここに出てくるような内容はいろんな本を読んで知っていた。
画面に描かれたそれぞれの人々の優しさと、想像を絶する環境の厳しさと非常識さが、今も起きているはずの北朝鮮の
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

2.8

なんだろう、ブラックコメディーなんだろうか。
それぞれの年代・性別の北朝鮮工作員が家族として韓国に潜入。
祖国に家族を人質に取られていて、本国からの指令には絶対服従。
隣りの家の民度の低い家族。(でも
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

いやー、完全にハマった。
なんというのだろう。
力は入っていないけど(そう見せかけて)その辺で普通にグレーのバックに投影された人々が日々を生きている。
隣国では、終わらない虚しい戦争を今日も馬鹿みたい
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.4

ちょっとアキ・カウリスマキにハマりそう。
先日の「浮き雲」はなんだかよくわからなかったが、こっちは少し面白く感じられた。独特の空気感。
撮る対象の人への温かさみたいなものが残った。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.9

可もなく不可もなく。厳しいかな。
いくつか見ていた映画評では、怒涛の「ラスト号泣」という感じだったが、普通に観終えた。
草彅くんは頑張っているなとは思うが、顔がこういう役に似合わない気がした。
従姉妹
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浮き雲(1996年製作の映画)

2.4

初めてのアキ・カウリスマキ監督の作品。
相方が知人から勧められてよかったと言っていたが、予測はしていた薄暗い映像。
夫婦の会話、同僚との会話。全部がミニマム。
やはり寒い土地柄は人の口を重くしてしまう
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大河への道(2022年製作の映画)

3.9

面白かった。
中井貴一と松山ケンイチが出てる映画ならコメディにしかならないと思っていたら泣かされた。
一粒で二度美味しい映画。
知らなかったこともたくさん知れた。
日本人なら一度は観ておきたい映画だな
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.2

面白かった!
レビューでは「これなら2時間のスペシャルドラマでもいいのに」との書き込みもあったが、いやいや、これは映画でないとダメだと思った。
何がすごいかってやっぱり岡田将生くん。
思い切り振り切れ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

相方はマンガをかなり読み進めていたが、自分は映画だけしか観ていない。
面白かった。
日本の映画としては規模はトップクラス。
名だたる俳優から名バイプレイヤーまで集めに集めた超大作。
但し…やはり中国が
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

自分的には結構気に入った一本。
サイキックミステリーサスペンスみたいな。
ずーっとグレーがかった団地の景色がいい。
たまたま出会うことになってしまった4人の子供たち。
夏休みで、団地のほとんどの家族が
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

いや、面白過ぎた。
少し前にインディ・ジョーンズに行ったのだが、こっちが後でよかった。
いちいちどのシーンもぶっ飛び過ぎていて、トム・クルーズ、大丈夫かと何度も気遣ってしまった。
それぞれのシーンが凄
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

これまでに15回くらいは観たと思うが、リマスターということでスクリーンで観たくなった。
美しくて重くて、いつ観ても胸が詰まる思いがするが、昔はああやって強烈な体罰と信じられない鍛錬込みで芸事を身につけ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

行きました!
今回のシリーズでというかシリーズ全体を通して、ジョン・ウィリアムズの曲がやっぱり冴えているし気分を高揚させる。
(いきなりエンドロールの話だが、エンドロール最後はあんな静かな曲じゃなくて
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遺灰は語る(2022年製作の映画)

1.7

予告編だけで3、4回は観たと思う。
絶対に観るべき映画のような気がして、封切りを心待ちにし、ようやく封切りされ、早いうちに観に行ったのだが、結果的には「予告編で見ていたシーンがほとんど」なのが残念だっ
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アシスタント(2019年製作の映画)

1.2

映画のチラシを見て、ヒロインの正面からの顔を見て、観てみたいと思って出かけた。
結果、なんだかよくわからなくて「で?」という印象だけを残して終わった一本。
きちんとレビューを書いて下さっている方も多い
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.9

映画の本筋とともに、カフタンの地の青がどこまでも深く鮮やかで、それを縁取る金の模様の細かいこと。
そこだけでも見る価値ある一本。
三者三様の生き方と愛。
人間の業。
余韻が残る一本。

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

後でパンフレットを買ったら、主役の男性は劇中の歌をすべて自分で歌っていると聞いたことは驚いた。
ずっと全幕オペラを見るのはしんどいので、こういうふうに、有名な一節を少しずつ聞かせてもらえる奥行きのある
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怪物(2023年製作の映画)

3.1

なんとなく自分の中でまだ整理がついていない映画。
役者といいスタッフといい一流どころの作品だが釈然としない状態で終わってしまった。
どうしても後でネタバレを見たくてネットで探して読んでみたら、いろんな
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Tar(原題)(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の公開インタビューのシーンで、凄く練られた脚本であることがよくわかり、そこを見ているだけでかなりこちらが緊張するほどだった。
その後、ケイト・ブランシェット演じるリディア・ターがどれほどすごい指揮
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白いかと言われればそれなりに面白かったのだが、ツッコミどころはいっぱいある気がする。
・移民を一時的に収容している施設で食事代に使える予算なんてそんなにないでしょ。
・料理人のコンテストで決勝が「ど
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

自分的にはイマイチ。
元のゲームからすると、クッパ側に囚われたピーチ姫をマリオが助けるっていう話じゃなかったっけ。
マリオがピーチ姫やキノピオと一緒になって、ドンキーコング一味まで一緒になって、囚われ
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いや、こういうふうになるだろうということはわかっているのだが、泣きどころがたくさんあって観ている間に何度も泣いた。
・身動きできず救助を待っている一団が退避する段になってパニックになりがちなところで「
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.8

1作目に引き続いてこちらも見てみた。
うーん、なんというか全体を流れる空気感は1作目とはまた違うかな。
鈴木亮平演じる上林の、人間を離れた凶暴さみたいなものが際立っていて、注目される部分ではあるのだが
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ面白かった。
こういうヤクザ映画、暴力映画みたいなのは見たくないと思って先入観で避けていたのだが、2作目の中の鈴木亮平の評判があまりにいいらしいので、まずは1作目のこちらを見たら、ハマった
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妻への家路(2014年製作の映画)

3.4

いやあ、切ない。
妻の思い、夫の思い、娘の思い。
いろんなボタンの掛け違いが生み出した悲劇。
文化大革命さえなければ、こんな家族にはならなかっただろうに。
いくつになってもコン・リーの美しさが際立つ。

あの子を探して(1999年製作の映画)

2.7

中国、こわっ。
なんというか、すごくぞんざいな人間性の人たちばかりで、感動する映画だとはあまり思えず。

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