あぴさんの映画レビュー・感想・評価

あぴ

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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.4

出会えて良かった。この作品もそうだし、映画というものに対して。数ヶ月前までは全く興味がなかったし、みはじめたのも最近。作中でのセリフのように映画で奇跡は起きないにしても、自分が世の中の物事について色々>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.1

あまり下調べ知らずに観た。名作はもう一度観よう。
スペインからの映画制作支援費が途中で打ち切られるということで、81日のロケのうち40何日で終わった未完の映画。それでもカンヌで大絶賛を受けたと言うこと
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ラ・モルト・ルージュ(原題)(2006年製作の映画)

3.7

ロンドンBFIにて
自分にとっては日本昔ばなしの雪女がトラウマ級の記憶に残り映像作品。せなけいこも。昔からお化けが好きだった。小さい頃は楽しい話より怖い話の方が記憶に残る

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.1

カメラカメラぁ
片岡鶴太郎の若かりし日。春とあきと冬では成り立たないであろう空気感

ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

4.0

一つの巨大なシステム、ずっと受け継がれてきている有機的な集まり…

正欲(2023年製作の映画)

3.6

小説読んでから観たので、あっこうなるんだと思いやがら観てた。
水の音、目、青っぽいセットと色の一貫
普通という言葉を多用しがちだなと小説を読んで思ったので自重していたが
普通っていうのは個人個人が探り
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リトル・パレスティナ(2021年製作の映画)

-

感覚の麻痺
それに大人は抗おうとする
だけど子供は自分はもう大人だ、人生に疲れたという。
言葉で聞くことと映像で見ることの恐ろしい違い
想像力を補うために映像がある
子供の顔、表情、言葉がより突き刺さ
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後結構びびった
DV男とノージーな隣人には気をつけて
名物桜エビのスープのワインを勧め続けるじいちゃん

ゴキブリたちの黄昏(1987年製作の映画)

3.6

ウサギの目が怖かった
視点の変換が面白い
ゴキブリのセリフがあるのに人間はあちら側の人たちだからセリフがない
音が面白い。なんでだろうゴキブリからしたらあんなふうに聞こえるのかな

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

-

中学生の世界、学校という宇宙の小ささ。大人と大人になろうとする子供の宇宙が交わらない場所。
それぞれの宇宙の閉塞性。田舎、男女女子グループ、いじめ、学校、インターネット。大人が関わってこない自分たちだ
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ぜんぶ売女よりマシ(2017年製作の映画)

-

スウェーデンのセックスワーカーについてのドキュメンタリー
民主主義、平等のモデル国としての裏にソーシャルワーカーの裁量の大きさによる弊書、性産業に関わる人のスティグマがある。子供
が王様
フェミニスト
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.7

タイトルに込められた意味 ふうむ…
ひぐらしの鳴く声、夕焼け、お祭り、放課後、男子の友情、小学生のロマンス。なずなちゃんがただ綺麗すぎるし小学生ではない

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.7

大人に頼るっていう選択肢が子どもたちの中でそもそも断たれているっていうのがしんどい。グロテスクなことがさらっと描かれてる。演技すごい。幼少期における親の大切さ。ありえんことを背負わされる子ども。基にな>>続きを読む

ペルセポリス(2007年製作の映画)

3.6

セリフオリエンタリズムとオリエンタリズム。欧州は自由の象徴、イランはその対立軸で抑圧と表現される。自身の経験、想像?

Descartes is portrayed as if he were a g
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

Hirayama is a monk 平山は僧
東京の街の良さがたっぷりと詰まった映画
Ppl want what other ppl have and what they don't have
Ca
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

辛い辛いすぎる、ケンローチ監督の映画すごく好き。ずっと暗くて辛かったけど現実。エクストリームだろうと思われるかもしれないけどそれは自分がいまこういうことに悩んでない立場が入っているのであって。
家族の
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

おうおうおうとなるくらい分かりやすい。
夫の無力さ。姑など夫側家族の無神経さ。みんな無神経。同じ女でも、自分の子でない女には。自分なりに感じた女として生きているとこの世界に対する理不尽さを感じるが、そ
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

介護、障がい、家族
最近こういうテーマを扱う映画が多い。監督の岬の兄妹も障がいを扱っていた
生きてというのは自分のエゴでしかないのか。今の時代では死にたいという言葉が軽々しく使われている。
本当に死に
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.1

最後の自然の惑星と人工の惑星っていうところが良く分からなかった
インフルの時に見そうな映像
時代的に、人間のエゴとかそういうものを反省してきた時期にできたからそういうテーマが込められてるのだろうけど、
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Peace(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

猫の映画だと思っていたけど違った 個人的なことは政治的なことであるという言葉が想田監督の映画を観るたびに思い返される。ほっこりする部分、笑いが漏れる部分、なにか悲しくなってしまう部分がありとても良いド>>続きを読む

(2019年製作の映画)

2.9

毎回lgbtqのものを見ていて思うけどフェミニンとマスキュリンという構図が固定されていて、恋愛における男性性と女性性が当たり前のように描かれていることに少し違和感を覚える。男っぽい格好をした女性が女性>>続きを読む

おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

4.4

観てよかった。毎回は金銭的に厳しいけど、フェアトレード商品を意識的に買おうと思った。先進国に住んでいる人間としての無自覚さを痛感した。先進国企業、権力側は結局、中抜きしてそれで莫大な利益を得ている。>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

もう出来れば観たくないし観れないけど、とても良かったのでおすすめ
「さがす」をみようとして、グロいから無理だなって思ったから、こらを観たけど血とかが出るグロさじゃなくて人間性とか、現実とかそのグロさが
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

孤独死なのでシリアスなものだと勝手に期待していたが、ポップな感じだった
強迫性障害みたいなものを持つ阿部サダヲ。自分のこだわり、思いやり,親切が社会の普通にとっては迷惑だと思われてしまう