guidoさんの映画レビュー・感想・評価

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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.5

今泉監督は、微妙な心理とか描かせたらメチャクチャ上手いけど、アニメキャラのような固定キャラ描くと色々不自由そうで大変だなってのを強く思った。
高校生の恋愛模様とクライマックスの長回しはすごく良かった。

ミッシング(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最後、別の行方不明の女の子を自分の娘に重ねることで主人公が少しの冷静さを取り戻すというオチで終わるけど、それまでが酷い。
誹謗中傷の描き方もありきたりだし、テレビ局の描き方もわざとらしい。
加えて、石
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

監督のジョナサングレイザーがアカデミー賞受賞式で、「過去を免罪符にして今を正当化してはいけない」とスピーチしたのが記憶に残る。
これは、収容所を現在のガザ、隣家を現在のイスラエルとして見るとわかりやす
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

世界が破壊されても大好きな友達とはいつまでも一緒っていうテーマはすごく好き。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンについて考えると、死んだとか殺したとか、結果として明確に示さない表現をわざとしてるなぁって思った。
作り手側からの明確なメッセージを伝えるような作品ではなく、それぞれのキャラクターをフラッ
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湖の女たち(2023年製作の映画)

4.5

凄く良かった。
ミステリー仕立てだが、はっきりとした真相は描かれないものの、現代社会の合理性、生産性、効率性を求め過ぎる風潮に否やを突きつける作品だった。
湖の風景も美しかった。
福士蒼汰、松本まりか
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良かった。
地方在住者描くのやっぱり上手い山下監督。
高校生演劇をそのままやった感じみたいだけど、どこかジェンダー問題に感じてはややもう少し突っ込めたのかなぁって思ったものの、それもまた、初々しい感じ
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.5

よかったー!
水彩絵の具のようなアニメーション動く世界が楽しくて、特に雨が降ったり、車や自転車で走ってるシーンは凄く興奮した。
自由に勝手に思いっきりやってるアニメーションは本当に楽しい

辰巳(2023年製作の映画)

3.5

口の中で血と砂が混じり合ったような映画だった。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

幼なじみで互いに伝えられない気持ちを抱えた2人が36歳で再会する話。
割とよくあるラブストーリーなのだが、男の描き方がプラトニック強めのせいか、しみじみ良かった。女性監督のせいか、男側を綺麗に描いてる
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なかなか良かった。
家族や兄弟が大好きで、父親も好きだから素直に父親の言う通りに生きてきたら、自分を追い詰めてしまって死しか選択肢がなかったって辛いよな。
天国で兄弟と再会するシーンはじーんときた、

ひろしま(1953年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「人類の歴史上、最初にしてかつ最大なる栄光この頭上に輝く。1945年8月6日」
原爆で死んだ遺骨を掘り起こし、その頭蓋骨にこの文面を貼り付けアメリカ兵に売ろうとした戦災孤児のエピソードで終わるこの映画
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

時系列崩して、どういう立場の人間が裁判やら討議してるのかわからない会話のカットバックの前半は、なんでノーランはこういう無意味な手法やるんだろうなと退屈させられたが、爆弾の実験するあたりから急に引き込ま>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.2

70年代80年代アングラカルチャーとの繋がりとか面白く見てたが、薬害デモとの繋がりが直接響いてくる事はなく、途中退屈になってきたが、最後の姉の死のエピソードから両親を動画で撮影したシーンが素晴らしく、>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

これは、扱ってるテーマをどう表現するかにかかってるから、後編を見ない事には評価できない作品だなぁ。
アニメと声優陣は良かった。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

若松孝二演じる井浦新に大爆笑だった。政治派、社会派ピンク映画の監督イメージあるけど、意外や金にせこかったり、勢いや思いつきで演出変えたりでしゃばったりする様ご楽しかった。
ただ、最後はせっかくなんだか
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像とアクションシーン、音響が凄かった。ただ、話は古い原作であらゆるSFのネタ元にもなってるので新鮮味はなかったが、いわゆるヒーロー物と思ってたので主人公が権力を握るにつれて悪に近づいていく後半は意外>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞作品賞含む5部門ノミネート作品。日本ではAmazon配信のみなので観たら、面白かった。
インチキな大衆迎合ポリコレムーブを皮肉りながら、それに足元掬われるインテリ堅物小説家の主人公の行動が
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

事件の真相がどうだったかとかいう映画ではないのはわかるが、それぞれの人間模様みたいなものが浮かび上がってくるものでもないし、これがカンヌパルムドールと言われたら、何で?と思うしかない。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.8

前半は面白かったけど、後半はつまらない。アリアスター監督はヘレディタリーはめちゃ面白かったけど、これは今一だった。ホラーって、原因とかがハッキリしてくると得体の知れない怖さが無くなってしまうよな。あと>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

腹の上に毒蛇が留まって動けない男の話。
カンバーバッチの顔芸が見られる。
アンダーソンっぽいファンタジーというより、ネタコント

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

ねずみ捕りの男がねずみみたいな顔をしてた。
ねずみがアップになった所だけアニメーションになってた。可愛い。

白鳥(2023年製作の映画)

4.0

ネトフリ、ウェス・アンダーソン監督
ロアルトダールの原作の短編集の一つ。
面白かった。
いじめられっ子がいじめられて救われない話。寓話的で良かった。後に残る。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.7

無駄なものが一切なく、説明や感情を盛り立てる事も一切なく。単に日常の出会いと別れを描いてるとても良い映画だった。
ただ、ガツンとしたパンチ力を感じなかったのも事実。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

今年のアカデミー賞短編部門賞にノミネートされてたから見た。
ウェス・アンダーソンの新作。
もう、ほとんど演劇の舞台を見ているようだ、シーンシーンの切り替わりが背景の書き割りを変えたり、プロジェクターで
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

アクションシーンは凄かった。
ただ、話が詰まらないというか盛り上がらない。
演技が下手なのか脚本が下手なのか、会話シーンになると間伸びして眠くなった。
あと、衣装が綺麗過ぎて気になった。
アイヌの村で
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.2

モノクロ版になったら、ベタなドラマシーンも昔の臭いドラマ見てるように思えて、カラー版よりがまんできた。
しっかし、アクションシーンは本当に凄いな。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

やってる事バービーと同じだったせいか、先が読めてしまってまあまあ位だった。
バービーの方がぶっ飛んでて面白かったかな。
ランディモス作品は、女王陛下のお気に入りや聖なる鹿殺しのほうが面白かった。

Saltburn(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

プロミシングヤングウーマンの監督がバリーコーガン主演で撮った新作。
最後の種明かしが想像付くし、、主人公の人間性にも深く入っていけなかったので、作品としてイマイチだった。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

めちゃ面白かった。
山下敦弘監督、やっぱり青春映画上手すぎだわ。
綾野剛も良かった。
XJapanの曲を初めていいと思った。

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.8

凄い良かった。
かなりポリコレ強めで、もろトランプ批判でわかりやす過ぎるけど、コテコテしない軽めでポップなアニメーションが実に小気味良くて楽しかった、
逸れもので捻くれても真っ直ぐなニモーナが可愛すぎ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

5.0

痛くて痛くてバシバシ刺さった。
すっけー良かった。
岡山天音が凄い、それを支える菅田将暉、仲野太賀、松本穂香等、脇役陣完璧。

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

良い話だった。
人肉食べても「絆」ってタイトル通りの雪山の絆の映画だった。
八甲田山思い出した。
ただ、ちょっと長かった。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.5

よく出来た映画だった。
よく出来てるだけに印象に残るシーンが少なかったのが残念。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

犬神家風に始まったのでミステリーを期待してると、妖怪やら呪いが原因となって肩透かしを喰らってしまったが、クライマックスからエンディングにかけての水木しげる調の人間に媚びないおどろおどろしい妖怪感が漂う>>続きを読む