ねぎさんの映画レビュー・感想・評価

ねぎ

ねぎ

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

幼い頃、階段から落ちたのがトラウマになっているのか、なぜか昔から落ちる夢よく見ます。

落下とは、シンプルでありながら人間が大昔から持つ根源的な恐怖ではないでしょうか。

殺人鬼や流血などのスプラッタ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.2

エイリアンシリーズ6作目
2017年の作品ですが、現在2024年時点では最新作となります。
前作プロメテウスからの続きの物語となる、エイリアン・コヴェナント。
興行成績こそ振いませんでしたが、リドリ・
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プロメテウス(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムでレンタルしました。
個人的にかなり好きな世界観でした。

エンジニアのボディサイズと造形が、エイリアンの造形デザインHRギーガーの世界観と見事にマッチしていました。

ストーリー
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エイリアン4(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンシリーズ四作目
前作とは打って変わって、アクション多め、キャラ濃いめ、ストーリーも展開が多くて満足です。

3の最後、幼体を宿したリプリーが、自らを喰いやぶり産まれようとするエイリアンを押さ
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エイリアン3(1992年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

終盤、スキンヘッドの囚人達が通路で追いかけっこしている所は見ていられなかった。

序盤にエイリアンの存在を隠し続けるリプリーを理解できないし、寄生されたリプリーがすんなりと自死を選ばないのもどうかと思
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アバターのジェームズキャメロン監督によるエイリアン2

子供の頃に見たトラウマシーンをもう一度味わいたい衝動に駆られて視聴しました。
そう、あのアンドロイド乗組員の身体が引きちぎられて、白い体液を撒き
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.8

1979年にこんなに発想豊かな映画を撮るとは改めて感動しました。

驚かされたのはH.Rギーガーの異星人とエイリアンの造形。
後のプロメテウスで明かされる巨人族の姿や宇宙船、コクピットの造形は、禍々し
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

有名な映画ですが見る機会を逃していたので視聴しました。

私の大好きなSF小説の一つに”アルジャーノンに花束を”があります。
知能を持つ喜び、そして知能が失われていく恐怖。

レナードの朝は実話を元に
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1時間半で見れるSF

矛盾点、突っ込み所など沢山あります。

髪や爪が伸びない割に弟のヒゲ濃くない?
6歳の子が子作りの知識ある?
酒程度のアルコールで、大人数人が腹に素手突っ込んで感染症なし?
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ゲットアウトを視聴し、またまた同じ俳優さんが主人公だったのでなんとなく気になって視聴。

前作同様、日常にサスペンス、SFを絡みつかせる手法は好きです。

以下ネタバレ⚠️
空から降ってくる部品が当た
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.3

U-NEXTで見つけて、久々に再視聴しました。
当時のガイリッチー映画は本当にオシャレで格好いい😎
サントラCDも当時タワレコに買いに行ってよく聴いてました。

思い出補正を考慮しても、愛すべきマヌケ
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.0

カラー版視聴後、モノクロ版の存在を知り再視聴。

モノクロ版の方が圧倒的に臨場感ありました。
カラー版で目についた、VFX演出の居心地の悪さがほぼないです。
黒煙、瓦礫の山、そしてゴジラの不気味さ、間
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

孤児院で過ごし、まともな教育を受けぬまま、少年院〜暴力団〜刑務所と人生の大半を獄中で過ごした、三上。
真っ直ぐ過ぎる性格、故に娑婆での生活はままならない。

以下ネタバレ含みます⚠️

やっとの思いで
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

熱線で銀座の街が消し飛ぶ、
立ち昇るキノコ雲、
直後凄まじい爆風、
戦艦がおもちゃのように宙を舞う、
地鳴りのようなゴジラの曲、
鳥肌シーンが多々あります!

ただ、台詞回しや演技がオーバーでクサかっ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.2

Netflixでのタイトルは「奇才ヘンリー・シュガーの物語」

間違えて日本語吹き替えで再生し、あわててオリジナルの英語と日本語字幕に切り替えましたが、おや?と思い再度、日本語吹き替えに戻しました。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

甲高い声でお馴染みの目玉の親父の若かりし頃の話。

ひぐらしの声、青い里山、閉鎖された集落、朱い鳥居、冒頭から金田一のような世界観に一気に引き込まれます。

独特のやんわりしたタッチのアニメーションで
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

カオス🤯

マルチバース(多元宇宙)とは、選択の度に生きる宇宙が分岐していき、知覚できる現実は、生きている現実だけというもの。

無限に分岐した宇宙に生きる別の「私」を同時に知覚できるという難解で哲学
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

winny開発者、金子勇の人物像に迫る作品。
この手の天才は得てして無垢である。

“暇なんでfreenetみたいだけど2chネラー向きのファイル共有ソフトつーのを作ってみるわ。もちろんWindows
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スマイル(2022年製作の映画)

4.0

パーカー・フィン監督のセンスが随所に光る怪作。

ミイラ取りがミイラになる様に、精神病院カウンセラーの主人公が、あるきっかけで落ちていく。

“不快になる不気味な笑顔”という不条理をシンプルなホラーに
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

「諦める」という言葉の語源は、「明らか見極める」だという。

では何を明らかにするのか?

不可能であるという事を徹底的に証明し、その理由を明らかにする、という事。

ワトニーはとにかく諦めなかった。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

嘘をつかない事。
好きな人に愛を伝える事。

All You Need Is Love

シンプルだけど、これが全てなんだな。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

原作のファンだったので鑑賞。
狂児役は、もっと背が高くて、目元がセクシーなオダギリジョーや竹内涼真っぽい俳優をイメージを想像していましたが、緩急をつける演技力で綾野剛が見事に演じ切っていて良かったです
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GONIN(1995年製作の映画)

3.6

想像以上に狂気じみている。
血とゲイと銃弾。
そして、ちあきなおみの曲が心地いい。

顔に差し込む眩しい光りが、男達の狂気を巧く表現していて印象的だった。

ファウスト(1994年製作の映画)

-

便利な時代になりました。

まだ動画配信サービスが普及されるずっと前に、何かの雑誌でこの映画の存在を知り、それ以来ずっと観たくて観たくて、片っ端から蔦屋を巡り探し回りましたが、結局見つけられませんでし
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

とても興味深い映画だった。
思考回路に程よい刺激とストレスがかかる内容だった。

私たち日本人は母国語として日本語を使い、夢も日本語で見る。
アメリカ人は英語を使い英語で夢を見る。

言語的相対論を説
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

2時間弱で見られるサスペンス
スリリングで展開も早く解りやすいので、気分転換にちょうど良かったです

以下ネタバレです⚠️

催眠術で沼に沈んでいく描写が何とも上手く映像で表現されていてゾッとしました
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.2

原作から大好きな大阪編
ひっかけ橋で荒れ狂う天狗の迫力、岡八郎のスーツなど忠実再現で興奮

クサイクサイと不気味な台詞を発する、般若とオカメの2人組も見たかった

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

バタフライ効果というものがある。
「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与える」というもの。

この映画では未知のエネルギー生成機を作動させることによって、偶発的に並行世界へ
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.8

テンポよく進むし1時間半でサクッと見れる。
限られたセットと登場人物で、濃厚なストーリー展開。
短いながらも起承転結がしっかりしているし、キャラ立ても良い。

平日仕事終わりに見るにはこれ位の尺が丁度
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.2

臨場感MAX!

NY市街地。両脇には崩れたビル、炎と黒煙の中現れた米軍。慌てて車の影に身を隠す。
真横で次々と行われる米軍のロケット砲。
戦車攻撃、頭上を掠める戦闘機の高音。

1人称でこんなに面白
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

サイコパスな彼の癖は、、
好きな人の生爪を剥がして収集すること。

人を意のままに操るという特殊な才能に恵まれたが故に、暴力的でサディスティックな彼の病は増幅していく。

監督は孤狼の血の白石和彌監督
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