hrdさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.2

 ホドロフスキーに捧ぐ。
 絶賛している人多いけど、なんかイマイチだった。色彩と構図へのこだわりが特に強い気がする。何考えているのか思考が分からないけど、一人一人のキャラは強い。特に元警官っていうおっ
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エデン、その後(1970年製作の映画)

2.9

 前半はモンドリアンモンドリアンしてるカフェが舞台で、学生たちが暇つぶしに演劇ごっこをしていたのに、途中から幻覚なのか演劇なのか現実なのか境界が曖昧となっていく、舞台は海や島。前半の演劇ごっこが後半と>>続きを読む

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

2.8

 なんて平和な世界なんだ。一層逆に悪役が出てくる作品とか、想像できないから見てみたさがあるかもしれない。
 キャラデザがとても良いなと思う。魔法使いでさえはっきりと違いが分かる。顔からしっかり者とか末
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.0

 キャラクター達は一切喋らないので、男女のナレーションが担当。女性は絵本だからこその読み聞かせのような喋り、男性はキャラクターの代弁でもあり第三者目線、お客さん目線でのツッコミの役割という感じ。
 誰
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囚われの美女(1983年製作の映画)

3.1

 こうスッと理解出来ないような作品はとても好きなのと同時に、こういう世界観を構築できることに嫉妬する。一度アラン・ロブ=グリエの頭の中を覗いてみたい。

 今作品で初めて知ったけど、ルネ・マグリットの
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

2.8

 一見登場人物みんな狂ってるように見えるけど、それぞれに背景があってそこに至るまでの思想とか経験とか考え方とか色々ある。
 ジェーンは絶対豊胸する必要ないでしょ、しかも普通に可愛いと思うよ、不細工役な
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.4

 ティモシーが髪型とか髪色とかファッションとかで、マシンガンケリーみがある。かかってる音楽の好みがあったり、ちょくちょく音楽要素が入ってくるのが良かったな。ドッケンのTシャツ着てたのがアツイ。
 サリ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.3

 アキ・カウリマスキかと思ってたら、アキ・カウリスマキなのね。わかりづらいし覚えづらい名前ですね。
 この監督の作品は、登場する人の職業はいつ首を切られてもおかしくない炭鉱夫とかスーパー店員とか工場作
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ファストフード店の住人たち(2019年製作の映画)

2.7

 I'm lovin' itならぬi’m livin’ it、タイトルが印象的。
 シングルマザーが過労死とか冷めるからやめてねー、と思ってたら本当にそうなっちゃった。少年のバイトに対してきつそうだか
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メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

3.6

 亡人の残した大金を求めて駆け引きをする人々を撮ったサスペンス風映像、男と女が追いかけっこをする映像、男性たちが二人で演奏する映像の三つが交互にうつるという構成の作品。
 追いかけっこしているのが現実
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.2

 冬になるとアダムスファミリーを見たくなる。
 今作もフェスター絡みで話が進行。アダムス家を標的にするの、勇気あるなぁデビー。赤ちゃんの頃から、ゴメズそっくりで、髭が既に生えてるコメディ感満載。

 
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.0

 ゲイリー・オールドマン目当てで視聴。ザ・タランティーノって感じの脚本。チンピラがいて、自由奔放な女がいて、薬物が出てきて、マフィアが出てきて、よく分からないけど印象に残る会話があれば、出来上がり。>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

3.2

 一度は見ておきたい、名作、いや迷作?サイコ映画。指のLOVEとHATEのタトゥーは有名。
 パウエルの行動が一々間抜けに感じる。ジョンとパールを追いかけて、そこで転けるか⁈というところでこけたり、手
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.3

 翔んで埼玉の似た雰囲気を感じる、尼崎ディスが酷いけど。野菜売りのおっちゃん、地味に可哀想。
 二人とも、自分に芯があるからいいし、建前とかではなく素で接してるのが好印象。
 桃子とイチゴが二人でケジ
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.3

 こっちのウォンカはジョニー・デップの方ほど人間嫌いではないのね。そこまでお金を使っては無いんだろうけど、溢れ出る手作り感がかえってよい。
 どうしても比較して話してしまうけど、ティム・バートン版のチ
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来る(2018年製作の映画)

2.4

 中島哲也と小松菜奈の組み合わせに惹かれて。ホラーというよりコメディだと思いながら、見ていた。ホラーとしたら評価低いけど、コメディとして見たら面白いと思う。マンションとか隠す気のないCG感がすごい。>>続きを読む

本日休診(1952年製作の映画)

3.0

 コメディタッチなんだけど、内容は結構ディープで、訪れる患者や登場する人物は強姦され心に傷を負った女性、戦争被害によって精神疾患を患った男性、博打依存、貧困で治療費を払えるか心配する女性など、この時代>>続きを読む

ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

3.1

 タランティーノや北野武を彷彿とする内容を独特の静止画に限りなく近い独特のタッチで構成されたアニメーション映画で、欲にまみれた 人間の末路を描いた作品。
 X線のような物を透視できる機能付きの眼鏡やギ
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デュエル(1976年製作の映画)

3.0

 昼間よりも夜の方が、外でよりも室内の方が、単純な室内よりも廊下とか地下道とかで撮っている方が魅力的だな。
 登場人物がごちゃごちゃで、この人誰だっけとなりながら視聴。訳の分からなさがここまで来ると清
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ラブホテル(1985年製作の映画)

3.5

 足立正生とか若松孝二とかもピンク映画撮ってたりして、あの時代の人間の下積みにピンク映画とかロマンポルノとかがあるの考えてみると面白いなー。
 是枝監督の「誰も知らない」だったかな、あれを見てた時にも
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

2.8

 ジェームズ・ディーンも知らなければデニス・ストックも知らないけれど、視聴。ジェームズ・ディーン、短命らしいのに20世紀最大のスターと言われているのすごいな。
 デニスの上司、良い人だな。デニスの成功
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ブリーダー(1999年製作の映画)

2.7

 ハネケみたいな音楽の使い方するじゃん。冒頭から登場人物の紹介しながら、イメージソング?好きな曲?を流すの面白いよね。音楽からどんな人か大体わかる感じ。全体的に赤い。開始早々にビデオを舐め回すように撮>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

2.8

 すごい世界観も凝ってるし、屋敷も丁寧に作り込まれている、エレベーターや地下などもすごい。しかし、美しいだけで、やたら散りばめられた様々な要素が結局何だったのか、分からないし、歪んだ兄弟愛であったり、>>続きを読む

少女〜an adolescent(2001年製作の映画)

3.6

 えっ、好き。連続でタトゥー・刺青関連の作品を視聴。
 そりゃそうだけど、今では珍しくなってきた手彫り。最高に痛そうで、エロい。要は傷口なのに、速攻で風呂に行かせるの鬼すぎる。よく考えてみれば、彫った
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

2.7

 アートとして自身の体を捧げるという大枠としては面白いけど、全体としてはイマイチかな。シリアの難民問題だったり、アートとは?、人権とは?と考えさせられる作品。
 主人公の背中のタトゥーに対して、オーク
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.0

 何だこの面白みに欠ける映画は。志磨遼平出てんじゃん。志磨遼平と小松菜奈を観て、ドレスコーズを聴くために見てたのかもしれない。小松菜奈はとても好きなのよ。
 でも私の好みと合わないだけで、単なる実写化
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ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

3.2

 とても良い映画でした。カオナシがとても好きで、時折カオナシのタトゥーを入れたくなるので、それ関連で知った作品。踊れないし、好きなわけではないのに、何故かニジンスキーとかも含めてバレエとかダンス関連の>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.2

 映画館で観たいなと思ってたけど、結局見れなかった映画。程よいテンションで見れるし、何回見ても退屈しない。
 独身男性ジョニーと彼の妹の子であるジェシーの話。ポールや妹を含めて、自然体というか人間とし
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西銀座駅前(1958年製作の映画)

3.0

 戦争から帰った後も、過去に囚われている男の話。PTSD気味。薬の宣伝なのかというほど、出てくるし、流れが完全にCMだった。所々、色々な役に扮してフランク永井が登場するのが、ちょっとツボ。
 命の危機
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.0

 知的障害のある弟ニックと、顔の良い兄コニー。コニーが機転もきくのに、なぜか失敗ばかりで、周りを不幸にしていく。使えるものや人はとことん使っていこうとする精神がすごい。
 共依存みたいに見えるけど、そ
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夏至物語(1992年製作の映画)

3.2

 オリジナルとリメイク両方視聴。
 オリジナル版
 最後の女の子の気になる相手(上田晋也)が一瞬出る以外、ずっと女の子だけ。だからこそ、トオルという彼氏の存在があるが、姿は見えないので、実は虚言なのか
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.2

 岩井俊二の作品は今まで色々観てきたけど、映画館で見たのは初めて。私含めて6人しかいないのは、何かのバグ?観終わった時、深夜だったのもあるけど映画館誰もいないし、街に人いなかったので何か退廃感を感じた>>続きを読む

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.1

 他の考えとか思想とか、所属する団体・環境などが正しいと思わざるを得なくしているの、カルト集団と大してやっていること変わらない。ある人にとっては加害者かも知れないけど、ある意味被害者でもある。本当に考>>続きを読む

ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.3

 ヤク中の神父というキャラが珍しいし、面白い。主人公のボブ、ドラッグ欲しさに薬局や病院を襲うんだけど、一種のスリルを求めているところに、病的さを感じた。
犬を飼ってはいけないとか、帽子をベッドに置いて
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

2.9

 何とも不器用で恋愛初心者みたいなごみ収集の男と、感情が表に出ない女の恋愛映画。どちらも社会的にみれば成功者ではないけれど、身の丈にあった金のあまり掛からないことでも良い、幸せと思えるところは好感。>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

2.8

 2階やそこらから飛び降りたところで死ねる訳ないけど、まぁ水で土がぬかるんでいて窒息で死んだということにしておこう。死んだのかは定かじゃないけど。岩井俊二が影響受けてそうと勝手に思っている。どうせ死ぬ>>続きを読む