がらがらどんさんの映画レビュー・感想・評価

がらがらどん

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正義の行方(2024年製作の映画)

4.0

結局のところ真実は藪の中。
ポスタービジュアルがそこを巧く突いたデザイン。

スケジュール的に今日観ることは決めていた。
そしてなんの因果か昨日再審請求棄却のニュース。
何が真実かは分からないけど、
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

いやそんな自由な刑務所あるかい!
死刑囚が独房じゃなくて待遇変わらんことあるかい!
とかツッコミながら観てたけど、
やはり、最後、泣かされてしまった。
『少年の君』とか『I am Sam』に通じるよう
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.8

1と0.999…は違う数字か同じ数字か。

うーん、たぶん1と0.999の間には
無限の数があるからきっと違うよね。

100%と99%は同じ確率ではないもんね。

観ててキツかったな。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

最初はキャラ芝居がくどく感じたんだけど
だんだんアニメみたいに観られるようになって、そこからはテンポも含めて最高だった。
低予算ながらこの面白さは凄い。
会話で飽きさせないディレクションでロケ地減らし
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

タスマニアに行ったことがある。
その観光特化の島は住むにはある種窮屈な島。
でもそれはただの舞台であり、
孤独は島のせいではないと思う。
地理的な話で言うと、ポートアーサーはタスマニアの中でも外れた地
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

二次元的な画面で進んでいくのが面白かった。
映るもの全てが可愛くておちゃめでハッピーなんだけど、ホロコーストを示唆してたりと、内容はなかなかハードだったりする。

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

内容も良かったんだけど、
そんなことはどうでもいいくらいに
エンディング流れた瞬間に血が沸騰した。

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.8

ジャンルをどう分ければ良いのか分からない名作。
カット割新しくて超良かった。

そしけ、最後に犬を見せまくってくれて感謝。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.1

脚本がうまい。

記憶をなくしてまた会って、惹かれ合って、その後どうなったのかはわからないけど、喧嘩しつつやり直せてればいいな。

案外途中で聞くのやめたテープの最後に、それでもやっぱ好き、とか入って
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

ビッグフィッシュとは、
誰も信じないホラ話。

奇天烈な人生(ビッグフィッシュ)を語っていた爺さんが、
死して他人にその人生を語られる=爺さん自身が物語(ビッグフィッシュ)になる。

綺麗なオチでした
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少年の君(2019年製作の映画)

4.4

全てが終わった後の警官の「眠いので寝ます」がもうダメだった。
ここで伏線回収するとは。

面会のプラ板ごしに顔が映る演出もベタながら良かった。
2カメで一連で撮ってたからすごく良かった。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.3

戦争に救いはないし、美談もない。

何回観るのやめようと思ったか…キツかった〜。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

老けたベンジャミンと幼いデイジーが同じ本を読むところから始まって、
それぞれの人生があって、
老けたデイジーが幼いベンジャミンに読み聞かせをして、
今際のデイジーに娘がベンジャミンの話を読み聞かせる。
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

-

承太郎役の人、啓太郎を彷彿とさせる芝居上手いな。
そんな承太郎がたっくんにファイズギア投げてくんの、めちゃアツかった。

市子(2023年製作の映画)

4.3

タイトルの重みたるや。

色んなタイミングのせいでもうどうにもならなかったんだと思うと、冒頭の涙が苦しい。

ただ、市子は可哀想であっても決して弱くない。
それを杉咲花マジックで可哀想に可哀想に見せる
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.6

スケールは大きいけどマジックというより魔法だった。
画の壮大さに騙されちゃいけない。
これが1番のトリック。

8 Mile(2002年製作の映画)

4.4

鬱屈からの解放!最高!Ride on!

俺はアレックスみたいな女には引っかからないからな!!!!!

トランスポーター(2002年製作の映画)

3.7

車とアクションのカッコ良さをこれでもかというくらいに詰めた93分。
これやったらカッコイイ、って思いついてもベタ過ぎてやらない事を全部やってて爽快だった。

にしても家にロケランぶち込んでくるマフィア
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

ブーメラン島から帰ってきての別れ際、2人は「またね」を連呼する。

駅のホームでの別れ際、去る竹ちゃんが「じゃあね」というのに対し送る久ちゃんは「またね」と返す。


ここまで分かりやすくスタンドバイ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.1

アレックスかっけ〜。
ほいで今でも通用するカット割、すごい。

そして何より『ゴッドファーザー』より『仁義なき戦い』より古いっていうのが信じらんない。
きっと色んな若者の人生を狂わせたんでしょう。

青の炎(2003年製作の映画)

3.8

あややの全盛期を知らない。
演技ヘッタクソだけど、
最後のシーンの顔はなんか思わず観てしまうというか、こういう部分がカリスマ的人気だった、んでしょうか?

ニノは今にも壊れそうで、
年相応で良かった。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

エンドロールも終わった後、
真っ黒な画面に響く縄跳びの音。
聾者が主人公でこの演出はちょっと凄い。

コロナに限らず、個人ではどうしようもならない災厄はたくさんある。
こんな風に閉じていった店やジムや
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

大学生が粉砕機に飛び込んで行ったところで笑い堪えらんなかった。

ほんでラストのリポーター、見覚えあると思ったら冒頭の中継とおんなじ人だった。
ラストが冒頭につながる、主犯の遺体は見つかっていない、と
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