saclingさんの映画レビュー・感想・評価

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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

リーマンショック直前のリアルな緊張感が描かれていて、手に汗握りぱなしの2時間だった
主人公はリーマンショックで儲けた側だが、出来事の負の側面にもしっかり言及していることや、現代への警鐘も鳴らしていてよ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

テンポよくストーリーも分かりやすくて面白い
仕事としてはなにも変わっていないのに、主人公の環境がどんどん変わっていく
「昇進の時期だ、全私生活が崩壊するよ」というセリフに、人生の主軸を問われている感じ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

前半はなんだか暗〜い映画と見ていたけれど、そういうことか!となってからとても面白かった
カメラを止めるな!と同じ構成で答え合わせができるのがわくわくする
ラストと主人公の両親が気になる
あとウィリアム
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.7

なにも考えずに観れて最高
ネタが多すぎるのに全ての伏線を回収しているからすごい

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

いろんな過去作品の要素が散りばめられていて楽しかった
描かれた世界観の節々がゾロアスター教を準えているのではないかと感じた
観終わってすぐは、あれ、なんだかよくわからなかったな…?と思ったけれど、場面
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

4.2

面白い
途中から2人が時間を本当に分け合っていることが、いつもギリギリになってわかる描写がよかった
タイムキーパーの過去をもう少し見たかった

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

まさしく漫画のあのままを映像にしたような映画だった
あっという間

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

2回観た
・緊張感の持たせ方が上手い
・細かい点は伏線回収できてなかったり、謎が残るが話はなかなか面白い
・スメル、について、自分も無意識に誰かの香りを避けたりすることがあり、少しハッとした
・なぜ顔
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

辛くとも、地道に一つ一つやり遂げた数学者の話。
努力が報われ何万もの命を救う英雄となっても、誰にも労ってもらえないその悲しさ、虚しさ、そして成し遂げたことの偉大さ、重大さが伝わってくる。

同性愛への
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.5

想像以上に面白かった。
沢山笑えて、しっかりうるうるさせてくれる。バランスの良い映画。
旅好きにとっては空港で働く人々が現実に想像できてとても面白い。真面目で不器用で人情溢れる主人公のキャラクターをき
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.4

大好きな世界観。本当は舞台である去年のうちに観たかった。
宮崎駿のOn Your Markを思い起こす。
赤ん坊の姿は鬼滅の刃に影響を与えたのか。

真っ直ぐで仲間思いな金田と、内なる部分を抑え込めな
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

想像以上に面白かった。
「人は過去が己を決めると思っているが、何をするかで決まる」素晴らしいセリフだ。彼方のアストラというSF系のジャンプ漫画作品にも同じような台詞があった。
何がその人を人間たらしめ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

恐ろしくも何故かわくわくしてしまう作品だった。どこからどこまでが彼の空想で現実なのか。現にこうした暮らしや世間の目線を味わっている人はごまんと居るだろう。
貧困、底辺から抜け出したくともそうさせない社
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.3

ストーリー的な結末は今一度腑に落ちなかった。
じわじわと迫る怖さが良い。水槽の壁をどんどんと突き破ろうとする演出はとても怖くてよかった。
古いアパートには住めないなと感じる。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2020年4月初旬に鑑賞
リアルとフィクションが混ざってしまうと感じるくらい現状と類似していた。
最初の感染者の女性が浮気をしてたと彼女の死後知り、生き残ってしまった旦那さん。病が蔓延し誰が感染者が分
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映像美。伊豆の静子の家で、テーブルにいっぱいの花の上に横たわるシーンが美しい。太宰が花火に映り狂った幻想を見るシーンには引き込まれる。画面いっぱいに回る風車たちは、うる星やつらビューティフルドリーマー>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たいと思っていて、漸く鑑賞。どこかにありそうな話。こういう貧しい暮らしをしている人達がいるだろうと考えながらも、現実には軽蔑の目で見てしまうことがあったり、その実態を知ろうとしていないことに気>>続きを読む

ラスト・サンライズ(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

初めて観た中国SF。すべてのエネルギーを太陽で担っていたり、未来の話にしてはやや古臭い表現だなと感じる部分もあった。物語は至ってシンプルでヒヤヒヤする場面も多い。希望の地を目指した男は、目標寸前で死ん>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

4.0

中国語で鑑賞。
上手くいきそうで上手くゆかない歯痒さが青春の情景を如実に表している。
ラストシーンでは泣いてしまった。
ポニーテールは尊い。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.1

笑える要素がたくさんあって楽しく観れた。会話がわざとらしくなくて親近感がわく。クリスマスの愛のお話というイメージだったが、見始めるとホームレス、裏社会、違法在留外国人などいろんな社会問題が描かれており>>続きを読む

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